ノート

国内コンパクトカーの中でも根強い人気を誇る日産「ノート」。優れた燃費性能とe-POWERならではの上質な走りで幅広い層から支持されていますが、いざ売却を検討すると気になるのが「リセールバリュー(下取り・買取価格)」です。この記事では、ノートのグレード・年式別のリセール傾向から、リセールが伸び悩む理由、購入時に意識したいポイント、そして少しでも高く売却するためのコツまで、中古車売買のプロの視点でわかりやすく解説していきます。ノートの購入や売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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ノートとは

ノートは、日産を代表するBセグメントのコンパクトカーで、2005年の初代登場以来、国内市場で幅広い世代に支持されてきたベストセラーモデルです。

発電用エンジンとモーターを組み合わせた独自のハイブリッドシステム「e-POWER」を搭載し、優れた燃費性能と電気自動車のような静かで力強い走りを両立しているのが特徴で、街乗りからアクティブな使い方まで幅広いニーズに応える一台となっています。コンパクトカーながら先進安全装備も充実しており、初めての一台としても人気の高いモデルです。

リセールバリューから計算するグレード別残価率

リセールバリューを左右する要因のひとつは、年式とグレードです。

リセールバリューとは、購入した車を売却する際にどれだけ価値が残っているかを示す指標です。例えば、新車を100万円で購入し、3年後に80万円で売却できた場合、リセール率は80%となります。

ここではノートのリセールバリューについて、年式やグレード別にリセール率を含めて詳しく紹介します。

2025年式(1年落ち)

グレード名新車価格買取相場残価率
X232.8万円159万円68.3%
X FOUR261.4万円164万円62.7%
オーテック クロスオーバー279.7万円-万円
オーテック クロスオーバー FOUR310.8万円-万円
※走行距離は未使用〜2万km

ノートの1年落ちは、コンパクトカーとして中程度の残価率を維持しており、「X」グレードが68.3%、「X FOUR」が62.7%と、査定額とのバランスが取れやすい傾向がうかがえます。一方、「オーテック クロスオーバー」「オーテック クロスオーバー FOUR」は相場情報が不足しておりますが、流通台数の少なさが今後のリセールに影響する可能性があります。

全体として、1年落ちは6割台後半という残価率を維持しており、伸び悩む傾向が伺えます。

2023年式(3年落ち)

グレード名新車価格買取相場残価率
S203.4万円100万円49.2%
X221.1万円123万円55.6%
X FOUR246.9万円142万円57.5%
オーテック254.3万円145万円57.0%
オーテック クロスオーバー257.6万円146万円56.7%
オーテック クロスオーバー FOUR283.4万円172万円60.6%
※走行距離は1万〜5万km

ノートの3年落ちは、1年落ちと比べて残価率は下がるものの、グレード間で見ると比較的安定した水準を保っています。最も高いのは「オーテック クロスオーバー FOUR」の60.6%で、「X FOUR」も57.5%と4WDグレードが上位を占めているのが特徴です。一方、ベーシックな「S」は49.2%と唯一50%を下回っており、差がやや広がっています。全体として、3年落ちでも5割台後半を維持するグレードが多く、上位グレードや4WD仕様は比較的資産価値を維持しやすい傾向がうかがえます。

2021年式(5年落ち)

グレード名新車価格買取相場残価率
S202.9万円85万円41.8%
S FOUR228.8万円99万円43.3%
X218.6万円94万円43.0%
X FOUR244.5万円119万円48.7%
オーテック250.4万円122万円48.7%
オーテック クロスオーバー253.7万円137万円54.0%
オーテック FOUR276.3万円143万円51.8%
※走行距離は3万〜7万km

ノートの5年落ちは、全体的に残価率が40%台まで低下し、グレード間の差もより明確になっています。最も高いのは「オーテック クロスオーバー」の54.0%で、上位仕様やFOURグレードが軒並み48%以上を維持しているのに対し、「S」は41.8%と最も低い水準にとどまっており、装備が充実したグレードほど値落ちが緩やかな傾向が続いていることがうかがえます。全体として、5年落ちでは4割台が目安となり、グレード選びがリセールに与える影響がより顕著になってきます。

2019年式(7年落ち)

グレード名新車価格買取相場残価率
ニスモ216.1万円68万円31.5%
X155.2万円38万円24.5%
X DIG-S179.9万円47万円26.1%
X FOUR177.2万円43万円24.3%
e-パワー メダリスト239.6万円56万円23.4%
e-パワー メダリスト ブラックアロー246.9万円59万円23.9%
e-パワー メダリスト FOUR261.6万円71万円27.1%
e-パワー X205.9万円52万円25.3%
e-パワー X シーギアリミテッド231.2万円51万円22.1%
e-パワー X ブラックアロー215.3万円52万円24.2%
e-パワー X FOUR227.9万円65万円28.5%
e-パワー X Vセレクション219.6万円60万円27.3%
e-パワー オーテック230.6万円62万円26.9%
e-パワー ニスモ253.4万円77万円30.4%
e-パワーニスモ S272.1万円91万円33.4%
※走行距離は5万〜10万km

ノートの7年落ちは、残価率が20%台まで大きく低下し、5年落ちまでとは一線を画す水準となっています。その中でもスポーティな「e-パワー ニスモ S」が33.4%、「ニスモ」が31.5%と、ニスモ系グレードが上位を占めているのが特徴です。一方、「e-パワー X シーギアリミテッド」は22.1%と最も低く、標準的なXグレードも24〜25%台にとどまっています。7年落ちの時点でもニスモ系の底堅さが際立っており、スポーティグレードは長期的なリセールでも他グレードと比較して優位性を保ちやすい傾向がうかがえます。

2016年式(10年落ち)

グレード名新車価格買取相場残価率
ニスモ209.4万円42万円20.1%
ニスモ S232.8万円60万円25.8%
メダリスト198.5万円21万円10.6%
メダリスト X162.7万円22万円13.5%
メダリスト X FOUR184.3万円22万円11.9%
X149.5万円17万円11.4%
X DIG-S173.8万円20万円11.5%
X DIG-S Vセレクション+セーフティⅡ188.3万円19万円10.1%
X FOUR171.1万円17万円9.9%
X Vセレクション+セーフティⅡ165.1万円21万円12.7%
e-パワー メダリスト224.4万円39万円17.4%
e-パワー X195.9万円32万円16.3%
※走行距離は7万〜13万km

ノートの10年落ちは、残価率が10%台前半まで大きく低下し、標準グレードとニスモ系との差が一段と顕著になっています。「ニスモS」が25.8%、「ニスモ」が20.1%と2割台を維持している一方、標準的な「X」系グレードは9.9〜13.5%程度にとどまり、1割前後が目安となっています。e-POWER搭載グレードも16〜17%台と、ガソリン標準グレードより高い水準を保っています。10年落ちでもニスモ系の底堅さが際立っている印象です。

おすすめのグレードは?

リセールを重視するなら、現行モデルでは「オーテック クロスオーバー」や4WD仕様の「FOUR」グレードが狙い目です。1年落ちでは「X」が68.3%と比較的高水準を記録し、3年落ちでも「オーテック クロスオーバー FOUR」が60.6%と、上位グレードや4WD仕様は装備の充実度も相まって、ノートの中でも評価が高い傾向にあります。

一方、中古車での購入も視野に入れるなら「ニスモ」系グレードもおすすめです。ニスモは現行モデルでは販売されていませんが、7年落ちで31.5〜33.4%、10年落ちでも20.1〜25.8%と、他グレードより高い残価率を長期にわたって維持しています。

リセールが伸び悩む理由

ノートは高い人気を誇る一方で、コンパクトカー市場ならではの理由からリセールが伸び悩みやすい側面もあります。ここではその理由を解説していきます。

競合の強さ

国内コンパクトカー市場には、トヨタ「ヤリス」やホンダ「フィット」など、燃費性能や価格帯で競合する人気モデルが数多く存在します。同クラス内での選択肢が豊富なため、中古車市場でも需要が分散しやすく、特定モデルへの人気集中が起こりにくい構造があります。こうした競合の強さが、ノート単体でのリセール水準を押し上げにくくしている一因といえるでしょう。

e-POWERの特性

ノートの魅力であるe-POWERは発電用エンジンとモーターを組み合わせた独自機構であるため、修理やメンテナンスに専門知識を要する場合があります。バッテリーや駆動用モーターといった主要部品の経年劣化に対する不安から、年式が古くなるにつれて中古車市場での評価がやや慎重になりやすい傾向があります。この機構特有の維持コストへの懸念が、リセールバリューに影響を与えることがあります。

購入時に意識するポイント

ここでは購入時に意識したい3つのポイントを紹介します。

人気のグレードを選ぶ

中古車市場では、装備のバランスが良く流通量も多い人気グレードが評価されやすい傾向にあります。あまりに特殊な仕様やグレードは購入層が限定されやすく、売却時に買い手を見つけにくくなる場合があります。購入時には、将来的な需要の広さも意識してグレードを選ぶことが、リセールバリューを保つポイントの一つです。

人気カラーを選択

ボディカラーは中古車査定において意外と大きな影響を持つ要素です。ホワイトやブラックといった定番人気カラーは幅広い層に受け入れられやすく、売却時にも需要が安定しています。一方で個性的なカラーは好みが分かれやすく、買い手を見つけるまでに時間がかかることもあります。将来の売却を見据えるなら、汎用性の高い人気カラーを選んでおくのが無難です。

オプション選び

ノートを購入する際は、将来のリセールも見据えたオプション選びが重要です。純正のナビゲーションシステムや先進安全装備、快適装備などは中古車市場でも評価されやすく、査定時にプラスに働きやすい傾向があります。

一方で個性的すぎる社外パーツやカスタムは好みが分かれやすく、購入層を狭めてしまう可能性があるため注意が必要です。将来的な売却を意識するなら、汎用性の高い純正オプションを選んでおくのがおすすめです。

高値で売却するには

ここでは、ノートを高値で売却する方法を紹介していきます。

売却時期を見極める

車の価値は年式や走行距離の経過とともに徐々に下がっていくため、売却するタイミングは査定額に大きく影響します。特に車検のタイミングや、モデルチェンジの発表前後は価格が変動しやすいため注意が必要です。走行距離が大きく伸びる前や、需要が高まりやすい時期を見極めて売却することで、より高い評価を得やすくなります。

国外への販路を持つ業者に買取を依頼する

ノートはタンザニアやチリ、キプロス、アメリカ、スリナムといった国に輸出されやすい傾向があります。こうした海外市場では日本製コンパクトカーの燃費性能や耐久性への評価が高く、国内相場よりも高い査定額を提示してもらえるケースがあります。国内向けの買取店のみで判断せず、海外への販路を持つ業者にも査定を依頼することで、より納得感のある価格での売却につながる可能性があります。

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ノートの購入をお考えの方は、ぜひカババをチェックしてみてください。

まとめ

ノートは、優れた燃費性能とe-POWERならではの上質な走りで国内コンパクトカー市場において根強い人気を誇るモデルです。一方で、競合車種の多さやe-POWER特有の維持コストへの懸念から、リセールが伸び悩みやすい側面もあります。将来の売却まで見据えるなら、人気グレードや人気カラー、汎用性の高いオプションを選ぶことがポイントです。あわせて、売却時期の見極めや海外販路を持つ業者への査定依頼を意識することで、より納得感のある価格での売却につながるでしょう。今回の記事が、ノートの購入・売却を検討している方の参考になれば幸いです。

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引用・参考

https://www.goo-net.com/catalog/NISSAN/NOTE

https://chukosha-data.jp/note-kaitori-souba