クラウンスポーツ

トヨタ クラウンスポーツのリセールバリューは今後どうなるの? 市場動向を徹底解析

トヨタの新しいフラッグシップモデル「クラウンスポーツ」が2023年11月に登場しました。高級感とスポーティさを兼ね備えたこのモデルは、クラウンの伝統を引き継ぎながらも、よりダイナミックでエモーショナルなデザインが特徴です。洗練された内外装と、先進的な技術を搭載し、スポーツカーらしい走行性能を追求しつつ、クラウンならではの快適性を実現しています。

本記事では、クラウンスポーツのリセールバリューについて詳しく解説します。

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各グレードのカタログ

クラウンスポーツ

現在、クラウンスポーツには「SPORT Z」「SPORT RS」の2種のグレードに、「SPORT RS」をベースとした特別仕様車の計3グレードがあります。クラウンスポーツのグレードごとに比較をしていきます。


グレード

SPORT Z

SPORT RS
SPORT RS ザ リミテッド-マットメタル(特別仕様)
排気量2487cc2487cc2487cc
ドア数555
シフトCVTCVTCVT
駆動方式4WD4WD4WD
定員5名5名5名
燃費(WLTC)21.3km/l20.3km/l20.3km/l
車両重量1810kg2030kg2030kg
全長×全幅×全高4720×1880×1565mm4720×1880×1570mm4720×1880×1570mm
価格590万円765万円820万円

「SPORT RS」はリチウムイオンバッテリーを搭載しており、「SPORT Z」と比べて車両重量が約220kg重くなっており、燃費も1km/L程度劣ります。全高は、ほんの少し上がり1565mmから1570mmになっています。

また、価格差は「SPORT Z」と「SPORT RS」で175万円、「SPORT RS」と「SPORT RS ザ リミテッド-マットメタル」で55万円、「SPORT Z」と「SPORT RS ザ リミテッド-マットメタル」で230万円とかなりの価格差があります。そのため、上位グレードのリセール率が下がる可能性があります。

グレードごとの特徴

クラウンスポーツ

ここでは、クラウンスポーツのグレードの違いをご紹介します。それぞれの特徴を比較しながら、ライフスタイルや好みに合わせて最適なモデルを選択しましょう。

SPORT Z

SPORT Zは、クラウンスポーツの中で最も購入しやすい価格設定になっています。2.5L直列4気筒DOHCエンジンにバイポーラ型ニッケル水素電池を採用した2.5Lハイブリッドシステムにより、最高出力は172kW(234ps)で力強い走行性能と低燃費を両立しています。

内装は、ブラックとサンドブラウンの2色から選べ、シートは本革のスポーティシートとなっております。さらに、助手席の肩口に運転席から操作できるパワーシートスイッチが配置されています。

外装は、グロスブラック仕上げのアルミホイールに存在感のある太めの10本スポークがデザインされています。

SPORT RS

SPORT RSは、ハイブリッドシステムをベースにフロントモーターを高出力・高トルクにして51Ahのリチウムイオンバッテリーを採用し最高出力225kW(306ps)とパワフルになっています。フル充電で最大約90kmのEV走行が可能になり、普通充電では約3.5〜5.5時間(200V/16〜30A)、急速充電なら約38分で80%まで満充電できます。

内装は、ブラック&センシュアルレッドの1色のみで、シートは本革のスポーツシートになっております。

また、パワーシートスイッチは配置されていませんが、SPORT Zにはないパドルシフトが標準装備されています。

外装は、マットブラック仕上げのアルミホイールに、SPORT Zより少し細い10本のスポークのデザインとなっております。

SPORT RS ザ リミテッド-マットメタル

こちらは、2024年10月に発売された特別仕様車でクラウンの専門店である「THE CROWN」専用の仕様となります。SPORT RSのエンジンをベースとし、ボディーカラーはマット塗装で手入れを楽にする特殊表面処理「TMコート」を採用した「マットメタル」、インテリアカラーには上質な存在感をそっと際立たせる「ブラックラスター」となっています。

さらに3本スポークのステアリングホイールには、ステアリングスイッチ周辺に「ウォームスティール」、スポークに「ダークグレーメタル」、ステッチに「ライトグレー」を採用しています。その他にも、オプションのデジタルキーを標準装備しているので専用アプリを使えば、スマートフォンがそのままクルマのキーとして機能します。

現在のリセール率は

クラウンスポーツ

当年~1年

グレード新車価格平均買取価格リセール残価率
当年SPORT Z590万円610万円103.3%
1年SPORT Z590万円603万円102.2%

※走行距離は当年で未使用~5千㎞以下、走行距離は1年で未使用~2万㎞以下になります。

クラウンスポーツは、発売から約1年半とまだ日が浅いため、参考資料は少ないものの、スタンダードグレードでも100%を超える高いリセールバリューを誇っています。

今後のリセール率は

車を購入する際の重要な判断基準として5年後のリセールバリューが挙げられます。

一般的に、車は購入から5年が経過すると、新車時の価格の50~70%程度のリセール率になることが多いです。クラウンスポーツは高級SUVとしてのブランド価値が高いため、比較的高いリセールバリューが期待できます。ただし、実際の査定額はグレードやオプション、走行距離、車両のコンディションなどによって左右されます。

クラウンスポーツを購入する際、リセールを意識するならどのグレードより有利かを事前に把握しておくことが重要となります。

狙い目のグレードは

クラウンスポーツ

現在の中古市場の傾向を考えると、リセールバリューの面では「SPORT Z」グレードが最も有利とされています。SPORT Zは装備が充実していながら価格が抑えられ、クラウンスポーツの中でエントリーグレードに位置しているため、中古車市場での安定した人気が見込まれます。

一方で、「SPORT RS」は新車価格が高いため、売却時に価格差が大きくなりやすい傾向にあります。ただし、スポーツ性能を重視する層からの支持が厚く、場合によってはプレミア価格が付くことも考えられます。特に特別仕様車が発売された際には、短期間での売却で高値取引がされる可能性があります。

リセール率を高めるには

クラウンスポーツ

オプション装備や人気カラーはリセールバリューにも影響を与え、査定額を引き上げてくれるポイントになります。しかし、社外製のパーツを多数装着していると査定額が下がることもあるので注意が必要です。購入時に適切なオプションを選ぶことで、将来の売却時により高い評価が得られる可能性が高まるでしょう。

パノラマルーフ

パノラマルーフは前席から後席まで広がり、心地よい開放感を演出します。さらに、遮光性に優れた電動ロールシェードが直射日光を遮り、開閉時には挟み込み防止機能も備わっているため、安全面にも配慮されています。ディーラーオプションになるためリセールバリューにプラスの影響を与えるメーカーオプションになります。

モデリスタエアロ

このオプションは人気のエアロパーツで、繊細さの中にもしっかりとエッジを効かせたデザインが、大人の洗練されたカッコよさを際立たせてくれます。こちらは、ディーラーオプションなので後付け可能ですが、人気のオプションの一つとなっております。

カラー

リセールバリューを考えるなら、選ぶカラーも重要なポイントになります。

特にリセールが良いとされるのは下記のカラーになっています

  • プレシャスホワイトパール
  • ブラック
  • アッシュ

ホワイト系やブラック系は、性別や年代を問わず幅広い層に人気があるため中古車市場でも需要が高く、高値での売却が期待できます。さらに、アッシュカラーは洗練されたデザインに高い親和性を持つことから、幅広い層に支持されていることやアッシュカラーのツートン仕様を選ぶことで、リセールバリューがさらに高まる場合もあります。長く乗った後の売却も視野に入れるならおすすめのカラーです。

リセールに影響する要因は

クラウンスポーツ

リセールバリューは、「市場の需要」「モデルの希少性」「グレードや装備」「走行距離や車両状態」などのさまざまな要因によって大きく左右されます。

市場の需要

SUV人気が続く現在、クラウンスポーツのようなスポーティなSUVは安定した需要が期待できます。ただし、新型モデルの登場により旧型の価値が下がる可能性があるため、売却タイミングの見極めが重要です。

モデルの希少性

クラウンスポーツは登場して間もない車で、当初は生産台数も少ないことから希少性が高く、リセールも高値で取引されていました。しかし、現在は流通量が以前に比べ増加しているためリセール率も安定しています。したがって、流通量が増えるにつれて希少性が薄れ、将来的には価格が下落する可能性もあります。

グレード・装備内容

グレードや装備の差は、査定額に影響を与える要素になります。一般的に、上位グレードはリセールバリューが高まりやすい一方で、エントリーグレードは相対的に査定額が下がりやすくなる傾向にあります。また、人気のあるオプション装備がある車両はプラス査定される傾向にあります。リセールを意識するなら、装備選びも重要です。

走行距離・車両状態

走行距離が短く、事故歴・修復歴のない車両はリセールで有利になります。定期的な点検や清掃など、日ごろから良好なコンディションを保つことで、査定額の上昇に期待ができます。

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クラウンスポーツを購入するのも、中古車の個人売買「カババ」がおすすめです。ディーラーでしっかりメンテナンスが行われたワンオーナー車両も多く、安心してお買い求めいただけます。さらに、メーカーオプションが付いている車両もあり、次回の売却時にリセールバリューを保てる可能性もあります。クラウンスポーツの購入をお考えの方は、ぜひカババをチェックしてみてください。

まとめ

クラウンスポーツ

クラウンスポーツはトヨタのフラッグシップSUVとして、現時点でも非常に高いリセールバリューを誇ります。

なかでも「SPORT Z」は価格と装備のバランスがよく、もっともリセールに強いグレードといえるでしょう。5年後の売却を視野に入れた場合も、装備やカラー選びを工夫すれば、長期的に高い資産価値を維持する可能性が高い一台です。

今後は、流通量や市場の変化によりリセール率が変動する可能性もあるため、売却タイミングの見極めが重要です。そのため、中古市場の動向に注目してタイミングを逃さないようにしてリセールを意識した選択をしましょう。

引用・参考