マツダのライトウェイトオープンスポーツ「ロードスター」は、「人馬一体」を体現するスポーツカーとして、国内外のクルマ好きから熱烈な支持を集めています。世界で最も売れているライトウェイトオープンスポーツとして知られ、中古車市場においても根強い人気を誇るモデルです。では、ロードスターのリセールバリューは実際どれほどの水準なのでしょうか?
この記事では、グレード別の残価率をもとに、リセールに強い仕様や特徴、高く売却するためのポイントまで、ロードスターの資産価値について詳しく解説していきます。
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ロードスターとは

ロードスターは、2015年に登場したマツダのオープン2シータースポーツカーです。現在は4代目を意味する型式名「ND」まで発売され、1989年の初代以来受け継がれてきた「人馬一体」の走りをさらに洗練させた一台となっております。
軽量・コンパクトな設計とFRレイアウトが生み出す素直なハンドリングは、クルマ好きから高い評価を受け続けています。現在は1.5Lソフトトップと2.0Lリトラクタブルハードトップ(ロードスターRF)の2ラインアップが展開されており、こうした個性豊かなモデル構成と際立つ走行性能が、リセールバリューの高さにも直結しています。
グレードと年式別にみるロードスターのリセール率

リセールバリューを左右する要因のひとつが、年式とグレードです。リセールバリューとは、購入した車を売却する際にどれだけ価値が残っているかを示す指標で、例えば新車を300万円で購入し3年後に240万円で売却できた場合、リセール率は80%となります。ロードスターは全体的に残価率が高く、マツダ車の中でも特に値落ちしにくいモデルとして知られていますが、グレード・年式・走行距離などによって差が出るのも事実です。ここでは年式別の残価率について詳しく解説していきます。
2023年式(3年落ち)
| グレード | シフト | 新車価格 | 平均買取価格 | リセール率 |
| NR-A | 6MT | 284.3万円 | 227万円 | 79.8% |
| Sスペシャルパッケージ | 290.6万円 | 251万円 | 86.3% | |
| Sレザーパッケージ | 325.7万円 | -万円 | -% | |
| RS | 342.2万円 | 311万円 | 90.9% | |
| Sスペシャルパッケージ | 6AT | 302.1万円 | 256万円 | 84.7% |
| Sレザーパッケージ | 337.2万円 | -万円 | -% |
2023年式ロードスターのリセールバリューは、全体的に非常に高い水準を維持しています。中でも6MT仕様の「RS」は90.9%と全グレード中トップを記録しており、走行性能重視のスポーツグレードとして中古市場でも高い評価を得ています。「Sスペシャルパッケージ(6MT)」も86.3%、「Sスペシャルパッケージ(6AT)」も84.7%と続いており、全体的にロードスターは高いリセール率を維持しています。「NR-A」は79.8%とやや控えめですが、競技用途モデルとしては納得感のある水準です。なお、「Sレザーパッケージ」はMT・ATともにデータが取得できていないため今回の比較からは除外しています。全体として、ロードスターは年式を問わず資産価値の落ちにくいスポーツカーといえるでしょう。
2021年式(5年落ち)
| グレード | シフト | 新車価格 | 平均買取価格 | リセール率 |
| NR-A | 6MT | 275.5万円 | -万円 | -% |
| Sスペシャルパッケージ | 281.8万円 | 217万円 | 77% | |
| Sレザーパッケージ | 316.9万円 | 238万円 | 75.1% | |
| RS | 333.4万円 | 275万円 | 82.5% | |
| Sスペシャルパッケージ | 6AT | 293.3万円 | 240万円 | 81.8% |
| Sレザーパッケージ | 328.4万円 | -万円 | -% |
2021年式ロードスターのリセールバリューは、全体的に2023年式と比べるとやや落ち着いた水準となっています。中でも「RS」はリセール率82.5%と全グレード中トップを記録しており、年式が経過しても高い人気を維持しています。続く「Sスペシャルパッケージ(6AT)」は81.8%、「Sスペシャルパッケージ(6MT)」は77.0%、「Sレザーパッケージ」は75.1%と続いており、グレードによって一定の差が見られます。なお、「NR-A」および「Sレザーパッケージ(6AT)」はデータが取得できていないため今回の比較からは除外しています。走行距離1万〜5万kmの条件下でも、特にMTモデルの「RS」が高いリセール率を維持しており、中古市場におけるロードスターの底堅い人気がうかがえます。
2019年式(7年落ち)
| グレード | シフト | 新車価格 | 平均買取価格 | リセール率 |
| S | 6MT | 260.1万円 | 149万円 | 57.3% |
| NR-A | 275.5万円 | -万円 | -% | |
| Sスペシャルパッケージ | 281.8万円 | 188万円 | 66.7% | |
| Sレザーパッケージ | 316.9万円 | -万円 | -% | |
| RS | 333.4万円 | 191万円 | 57.3% | |
| Sスペシャルパッケージ | 6AT | 293.3万円 | 188万円 | 64.1% |
| Sレザーパッケージ | 328.4万円 | 201万円 | 61.2% |
2019年式ロードスターのリセールバリューは、年式の経過に伴い落ち着いた水準となっています。最も高いのは6MT仕様の「Sスペシャルパッケージ」で、リセール率66.7%を記録。続いて6AT仕様の「Sスペシャルパッケージ」が64.1%、「Sレザーパッケージ(6AT)」が61.2%と、ATモデルが比較的安定した数値を維持しています。「S」と「RS」はともに57.3%と同水準となっており、グレード間での大きな差は見られません。なお、「NR-A」および「Sレザーパッケージ(6MT)」はデータが取得できていないため今回の比較からは除外しています。走行距離3万〜7万kmの条件下では全グレードが60%前後の水準となっており、年式相応の落ち着いたリセール状況といえるでしょう。
おすすめのグレードは?

ロードスターのリセール傾向を踏まえたおすすめグレードは「RS(6MT)」です。2023年式で90.9%、2021年式でも82.5%と年式を問わず全グレード中トップのリセール率を維持しており、資産価値の高さが大きな魅力となっています。スポーツカーとしての走行性能と高いリセールバリューを両立できる点が最大の強みといえるでしょう。
一方、ATモデルを希望するなら「Sスペシャルパッケージ(6AT)」がおすすめです。2023年式で84.7%、2021年式でも81.8%と安定した数値を維持しており、扱いやすさとリセールバリューを兼ね備えた選択肢といえます。
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安定したリセールの理由

ロードスターのリセールバリューが高い水準を維持している理由は、以下の点が挙げられます。
JDMとしての海外需要の高さ
ロードスターのリセールを支える大きな要因のひとつが、海外での強い需要です。「JDM」として右ハンドルのライトウェイトオープンスポーツを求めるファンが英国・オーストラリア・ニュージーランドなどで根強く存在しており、特に1.5LソフトトップのMT仕様は輸出ルートを持つ業者の査定で国内相場を上回るケースもあります。2.0LのロードスターRFも海外市場で高い評価を受けており、スポーツカーとしての完成度が世界的に認められていることが国内の中古車相場を下支えする重要な役割を果たしています。
指名買い
ロードスターはスポーツカーの中でも特に「指名買い」が多いモデルです。「次もロードスターに乗りたい」というリピーターや、MTで走りを楽しみたいという明確な目的を持った購入者が中古市場を支えており、需要が非常に安定しています。マツダのワンメイクレースやモータースポーツ用途としての実需もあり、NR-AグレードやMT仕様はサーキット派から継続的な引き合いがあります。日本車でMTスポーツが年々減少するなかで、「手頃な価格帯のFRライトウェイトMTスポーツ」という希少なポジションを確立していることが、中古市場での高値維持に直結しています。
高値で売却するには

ここでは、リセールに影響するオプションやカラーを紹介していきます。
おすすめのカラー
- ソウルレッドクリスタルメタリック
- スノーフレイクホワイトパールマイカ
- ジェットブラックマイカ
ボディカラーはリセールバリューに大きく影響するポイントのひとつです。業者オークションのデータによると、ソウルレッドクリスタルメタリックがロードスターのイメージカラーとして国内外を問わず非常に高い人気を誇り、指名買いも多いことから査定額でプラス評価が期待できる筆頭カラーです。スノーフレイクホワイトパールマイカやジェットブラックマイカも流通量が多く、買い手がつきやすいカラーとして安定した相場を形成しています。
「マシーングレープレミアムメタリック」や「ポリメタルグレーメタリック」は個性的なカラーとして人気がある一方、好みが分かれやすく相場が伸びにくい傾向にあります。リセールを優先するなら、ジェットブラックマイカ・プラチナクォーツメタリック・スノーフレイクホワイトパールマイカから選ぶことが有効です。
オプション選び
- BOSEサウンドシステム
- セーフティパッケージ
- エアロパーツ
オプション装備もリセールを左右する重要な要素です。後から付け替えができないメーカーオプションは特に価値が落ちにくく、査定額に直結しやすいため、装備選びがリセールに大きく影響します。
「BOSEサウンドシステム」はロードスター専用設計の9スピーカーシステムで、査定でプラスになりやすい筆頭オプションです。
「セーフティパッケージ」も安全装備として需要が高く、プラス評価が期待できます。
「純正エアロパーツ」も社外品と異なり査定でプラスになりやすい装備です。
一方、社外カスタムパーツは査定に乗りにくいことが多く、純正状態に近い車両ほど高値がつきやすい傾向にあります。売却を見据えるなら、純正オプションを中心に選ぶことが賢明です。
海外の輸出を検討
ロードスターを高く売却するためには、輸出ルートを持つ業者を選ぶことが重要です。右ハンドルのライトウェイトオープンスポーツとして海外でも人気が高く、輸出前提の査定では国内相場より高値がつくケースがあります。特に英国・ニュージーランド・シンガポールなどでは低走行・純正度の高い個体への需要が旺盛です。ディーラー下取りでは輸出相場が反映されにくいため、複数の買取業者に見積もりを依頼し、輸出ルートを持つ業者の査定も必ず比較することをおすすめします。また、走行距離が増える前の早めの売却がリセール面では有利なため、乗り換えを検討し始めたら早めに相場を確認しておくことが大切です。
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まとめ

ロードスターは、全体的に高いリセールバリューを維持しており、資産性の高い一台であることが分かります。特に「MT仕様であること」がリセール面での重要条件であり、同じグレードでもATとの差は年数とともに広がっていきます。
また、海外での安定した需要や指名買いの多さ、JDM車としての希少性が中古相場の底堅さを支えており、これはランドクルーザーのような大型SUVとはまた異なる形でのリセール力といえます。
購入時にグレード・カラー・オプションを慎重に選び、売却時は輸出ルートを持つ業者も含めて複数社で査定を比較することで、将来的な損失を抑えながらカーライフを楽しむことができるでしょう。
今回の記事が、ロードスターの売買を検討している方の参考になれば幸いです。
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引用・参考
https://car-resale-value.com/roadster-resale-value
https://www.goo-net.com/catalog/MAZDA/ROADSTER
https://www.junku.com/album/mazda/roadster.html
https://www.qsha-oh.com/historia/article/nd-roadstar-resale-value
