アウトランダーPHEV

三菱 アウトランダーは、ガソリンモデルからPHEV(プラグインハイブリッドEV)へと進化を遂げたミドルサイズSUVです。現行モデルはPHEV専用車として販売されており、優れた環境性能と力強い走行性能を兼ね備えたモデルとして高い人気を集めています。一方、販売終了となったガソリンモデルも、中古車市場では4WDの上級グレードや特別仕様車を中心に安定した需要があり、現在でも一定のリセールバリューを維持しています。また、現行PHEVは残価率60%を超えるグレードもあり、SUVの中でも比較的高い資産価値を保っている点が特徴です。

本記事では、アウトランダーおよびアウトランダーPHEVの最新リセール相場を年式・グレード別に比較するとともに、リセールが高いグレードの特徴や、将来の売却で損をしないためのポイントについて詳しく解説します。

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アウトランダーとは 

三菱 アウトランダーは、実用性と走行性能を兼ね備えたミドルサイズSUVです。広い室内空間や高い走破性が評価され、ファミリー層からアウトドアユーザーまで幅広い人気を集めています。

従来は2.0L・2.4Lのガソリンモデルが展開されていましたが、現在はPHEV(プラグインハイブリッドEV)専用モデルへ移行しています。現行のアウトランダーPHEVは、優れた環境性能と力強い走行性能を両立しており、中古車市場でも高い人気を維持しています。グレードによっては高いリセールバリューを誇ることも特徴です。

グレードと年式別に見るアウトランダーのリセール率

リセールバリューを左右する要因のひとつは、年式とグレードです。所有期間中にどれほどの価値が残るかは、将来的な資産価値に直結します。

リセールバリューとは、購入した車を売却する際にどれだけ価値が残っているかを示す指標です。例えば、新車を100万円で購入し、3年後に80万円で売却できた場合、リセール率は80%となります。

ここではアウトランダーのリセールバリューについて、年式やグレード別にリセール率を含めて詳しく紹介します。

2025年式(1年落ち) 

種類グレード名定員新車価格買取相場残価率
PHEVM5名529.4万円
G591.0万円
P634.4万円397万円62.6%
Pエグゼクティブパッケージ662.5万円42764.5%
※走行距離は未使用~2万km

2025年式のアウトランダーPHEVでは、「P エグゼクティブパッケージ」が最も高い残価率を記録しています。新車価格662.5万円に対し、平均買取相場は427万円で、残価率は約64.5%となっており、最も高い水準です。

次いで高かったのは「P」で、残価率は約62.6%となっています。上級グレードならではの充実した装備や高い商品力が評価され、中古車市場でも安定した需要を維持しています。

一方、「M」「G」グレードは流通台数が少なく、十分な買取データを確認できませんでした。全体としては、上位グレードほどリセールバリューが高い傾向にあり、アウトランダーPHEVは2025年式でも安定した資産価値を維持していることが分かります。

2023年式(3年落ち) 

種類グレード名定員新車価格買取相場残価率
PHEVM5名484.1万円
G518.0万円278万円53.6%
ブラックエディション526.7万円330万円62.7%
G7名527.1万円292万円55.4%
P570.5万円319万円55.9%
ブラックエディション535.9万円336万円62.7%
※走行距離は3万km~9万km

2023年式(3年落ち・走行距離3万~9万km)のアウトランダーPHEVでは、「ブラックエディション」が最も高い残価率を記録しています。5人乗り・7人乗りともに新車価格に対して平均買取相場は330~336万円となり、残価率は約62.7%と高い水準を維持しています。

次いで高かったのは「P」で、残価率は約55.9%です。また、7人乗りの「G」は約55.4%、5人乗りの「G」は約53.6%となっており、いずれも安定したリセールバリューを維持しています。

一方、「M」グレードは流通台数が少なく、十分な買取データを確認できませんでした。全体としては、特別仕様車の「ブラックエディション」が特に高いリセールを誇り、標準グレードも50%台半ばの残価率を維持するなど、2023年式アウトランダーPHEVは中古車市場で安定した評価を受けていることが分かります。

2021年式(5年落ち) 

種類グレード名新車価格買取相場残価率
PHEVP532万円289万円54.3%
G436.4万円199万円45.6%
Gプラスパッケージ463.7万円165万円35.5%
Gプレミアムパッケージ499.1万円
Sエディション529.4万円
※走行距離は3万km~9万km

2021年式(5年落ち・走行距離3万~9万km)のアウトランダーPHEVでは、「P」が最も高い残価率を記録しています。新車価格532万円に対し、平均買取相場は289万円で、残価率は約54.3%と高い水準を維持しています。

次いで高かったのは「G」で、残価率は約45.6%です。一方、「Gプラスパッケージ」は平均買取相場165万円、残価率約35.5%となっており、上位グレードと比較するとやや低い結果となりました。

なお、「Gプレミアムパッケージ」と「Sエディション」は流通台数が少なく、十分な買取データを確認できませんでした。全体としては、「P」が高いリセールバリューを維持している一方で、グレードによって残価率に差が見られる結果となっています。

2019年式(7年落ち) 

燃料グレード名駆動方式新車価格買取相場残価率
PHEVG4WD423.1万円145万円34.3%
Gリミテッドエディション386.7万円151万円39.0%
Gプラスパッケージ450.0万円154万円34.2%
Gプレミアムパッケージ490.1万円
Sエディション519.8万円148万円28.5%
ガソリン20MFF267.6万円
20G285.7万円146.3万円51.2%
ブラックエディション294.6万円156万円52.9%
20Gプラスパッケージ308.7万円
24M4WD294.8万円156万円52.9%
24G312.7万円184.8万円59.0%
ブラックエディション321.6万円
24Gプラスパッケージ335.9万円176.1万円52.4%
※走行距離は3万km~9万km

2019年式(7年落ち)のアウトランダーは、ガソリン車とPHEVで残価率に大きな差が見られます。ガソリン車では「24G(4WD)」が残価率59.0%と最も高く、「ブラックエディション(FF)」と「24M(4WD)」が52.9%、「24Gプラスパッケージ(4WD)」が52.4%、「20G(FF)」が51.2%と続いています。

一方、PHEVでは「Gリミテッドエディション(4WD)」が39.0%で最も高く、「G」が34.3%、「Gプラスパッケージ」が34.2%、「Sエディション」が28.5%となっています。

このように、7年経過したアウトランダーはガソリン車の方が高いリセールを維持しており、特に4WDの上級グレードや特別仕様車が中古車市場で高く評価される傾向があります。

2017年式(9年落ち) 

燃料グレード名駆動方式新車価格買取相場残価率
PHEVM4WD365.9万円
Gセーフティパッケージ397.3万円110万円27.7%
Gナビパッケージ432.5万円111万円25.7%
Gプレミアムパッケージ468.1万円116万円24.8%
Sエディション478.9万円141万円29.4%
ガソリン20GFF253.8万円
20Gセーフティパッケージ266.9万円92.3万円34.5%
20Gナビパッケージ299万円96.8万円32.3%
24G4WD283.2万円
24Gセーフティパッケージ296.2万円90.6万円30.5%
24Gナビパッケージ328.4万円101.6万円30.9%
※走行距離は5万km~10万km

2017年式(9年落ち)のアウトランダーは、全体的に残価率が低下する傾向にあるものの、一部のPHEVグレードは比較的高いリセールを維持しています。PHEVでは「Sエディション」が新車価格478.9万円に対し平均買取相場141万円で最も高く、残価率は約29.4%となっています。

続いて「Gプレミアムパッケージ」が約24.8%、「Gナビパッケージ」が約25.7%、「Gセーフティパッケージ」が約27.7%と、いずれも20%台後半の水準です。

ガソリン車では「20Gセーフティパッケージ」が残価率34.5%と最も高く、「20Gナビパッケージ」が32.3%、「24Gナビパッケージ」が30.9%、「24Gセーフティパッケージ」が30.5%と続いています。

なお、「M(PHEV)」「20G(FF)」「24G(4WD)」は流通台数が少なく、十分な買取データを確認できませんでした。このように、9年経過したアウトランダーは全体的に残価率が30%前後まで低下する一方、装備が充実したグレードは比較的高いリセールバリューを維持しています。

おすすめのグレードは?

リセールバリューを重視してアウトランダーを選ぶなら、現行モデルでは「P エグゼクティブパッケージ」と「P」がおすすめです。2025年式では「P エグゼクティブパッケージ」の残価率が64.5%、「P」が62.6%と高水準を維持しており、上位グレードほど中古車市場で高く評価される傾向があります。

また、2023年式では「ブラックエディション」が残価率62.7%と最も高く、特別仕様車ならではの装備や希少性がリセールの高さにつながっています。中古車で狙う場合は、ブラックエディションも有力な選択肢といえるでしょう。

一方、中古車でガソリンモデルを購入するのであれば、「24G(4WD)」がおすすめです。7年落ち時点でも残価率59.0%とガソリンモデルの中で最も高く、高いリセールバリューを維持しています。また、「ブラックエディション(FF)」や「24Gプラスパッケージ(4WD)」も残価率が50%を超えており、リセールを重視する方に適したグレードといえるでしょう。

リセールが高いグレードの特徴

アウトランダーでリセールが高いグレードには、上位グレードであることと特別仕様車であることという共通点があります。現行PHEVでは「P エグゼクティブパッケージ」や「P」が高い残価率を維持しており、先進安全装備や上質な内装、快適装備が充実していることから、中古車市場でも高い評価を受けています。

また、「ブラックエディション」のような特別仕様車もリセールが高い傾向にあります。専用デザインのエクステリアや装備の充実により、新車・中古車ともに人気が高く、標準グレードよりも資産価値が落ちにくいのが特徴です。

ガソリンモデルでは4WDの上級グレードが高く評価される傾向があり、「24G(4WD)」は7年落ちでも高い残価率を維持していました。アウトランダーはグレードによってリセールに差が出やすいため、将来の売却を見据えるのであれば、装備が充実した上位グレードや人気の特別仕様車を選ぶことがおすすめです。

アウトランダーを高く売るコツ

走行距離が増える前に売却する

走行距離は査定価格を左右する重要なポイントの一つです。一般的に走行距離が少ない車ほど高く評価され、距離が増えるほど査定額は下がる傾向があります。

特に10万kmを超えると、部品の劣化やメンテナンス費用を考慮され、査定額が大きく下がるケースも少なくありません。売却を検討している場合は、走行距離が大きく伸びる前に査定を受けることで、より高値で売却できる可能性があります。

純正オプションはそのままにする

電動パノラマサンルーフは中古車市場でも人気が高く、査定アップにつながりやすいメーカーオプションです。一方、ルーフレールやDynamic Sound Yamaha Ultimate(Pエグゼクティブパッケージでは標準装備)は、リセールよりも使い勝手や快適性を重視したい方におすすめの装備といえます。

なお、フロアマットやディーラーナビ、社外アルミホイールは査定への影響が比較的小さいため、リセールを重視する場合はメーカーオプションを優先して選ぶのがおすすめです。

複数社で査定を比較する

アウトランダーは販売店によって査定額に差が出やすい車種です。SUV専門店や4WDに強い買取店では高額査定となるケースもあるため、複数社で比較することが重要です。

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まとめ

アウトランダーは、ガソリンモデル・PHEVともに中古車市場で安定した人気を誇るSUVです。特に現行のPHEVモデルは残価率60%を超えるグレードも多く、高いリセールバリューを維持しています。一方、ガソリンモデルも販売終了後も一定の需要があり、4WDの上級グレードを中心に高い資産価値を保っている点が特徴です。

また、PHEVでは「P エグゼクティブパッケージ」や「P」といった上位グレード、特別仕様車の「ブラックエディション」が高いリセールを記録しています。ガソリンモデルでも「24G(4WD)」や「ブラックエディション」など、装備が充実したグレードや人気仕様は中古車市場で評価されやすく、グレード選びが将来の売却価格に大きく影響する傾向があります。

アウトランダーを購入する際は、初期費用だけでなく将来的な売却まで見据え、リセールの高い上位グレードや特別仕様車を選ぶことがポイントです。購入時にグレード選びを意識することで、数年後の売却時にも資産価値を維持しやすくなるでしょう。

今回の記事が、アウトランダーの購入・売却を検討している方の参考になれば幸いです。

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