タフトの燃費性能は?実燃費、メリット・デメリット、ライバル車との比較を紹介

ダイハツ タフトは、「日常からレジャーシーンまで大活躍、毎日を楽しくしてくれる頼れる相棒」をコンセプトに開発された軽クロスオーバーです。無骨な見た目とどのグレードにもスカイフィールトップがついていることが大きな特徴です。燃費性能中心に、メリットデメリットを含めてライバル車と比較しながら紹介します。

タフトの燃費性能

現行型のタフトは、DNGA(Daihatsu New Global Architecture)を採用した第3弾の軽クロスオーバーです。エンジンやサスペンションの搭載位置、シャシー部の骨格配置など細かく考えられ、居住性と走行性能を両立しています。

また、ダイハツの安全運転支援機構であるスマートアシストを全車標準装備(グレードに寄り一部メーカーオプション)し、高い安全性も大きな魅力です。さらに、全グレードに搭載されるスカイフィールトップと呼ばれるガラスルーフや前席後席を塗り分けるといった遊び心も忘れません。

カタログ燃費

グレード駆動方式燃費 (WLTCモード)
Gターボ 特別仕様車 ダーククロムベンチャー
クロムベンチャー含む
2WD21.3km/L
4WD21.1km/L
2WD eco IDLE非装着車18.7km/L
4WD eco IDEL非装着車18.2km/L
G 特別仕様車 ダーククロムベンチャー
クロムベンチャー含む
2WD21.4km/L
4WD21.1km/L
2WD eco IDLE非装着車19.8km/L
4WD eco IDEL非装着車19.4km/L
Xターボ2WD21.3km/L
4WD21.1km/L
2WD eco IDLE非装着車18.7km/L
4WD eco IDEL非装着車18.2km/L
X2WD21.4km/L
4WD21.1km/L
2WD eco IDLE非装着車19.8km/L
4WD eco IDEL非装着車19.4km/L

タフトは、グレード毎に2WDと4WD、NAエンジンとターボエンジンを選べます。NAエンジンの最高出力は52psで、ターボエンジンは、最高出力64psです。

カタログ燃費を比較すると、NAとターボで差はあるもののその差はごくわずかであり、それぞれグレードによる違いはありません。ただし、eco IDLE呼ばれるアイドリングストップシステムの有無により燃費は異なります。

実燃費

グレード駆動方式実燃費
Gターボ 特別仕様車 ダーククロムベンチャー
クロムベンチャー含む
2WD17.92km/L
4WD16.98km/L
2WD eco IDLE非装着車18.34km/L
4WD eco IDEL非装着車13.48km/L
G 特別仕様車 ダーククロムベンチャー
クロムベンチャー含む
2WD16.98km/L
4WD
2WD eco IDLE非装着車16.19km/L
4WD eco IDEL非装着車
Xターボ2WD17.92km/L
4WD16.89km/L
2WD eco IDLE非装着車18.34km/L
4WD eco IDEL非装着車13.48km/L
X2WD16.98km/L
4WD
2WD eco IDLE非装着車16.19km/L
4WD eco IDEL非装着車

一定の環境で計測されたカタログ燃費ではなく、購入する際に気になるのが実際の燃費はどうなのかということです。そこで、実燃費データを集めているサイト「e燃費」の情報から実燃費を見てみましょう。(2024年2月23日時点)

使用環境が違うため、カタログ燃費よりも実燃費の方が悪くなることが一般的ですが、2WD ecoIDLE非装着車はカタログ燃費と実燃費を比べても大きな差はありません。NAのGとXがカタログ燃費よりも落ちていますが、約1km/I程度とそれほど差がないこともタフトの特徴です。

4WD eco IDEL非装着車はカタログ燃費と実燃費の差がもっともあります。しかし、4WDの走行性能とターボの力強い走りは大きな魅力です。燃費と走りのどちらを優先するか、タフトを選ぶ際のポイントになります。

タフトとライバル車を比較

タフトのライバル車種は、軽クロスオーバーの先駆者であるスズキ ハスラーと、本格的な悪路走破性能を持つスズキ ジムニーです。似ている2台ですが相違点も魅力も異なります。長所やどのようなユーザーに向いているのかなど、カタログ燃費を基に比較します。

比較紹介スズキ ハスラー

グレード駆動方式カタログ燃費 (WLTCモード)
HYBRID G
HYBRID X
2WD25.0km/L
4WD23.4km/L
HYBRID Gターボ
HYBRID Xターボ
2WD22.6km/L
4WD20.8km/L

ハイトワゴンとSUVを融合させ、遊べる軽として人気のハスラーですが、燃費の良さもタフトといい勝負です。タフトとハスラーを比較すると、2WDはハスラーのほうが低燃費で、ターボエンジンの4WDではタフトの方が低燃費です。価格もあまり変わらないので、全体的にみてデザイン以外に大きな差はありません。

両者の大きな違いはハイブリッドの有無しょう。純ガゾリンエンジンのタフトに対し、ハスラーはISG(モーター機能付発電機)を使ったマイルドハイブリッドを採用しています。システムの違いによる走りの差は、実際に試乗してみるのがあすすめです。

比較紹介スズキ ジムニー

グレード駆動方式カタログ燃費 (WLTCモード)
XG XL XC4WD(5MT)16.6km/L
4WD(4AT)14.3km/L

軽自動車でありながら、本格的なオフローダーとして名高いジムニーの駆動方式はすべて4WDです。本格的なオフロード車にも採用されるラダーフレームを採用し、3リンクリジッドアクスル式のサスペンションとなっています。そのため、オフロード性能を最重要視するならばジムニーがおすすめです。

ただし、本格的な悪路燃費と引き換えに、燃費性能については期待できません。あくまで街乗りがメインという方は、燃費と使い勝手に優れたタフトがおすすめです。

タフトのメリット

タフトのメリットは、グレードや駆動方式による燃費の差がほとんどないことです。また、軽自動車でありながら、DNGAに基づいたプラットフォームを採用しているため、乗り心地にこだわっています。それでは、メリットについて詳しく解説します。

2WDと4WDで燃費の差がほとんどない

タフトは2WDと4WDで燃費の差がないことが魅力です。ほとんどの車は、2WDと4WDで燃費の差が出てしまうため、長期的な目線で燃費が良い方を選ぶことが少なくありません。

雪の降る地域では4WDに乗った方が良いため、燃費の差を気にせずに選べることは大きなメリットになります。また、街乗りがメインの人でも、4WDの走行性能に魅力を感じている方でも選びやすいことは魅力的です。

乗り心地の良さ

タフトは、DNGAに基づいたプラットフォームを採用。エンジンやサスペンションの取り付け位置、シャシー部の骨格の配置、着座位置などを最適化することで、乗り心地良く仕上げられています。

また、最低地上高は190mm確保されているため、オフロードでも安心の高さになっています。SUVには欠かせないグリップサポート制御も搭載し、滑りやすいところでも安心して走ることが可能です。さらに、すべてのグレードにスカイフィールトップを装備しているので、明るく開放感のある室内空間を演出しています。

タフトのデメリット

タフトには、後席のリクライニングやスライド機能がありません。そのため、後部座席に人が乗る場合、後部座席の人がストレスを感じる可能性があります。

特に子供が乗る場合は、リアのドアもスライド式ではないこと、後部座席を前にできないことからチャイルドシートへの乗せおろしは大変です。また、運転席の距離が若干遠くなってしまう分、万が一のトラブルが発生した際即座に対応できないことはデメリットです。小さい子供が乗る場合は使いにくさを感じるかもしれません。

タフトはどんな人におすすめ?      

アウトドアによく行く

無骨なデザインが好き

後部座席にあまり人を乗せない

スカイフィールトップがどの車にも装備されているので、寒い日の夜空も車内から楽しむことが可能です。そして、そんな使い勝手はもちろん、角ばった無骨なデザインは、アウトドアシーンにも良く似合います。

スライド機能を持たない後部座席の使い勝手はイマイチですが、普段後席にあまり人を乗せないという方なら問題ありません。タフトのデザインは角ばったデザインに大径ホイールを搭載しており、無骨なデザインが好きな方にはおすすめです。

Q&A

タフトのカタログ燃費は?

タフトのカタログ燃費は、ターボとターボなしどちらも違いがありません。ターボありの2WDが21.3km/L、4WDが21.4km/L、eco IDLE非装着車の2WDが18.7km/L、4WDが18.2kmL/です。

ターボなしは、2WDが21.4km/L、4WDが21.1km/L、eco IDLE非装着車の2WDが19.8km/L、4WDが19.4km/Lで、eco IDEL非装着車の方が燃費は落ちます。タフトの特徴として、2WDと4WDで燃費の差があまりないことです。

タフトの実燃費とカタログ燃費はどのくらい差がある?

タフトの実燃費は、2WDが18.34km/L、4WDが13.48km/L、ecoIDLE非装着車の2WDは16.19km/Lの3種類が出ています。

カタログ燃費との差は、2WDが約3km/L差、4WDが約7km/L差、ecoIDLE4WDは約3km/L差です。実際に使用する環境によって違うので、あくまで目安としてみてください。燃費を良くしたい場合は、無理な加速をしないことなどに気をつけましょう。

ターボエンジンを選ぶべき?

長距離移動や高速道路を走行する機会が多い方、オフロードを楽しみたい方はターボエンジンがおすすめです。街乗りが多い場合は、ターボがなくても問題ありません。ターボがついているメリットは、パワーが増すことで加速がしやすく上り坂もスムーズだということです。

タフトの燃費性能は、ターボの有無にかかわらず大きな差がないため、普段どんな使い方をするのか、何を求めるのかを良く考えて選びましょう。

タフトにお得に乗るなら

タフトにお得に乗るなら、車のフリーマーケットのカババがおすすめです。出品する側は出品料や出品キャンセル料、成約料が不要のため、売る側も買う側も上乗せされる料金がなく、さらに消費税がかからないことが安く買えて高く売れる秘訣です。

また、全車プロによる鑑定が行われているため安心。中古車のフリーマーケットカババなら、安心してお得に乗ることができます。中古車は一台一台特徴が違うので、自分が気に入る車に出会えるかもしれません。

まとめ

ダイハツ タフトは2WDと4WDで燃費の差がほとんどなく、燃費を気にすることなく好きな駆動方式を選べます。最新の軽自動車の中で見た場合、燃費は若干劣りますが、タフトのデザインは無骨なデザインであることもあり、オフロード好きには嬉しいデザインです。

後部座席を倒せばフラットになるので、キャンプ道具など大きな荷物も乗せることができます。また、最低地上高もしっかり確保されているので、キャンプ場や河原などの悪路も走行可能です。日常からレジャーシーンまで、乗る人に合った使い方でタフトを楽しみましょう。

引用・参考