CX-5

マツダのミドルサイズSUV「CX-5」は、洗練されたデザインと上質な走りで幅広い層から支持されているロングセラーモデルです。2026年5月には新型CX-5が販売開始され、約9年ぶりのフルモデルチェンジとして大きな注目を浴びています。

また、近年では国内外で高い評価を受け、中古車市場でもその価値が注目されています。本記事では、CX-5のリセール率や購入時のポイントなどを詳しく解説します。購入検討中の方や売却を考えている方に役立つ情報をお届けします。

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CX-5とは

CX-5

CX-5は、スタイリッシュなデザインと優れた走行性能、安全性能を兼ね備えたミドルサイズSUVです。外観は「魂動デザイン」による流麗で力強いフォルムが特徴で、インテリアも上質感があり、細部にまでこだわって仕上げられています。走行面では、しっかりとしたハンドリングと高い安定性を実現しており、街乗りから高速走行まで快適に運転できます。エンジンはガソリンとディーゼルが用意されており、静粛性や燃費性能にも優れています。また、先進の運転支援システム「i-ACTIVSENSE」を搭載し、安全性も高い水準を維持しています。CX-5は、日常使いはもちろん、レジャーや長距離ドライブにも対応できるバランスの取れた一台です。

グレードと年式別にみるCX-5の残価率

CX-5

CX-5のリセールバリューを左右する要因のひとつは、年式とグレードです。所有期間中にどれほどの価値が残るかは、将来的な資産価値に直結します。

リセールバリューとは、購入したものを再販する際の価値を示します。例えば、新車を300万円で購入し、3年後に240万円で売却できた場合、残価率は80%となります。

車を購入する際に残価率の高い車両を選べば、購入価格が多少高くても、高く売ることができれば、所有していたトータル期間の出費が抑えられたということになります。

ここでは、CX-5のリセールバリューについて、年式やグレード別に残価率を含めて詳しく紹介します。

2年落ち(2024年)

燃料グレード新車価格買取相場残価率
ガソリン20S iセレクション281万円
20S ブラックセレクション314万円
20S レトロスポーツエディション342.6万円268万円78.2%
20S フィールドジャーニー352万円274万円77.8%
25S スポーツアピアランス358.2万円250万円69.8%
ディーゼルXD iセレクション312.9万円
XD ブラックセレクション345.9万円254万円73.4%
XD レトロスポーツエディション374.5万円255万円68.0%
XD フィールドジャーニー383.9万円227万円59.1%
XD スポーツアピアランス390万円248万円63.6%
XD エクスクルーシブモード399.4万円228万円57.1%
※走行距離は未使用〜3万km

CX-5は、2年落ちでも高いリセールバリューを維持している点が大きな魅力です。ガソリン車では「20Sレトロスポーツエディション」が新車価格342.6万円に対し買取相場268万円、残価率78.2%と高水準を記録しています。「20Sフィールドジャーニー」も77.8%、「25Sスポーツアピアランス」も69.8%と安定した数値を示しています。ディーゼル車では、「XDブラックセレクション」が73.4%、「XDレトロスポーツエディション」が68.0%、「XDスポーツアピアランス」が63.6%と、ガソリン車に引けを取らないリセールを確保しています。一方、「XDフィールドジャーニー」は59.1%、上級グレードの「XDエクスクルーシブモード」は57.1%とやや控えめな水準です。なお、「20S iセレクション」「20Sブラックセレクション」「XD iセレクション」はデータが取得できていないため今回の比較からは除外しています。グレードによって多少の差はあるものの、CX-5は総じてリセールに優れたSUVといえます。

3年落ち(2023年)

燃料グレード新車価格買取相場残価率
ガソリン20S スマートエディション290.9万円234万円80.4%
20S ブラックトーンエディション323.9万円273万円84.3%
20S フィールドジャーニー352万円346万円98.3%
20S レトロスポーツエディション342.6万円256万円74.7%
25S スポーツアピアランス358.1万円237万円66.2%
ディーゼルXD スマートエディション322.8万円195万円60.4%
XD ブラックトーンエディション355.8万円220万円61.8%
XD スポーツアピアランス390万円228万円58.5%
XD エクスクルーシブモード399.4万円236万円59.1%
XD レトロスポーツエディション374.5万円261万円70.0%
XD フィールドジャーニー383.9万円222万円57.8%
※走行距離は1万〜5万km

CX-5は、3年落ちになってもなお高いリセールバリューを維持しています。ガソリン車では「20Sフィールドジャーニー」が残価率98.3%という驚異的な数値を記録しており、「20Sブラックトーンエディション」も84.3%、「20Sスマートエディション」も80.4%と高水準を維持しています。ディーゼル車では「XDレトロスポーツエディション」が70.0%とトップで、その他のグレードも55〜62%台で続いています。2年落ち時点と比べグレード構成は変化していますが、年式を経てもガソリン・ディーゼルともに高いリセール水準を維持している点は変わらず、CX-5の資産価値の高さを物語っています。

5年落ち(2021年)

燃料グレード新車価格買取相場残価率
ガソリン20S267.8万円
20S プロアクティブ290.9万円181万円62.2%
25S290.9万円
25S プロアクティブ314万円
25S Lパッケージ320.1万円166万円51.9%
25T Lパッケージ351.4万円
ディーゼルXD299.7万円
XD プロアクティブ322.8万円164万円50.8%
XD スマートエディション302.5万円160万円52.9%
XD ブラックトーンエディション336万円182万円54.1%
XD Lパッケージ352万円180万円51.1%
XD エクスクルーシブモード380万円196万円51.6%
※走行距離は3万〜7万km

CX-5の5年落ちモデルは、グレードによって買取相場や残価率に差がありますが、全体的にリセール率はやや低めの傾向にあります。ガソリン車では「20Sプロアクティブ」が残価率62.2%と比較的高い水準を維持していますが、「25S Lパッケージ」は51.9%とやや控えめです。ディーゼル車では「XDブラックトーンエディション」が54.1%で最も高く、その他のグレードもおおむね50%台で並んでいます。以上のように、5年経過したCX-5はグレード差はありますが、総じてリセール率は50〜60%台に落ち着いており、購入時は長期的な維持費も考慮した検討が必要です。

7年落ち(2019年)

燃料グレード新車価格買取相場残価率
ガソリン20S257万円168万円65.3%
20S プロアクティブ280.2万円167万円59.6%
25S279.7万円
25S Lパッケージ301.8万円154万円51.0%
25S プロアクティブ302.9万円158万円52.2%
25T Lパッケージ332.6万円160万円48.1%
25T エクスクルーシブモード365万円
ディーゼルXD288.3万円129万円44.7%
XD プロアクティブ311.5万円140万円44.9%
XD Lパッケージ333.1万円158万円47.4%
XD エクスクルーシブモード365.5万円174万円47.6%
※走行距離は5万〜9万km

CX-5の7年落ちモデルは、グレードによって買取相場や残価率に差がありますが、全体的にリセール率は5年落ちと比べてさらに低めの傾向にあります。ガソリン車では「20S」が残価率65.3%と最も高く、「20Sプロアクティブ」が59.6%、「25Sプロアクティブ」が52.2%、「25S Lパッケージ」が51.0%と続いています。ディーゼル車では「XDエクスクルーシブモード」が47.6%で最も高いものの、いずれも40%台に留まっています。このように、7年経過したCX-5はガソリン・ディーゼルともに全体的に価値が下がるため、購入や売却の際にはグレードごとの残価率の差をよく把握しておくことが重要です。

おすすめのグレードは

CX-5

CX-5のリセールバリューを年式別に見ると、一貫して高い評価を得ているのが「20S」系のガソリングレードです。2年落ち〜3年落ちでは「20Sフィールドジャーニー」が77.8%〜98.3%、「20Sレトロスポーツエディション」も74.7%〜78.2%と非常に高い数値を記録しており、7年落ちになっても「20S」が65.3%を維持するなど、年式を問わず安定した残価率を保っています。

一方、ディーゼル車は新車価格が高い分、ガソリン車よりリセール率がやや低めに出る傾向があります。その中では「XDレトロスポーツエディション」「XDブラックトーンエディション」が各年式で比較的高い水準を維持しており、ディーゼルを選ぶ場合の有力な候補といえます。

最上級グレードの「XDエクスクルーシブモード」は新車価格が高いぶん残価率は控えめですが、7年落ちでも47.6%を維持するなど、年式が経過しても底堅さを見せています。

リセールバリューを重視するなら、ガソリンの「20S」系グレードが最もおすすめです。新車価格に対して買取相場が落ちにくく、長期的に見ても資産価値を維持しやすい選択肢といえるでしょう。

ガソリンのリセール率が高い理由

CX-5のガソリンモデルが高いリセール率を維持している背景には、海外輸出市場の動向が関係しています。

ガソリンモデルは主にUAEを経由してアフリカ方面へ再輸出されるルートを持っており、こうした需要が国内相場を支える要因のひとつとなっています。ただし、近年は中東情勢の影響でUAE向けの輸出が停滞気味となっており、ガソリンモデルの相場もやや弱含みの傾向が見られます。

一方、ディーゼルモデルはケニア方面への輸出需要があるものの、現地の規制により初度登録から7年以内の車両が対象となりやすく、輸出可能な期間に限りがあります。

加えて、ディーゼルは新車価格自体がガソリンより高めに設定されているため、リセール率という観点ではガソリンモデルに及びにくい傾向があります。こうした要因が重なり、CX-5においてはガソリンモデルの方が相対的に高いリセール率を維持しやすい構造となっています。

購入時に意識するべきポイント

CX-5

ここでは、リセールに影響するオプションやカラーを紹介していきます。

人気カラーを選択

CX-5でリセールバリューの高いカラーは「スノーフレイクホワイトパールマイカ」です。平均相場より高く取引されることが多く、中古市場でも圧倒的な人気を誇るため、リセール重視なら最有力候補といえます。「ポリメタルグレーメタリック」も評価が高く、ブラック系より良い相場で取引される傾向にあります。

「ジェットブラックマイカ」は安定した人気色で平均水準をキープする無難な選択ですが、「ソウルレッドクリスタルメタリック」は個性的な分好みが分かれやすく、相場は平均より安くなるケースもあります。将来的な売却を視野に入れるなら、ホワイト系やグレー系を選ぶのが賢明です。

オプション選び

CX-5でリセールバリューを高めるオプションとして注目されるのが、「電動スライドガラスサンルーフ」「BOSEサウンドシステム」「地上デジタルTVチューナー」の3点です。これらはいずれも後付けができないメーカーオプションであり、新車購入時にしか選べない装備のため、中古車市場では装着車の評価が高く、買取価格にも大きく影響します。リセールを意識するなら、これらのオプションを選んでおくことをおすすめします。

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まとめ

CX-5

マツダCX-5は洗練されたデザインと高い走行性能が支持され、人気のミドルサイズSUVです。年式を問わずガソリンの「20S」系グレードが高いリセール率を維持しており、特に3年落ちの「20Sフィールドジャーニー」は残価率98.3%という驚異的な数値を記録しています。ディーゼル車なら「XDレトロスポーツエディション」「XDブラックトーンエディション」が比較的安定したリセールを誇ります。リセールを意識したカラーは「ロジウムホワイトプレミアムメタリック」が最有力で、「ジェットブラックマイカ」も無難な選択といえます。また、「BOSEサウンドシステム」「電動スライドガラスサンルーフ」「地上デジタルTVチューナー」は新車時のみ選択可能なメーカーオプションで、装着車は中古市場で高評価です。これらを踏まえ、用途や予算に合ったグレードと装備選びが重要です。

今回の記事が、CX-5の売買を検討している方の参考になれば幸いです。

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