ハイエース

トヨタ ハイエースは、その頑丈な作りと圧倒的な信頼性から、国内外問わず高い人気を誇るロングセラーのバンです。新車での購入はもちろん、中古市場でも常に高い需要があり、リセールバリューが非常に高いことで知られています。本記事では、ハイエースの年式・グレード別の傾向、高く売れる理由、さらにはより高値で売却するためのポイントまで詳しく解説していきます。

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ハイエースについて

ハイエース

ハイエースは、1967年の登場以来、国内外で高い評価を受け続けているロングセラーのワンボックスカーです。主に商用車として活用されており、荷物の積載性に優れたバンタイプや、多人数の送迎に適したワゴンタイプなど、用途に応じた多彩なバリエーションが用意されています。頑丈なボディと信頼性の高いエンジンを備えており、長距離走行や過酷な使用環境にも耐えるタフさが特長です。また、日本国内だけでなく海外でも非常に人気があり、特にアジアやアフリカ諸国では中古車の輸出需要が非常に高いことでも知られています。そのため、新車・中古車を問わずリセールバリューが高く、事業者から個人ユーザーまで幅広く支持されています。

グレードと年式別にみるハイエースの残価率

ハイエース

ハイエースのリセールバリューを左右する要因のひとつは、年式とグレードです。所有期間中にどれほどの価値が残るかは、将来的な資産価値に直結します。

リセールバリューとは、購入したものを再販する際の価値を示します。例えば、新車を300万円で購入し、3年後に240万円で売却できた場合、残価率は80%となります。

車を購入する際に残価率の高い車両を選べば、購入価格が多少高くても、高く売ることができれば、所有していたトータル期間の出費が抑えられたということになります。

ここでは、ハイエースのリセールバリューについて、年式やグレード別に残価率を含めて詳しく紹介します。

2025年式(1年落ち)

形状グレード排気量新車価格買取価格リセール率
ワゴンGLガソリン 2.7L321.1万円352万円109.6%
GL 4WDガソリン 2.7L352万円374万円106.2%
グランドキャビンガソリン 2.7L375万円385万円102.6%
グランドキャビン 4WDガソリン 2.7L406万円410万円100.9%
バンロングDXガソリン 2.0L260.4〜263.7万円265万円101.7~100.4%
ロングスーパーGLガソリン 2.0L316.6万円353万円111.4%
ロングスーパーGLディーゼル 2.8L391万円383万円97.9%
スーパーGL ダークプライムⅡガソリン 2.0L330.1万円335万円101.5%
スーパーGL ダークプライムⅡ(4WD)ガソリン 2.7L384.5万円370万円96.2%
スーパーGL ダークプライムⅡディーゼル 2.8L390.9万円374万円95.6%
スーパーGL ダークプライムⅡ(4WD)ディーゼル 2.8L421.1万円399万円94.7%
※走行距離は未使用〜2万km

2025年式(1年落ち)のハイエースも高いリセールバリューを維持しています。特に注目すべきは「バン ロングスーパーGL(ガソリン 2.0L)」で、新車価格316.6万円に対し平均買取価格353万円、リセール率は111.4%と全グレードの中でもトップクラスの水準です。ワゴンでは「GL」が109.6%、「GL 4WD」も106.2%と高い資産価値を維持しており、「グランドキャビン」も102.6%、「グランドキャビン 4WD」も100.9%と新車価格を上回る買取相場となっています。一方、ディーゼル車は「ロングスーパーGL」が97.9%、「スーパーGL ダークプライムⅡ」は95%前後とガソリン車に比べるとやや落ち着いた水準ですが、いずれも高い需要を背景に安定したリセール率を維持しています。

2023年式(3年落ち)

形状グレード排気量新車価格買取価格リセール率
ワゴンDXガソリン 2.7L290.4万円289.5万円99.6%
GLガソリン 2.7L319万円335.8万円105.2%
GL 4WDガソリン 2.7L349.9万円378.4万円108.1%
グランドキャビンガソリン 2.7L372.9万円370万円99.2%
バンDX(ロング)ガソリン 2.0L254.7〜263.7万円198.6万円77.9~75.3%
DX(ロング)ディーゼル 2.8L313.3〜323.4万円243.9万円77.8~75.4%
DX(4WD)ディーゼル 2.8L330.9〜349.1万円269.4万円81.4~77.1%
DX(ロング・4WD)ディーゼル 2.8L344.9〜354.3万円250.4万円72.6~70.6%
スーパーGL(4WD)ディーゼル 2.8L405.7万円311.4万円76.7%
スーパーGL ダークプライムⅡガソリン 2.0L328.1万円306.2万円93.3%
スーパーGL ダークプライムⅡ(ロング・4WD)ガソリン 2.7L382.5万円350.4万円91.6%
スーパーGL ダークプライムⅡディーゼル 2.8L388.9万円346.6万円89.1%
スーパーGL ダークプライムⅡ(ロング)ディーゼル 2.8L402.4万円366.7万円91.1%
スーパーGL ダークプライムⅡ(4WD)ディーゼル 2.8L419.1万円358.3万円85.4%
※走行距離は1万〜5万km

2023年式(3年落ち)のハイエースは、3年が経過しても高いリセールバリューを維持しています。特にワゴンモデルの人気が高く、「GL 4WD」は新車価格349.9万円に対し平均買取価格378.4万円、リセール率108.1%と新車価格を上回る水準を記録しています。また、「GL」も105.2%と高い資産価値を維持しており、「DX」は99.6%、「グランドキャビン」も99.2%と新車価格に近い買取相場となっています。一方、バンタイプでは「スーパーGL ダークプライムⅡ」のガソリンモデルが93.3%、ガソリン4WDが91.6%、ディーゼルモデルも89~91%台と比較的高いリセール率を維持しています。対してDX系グレードは70~80%台が中心となっており、ワゴン系や上級グレードとのリセール率には差が見られます。

2021年式(5年落ち)

形状グレード排気量新車価格買取価格リセール率
ワゴンGLガソリン 2.7L315万円277.2万円88%
GL 4WDガソリン 2.7L345.9万円350.2万円101.2%
グランドキャビンガソリン 2.7L370.1万円408.1万円110.2%
バンDX(ロング)ガソリン 2.0L251.8〜260.8万円176.4万円70~67.6%
DXディーゼル 2.8L295.1〜313.4万円196.9万円66.7~62.8%
DX(ロング・4WD)ディーゼル 2.8L340.5〜349.3万円212万円62.2~60.6%
スーパーGLガソリン 2.0L310.6万円248.8万円80.1%
スーパーGLディーゼル 2.8L368.5万円249万円67.5%
スーパーGL(4WD)ディーゼル 2.8L399.5万円254.7万円63.7%
スーパーGL ダークプライムⅡガソリン 2.0L324.1万円291.6万円89.9%
スーパーGL ダークプライムⅡディーゼル 2.8L381.9万円295.5万円77.3%
スーパーGL ダークプライムⅡ(ロング)ディーゼル 2.8L396.3万円305.3万円77%
スーパーGL ダークプライムⅡ(4WD)ディーゼル 2.8L412.9万円335.9万円81.3%
※走行距離は3万〜7万km

2021年式(5年落ち)のハイエースは、現在でもグレードによって高いリセールバリューを維持しています。特にワゴンの「グランドキャビン」は新車価格370.1万円に対し平均買取価格408.1万円、リセール率110.2%と新車価格を上回る水準です。「GL 4WD」も101.2%とプラスリセールを維持し、依然として高い人気を誇ります。一方、「GL」は88.0%とやや落ち着いた水準で、バンタイプでは「スーパーGL ダークプライムⅡ」のガソリンモデルが89.9%と最も高く、DX系グレードは60~70%台が中心となっています。

2019年式(7年落ち)

形状グレード排気量新車価格買取価格リセール率
ワゴンGLガソリン 2.7L310.5万円285.4万円91.9%
GL 4WDガソリン 2.7L341.4万円291.6万円85.4%
グランドキャビンガソリン 2.7L367.3万円278.2万円75.7%
グランドキャビン 4WDガソリン 2.7L398.3万円255.2万円64%
バンDX(ロング)ガソリン 2.0L233.5〜259.4万円137.6万円58.9~53%
DXディーゼル 2.8L291.5〜312.5万円128.5万円44~41.1%
DX(ロング)ディーゼル 2.8L308.4〜318.6万円163.9万円53.1~51.4%
スーパーGLガソリン 2.0L302.9万円169.7万円56%
スーパーGL(4WD)ディーゼル 2.8L393.9万円253万円64.2%
スーパーGL ダークプライムⅡガソリン 2.0L319.8万円213.1万円66.6%
スーパーGL ダークプライムⅡディーゼル 2.8L379.7万円276.5万円72.8%
スーパーGL ダークプライムⅡ(4WD)ディーゼル 2.8L410.7万円297.1万円72.3%
※走行距離は3万km~9万km

2019年式(7年落ち)のハイエースは、7年が経過してもワゴン系グレードを中心に比較的高いリセールバリューを維持しています。特に「ワゴン GL」は新車価格310.5万円に対し平均買取価格285.4万円、リセール率91.9%と高水準を記録しています。一方、「GL 4WD」は85.4%、「グランドキャビン」は75.7%、「グランドキャビン 4WD」は64.0%と、グレードによって差が見られます。バンタイプでは「スーパーGL ダークプライムⅡ」ディーゼルモデルが72.8%、4WD仕様も72.3%と比較的高い資産価値を維持している一方、DX系グレードは40~50%台が中心となっており、上級グレードとのリセール率の差が大きくなっています。

2016年式(10年落ち)

形状グレード排気量新車価格買取価格リセール率
ワゴンDXガソリン 2.7L270.6万円140.9万円52%
GLガソリン 2.7L296.4万円198.4万円66.9%
GL 4WDガソリン 2.7L326.8万円228.6万円69.9%
グランドキャビンガソリン 2.7L352.2万円214.3万円60.8%
バンDXガソリン 2.0L199〜234.7万円107.5万円54~45.8%
DXディーゼル 3.0L257.1〜286.1万円111.8万円43.4~39%
スーパーGLガソリン 2.0L285.6万円156.2万円54.6%
※走行距離は5万km~13万km

2016年式(10年落ち)のハイエースは、登場から約10年が経過した現在でも、ワゴンモデルを中心に一定のリセールバリューを維持しています。特にワゴン「GL 4WD」は新車価格326.8万円に対し平均買取価格228.6万円、リセール率69.9%と最も高い水準を記録しています。「GL」も66.9%と比較的高い資産価値を維持しており、「グランドキャビン」は60.8%、「DX」は52.0%となっています。バンタイプでは「スーパーGL」が54.6%と最も高く、DXガソリン車は45~54%台、DXディーゼル車は39~43%台が中心です。10年落ちとなると全体的にリセール率は低下するものの、ワゴン系上級グレードは依然として比較的高い相場を維持しています。

おすすめグレード

ハイエースワゴン

ハイエースを購入するうえでリセールバリューを重視するなら、「ワゴン GL」または「ワゴン GL 4WD」がおすすめです。ワゴンモデルは年式が古くなっても比較的高いリセール率を維持しており、特にGL系グレードは中古市場でも安定した人気があります。積雪地域やアウトドアでの使用を想定するなら、需要の高い4WD仕様を選ぶことで将来的な売却時も有利になりやすいでしょう。また、バンタイプを選ぶ場合は「スーパーGL ダークプライムⅡ」がおすすめです。DXグレードよりも装備が充実しているうえ、中古車市場での人気も高く、リセール率も比較的高い傾向にあります。購入後の資産価値を重視する方は、これらのグレードを選ぶことで満足度の高いカーライフが期待できます。

購入時に意識するべきポイント

ハイエース

少しでもリセールバリューを上げたい方は、以下のようなことを意識することが大切です。

人気カラーを選択

ハイエースといえば、白いボディを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。実際に、中古車市場でもリセールバリューが高いのは白系のカラーです。中でも、やや光沢感のあるパール系の「ホワイトパールクリスタルシャイン」が特に人気を集めています。次いで人気なのが黒系のボディカラーですが、白に比べて傷や汚れが目立ちやすいため、やや評価が下がる傾向にあります。また、シルバーも傷や汚れが目立ちにくいことから、安定した需要があります。

オプション選び

ハイエースで人気の装備には、純正ナビやパワースライドドアなどがあります。ただし、こうした装備があるからといって、価格が大きく変動することはあまりありません。というのもハイエースは業務用として使用されることが多く、快適装備よりも車両の状態そのものが重視されるためです。ただ一方で、買取後に個人向けの乗用車として再販売されるケースでは、これらの装備がプラス評価につながることもあります。

ハイエースのリセールバリューが高い理由

ハイエースバン

ハイエースのリセール率が高い理由は以下のことが挙げられます。

業務目的で使用される

ハイエースは、荷物の運搬や人員の移動などを目的とした業務用車両として利用されることが多い車です。新車で購入しても、日常の業務中に汚れやキズ、へこみがつくことは珍しくなく、それならば最初から中古車を選んだ方が合理的だと考える人も多くいます。そのため、中古市場での人気が高いのが特徴です。また、一般的な中古車市場ではキズやへこみがある車は敬遠されがちですが、ハイエースの場合は業務に支障がなければ十分と判断されることも多く、多少の外装ダメージがあっても大きな減点にはつながりにくい傾向があります。

海外市場でも需要がある

ハイエースはアジアや中東、アフリカをはじめ、世界150カ国以上で販売されています。トラックと同様のラダーフレーム構造を採用しており、非常に頑丈な作りが特徴です。そのため、未舗装の道路を走ったり長距離を移動したりするような過酷な環境でも壊れにくく、海外で広く支持されています。

日本国内では、初年度登録から10年が経過し走行距離が10万kmを超えるとリセールバリューが大きく下がる傾向にあります。しかし、国内での需要が減っても海外市場には根強い需要があり、ハイエースの価値は高いまま維持されているのです。

モデルチェンジまでの期間が比較的長い

ハイエースのリセールバリューが高い理由のひとつに、モデルチェンジの頻度が低いことが挙げられます。一般的な車はおよそ4~6年ごとにモデルチェンジが行われ、その際には旧モデルの価値が大きく下がる傾向があります。

しかし、ハイエースの現行モデルである200系は、2004年の登場以来、ほぼ20年間大きな仕様変更がありません。大幅なモデルチェンジがないため、中古車としても受け入れやすく、年式が古くなっても高い価値を保ち続けているのです。

ハイエースの売却タイミング

ハイエースバン

ハイエースをできるだけ高く売却したい場合は、マイナーチェンジが行われる前のタイミングが最適です。マイナーチェンジ後は旧型の扱いになるため、リセールバリューが下がりやすくなります。ハイエースはおおよそ3~5年のサイクルで改良が加えられる傾向があるため、その周期を意識することが重要です。マイナーチェンジが行われた直後に購入し、次回の変更が発表される前に売却することで、高いリセールを狙うことができるでしょう。

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まとめ

ハイエース

ハイエースは、優れた耐久性と実用性を兼ね備えたロングセラーモデルであり、国内外で高い需要を維持していることから、中古車市場でもトップクラスのリセールバリューを誇ります。特に1~3年落ちでは新車価格を上回る買取価格となるグレードも多く、年式が経過してもワゴン「GL」や「GL 4WD」、バン「スーパーGL ダークプライムⅡ」などは比較的高い資産価値を維持しています。

また、海外での輸出需要や長期間フルモデルチェンジが行われていないことも、高いリセールを支える大きな要因です。購入時はホワイトパールクリスタルシャインなどの人気カラーを選び、車両コンディションを良好に保つことで、売却時の査定アップも期待できます。さらに、マイナーチェンジ前のタイミングで売却すれば、より高値で手放せる可能性が高まります。

将来的な資産価値を重視するなら、「ワゴン GL」「ワゴン GL 4WD」「スーパーGL ダークプライムⅡ」といった人気グレードを選ぶのがおすすめです。用途に合ったグレードを選択することで、満足度の高いカーライフと高いリセールバリューの両立が期待できるでしょう。

今回の記事が、ハイエースの売買を検討している方の参考になれば幸いです。

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引用・参考