ディフェンダーは燃費がいい?人気の理由やスペックを紹介

直線基調の堂々したボディデザイン、本格的なオフロード走行も考えて設計されているランドローバー ディフェンダーは硬派なモデルです。駆動方式は4WDのみが設定され、最高出力300psを誇る3.0L直列6気筒エンジンでどんな道でもダイナミックに駆け抜けます。 

一方で、街乗りでも十分快適な乗り心地の良さも兼ね備えている点も、ディフェンダーの特徴の1つです。日常的に使用する際に気になる燃費性能も含めて、ディフェンダーの魅力を詳しくご紹介します。 

ディフェンダーとは? 

ランドローバー ディフェンダーは、ヘビーデューティな使用のできるクロスカントリー車です。ランドローバーはイギリスの自動車メーカーで、1948年からオフロード向け車両を作り続けています。 

ディフェンダーはラインナップのなかでも、ランドローバー元来のオフロードユースを強く意識したモデルです。伝統的に頑丈なラダーフレーム構造を採用し、4WDのみという駆動方式で高い悪路走破性を実現しています。 

ディフェンダーは乗り心地がいい 

ディフェンダーは本格的なクロスカントリー車ながら、快適な乗り心地も確保しています。特に足まわりの作り込みは秀逸で、洗練された滑らかな挙動は同じ重量級SUVの中でトップレベルと言っても過言ではありません。 

足回りのよさを実感するのが、ワインディングなどのコーナリング時です。アップダウンを含むカーブの続く道路でも、素直でしなやかな旋回性能で難なくこなします。一方で、車体が不必要に傾くこともないため、大型車にありがちな不快さや不安感を感じさせません。 

また、トルクフルに仕上げられたディーゼルターボエンジンも、快適性に大きく寄与しているポイントです。停車からの加速時や坂道でも無理にアクセルを踏み込む必要がないため、快適なクルージングを味わえます。 

ディフェンダーの燃費は? 

現行型ディフェンダーのカタログ燃費は、WLTCモードでガソリンエンジン車が8.3 km/L、マイルドハイブリッドを搭載したディーゼルターボモデルが9.9km/Lです。ただし、一部のモデルは、カタログ燃費が公表されていません。 

いずれのモデルも現代の車の燃費性能としてはやや物足りなさを感じますが、最大で2,625kgにも達する車重を快適にドライブするエンジン性能を考えると十分な性能です。 

代表的なグレードの燃費性能は以下の通りです。 

グレード名 130X D300  110X D300  90 P300 
エンジン 直列6気筒DOHCターボ+モーター (ディーゼル) 直列4気筒DOHCターボ 
排気量 2,993cc 1,995cc 
カタログ燃費(WLTCモード) 9.9km/L 8.3km/L 

一般道の場合 

ディフェンダーで一般道を中心に走行した際の実燃費は、6.6km/Lというデータがあります。計測に使用したモデルは、ディフェンダー 110 D300です。3.0L直列6気筒ディーゼルエンジンに、マイルドハイブリッドを搭載しています。 

東京都内を65kmほど走ったところ、カタログ燃費の9.9km/Lをかなり下回る結果になりました。しかし、計測時期は酷暑の8月で気温は35度だったためエアコンを25度設定で常時使用、さらに都内の渋滞に巻き込まれたことを考えるともっとも過酷な条件での計測といえます。 

また、燃費面では不利なオフロード走行も可能なオールテレインタイヤだったことも考えると、6.6km/Lという実燃費はむしろ優秀な数値かもしれません。なお、走行距離は16kmほどと少ないものの、渋滞の少ない夜間に再度都内を走行したところ実燃費は8.0km/Lということでした。 

郊外の場合 

渋滞の少ない郊外を走ったところ、11.0km/Lというカタログ燃費の9.9km/Lを大きく上回る実燃費を記録しています。しかも、平坦な道路だけでなく、峠などの山道も含む200kmもの走行の結果です。 

マイルドハイブリッドシステムとして搭載されているモーターの出力は、18kW(24.5ps)、55Nm(5.6kgm)と決して高くありません。走行時にモーターの力を感じる場面はほとんどないものの、実燃費をみると燃費向上に大きな役割を果たしていることがわかります。 

さらに、高速道路の走行では、同じく夏場の計測ながら実燃費は13.7km/Lでした。空気抵抗の大きいスタイリングと2.4tにも及ぶ車重を考えると、かなり優秀な結果です。 

ディフェンダーのスペック 

ディフェンダーには、全長の違いによって130、110、90の3モデルがあります。さらに、それぞれに特別仕様車も含めて細かくグレードが設定されていて、ユーザーの好みに合わせた選択が可能です。 

3つの基本モデルの代表的なグレードの主要スペックを詳しく紹介します。 

グレード名 130X D300  110X D300  90 P300 
駆動方式 フルタイム4WD 
エンジン 直列6気筒DOHCターボ+モーター
(ディーゼル) 
直列4気筒DOHCターボ 
排気量 2,993cc 1,995cc 
最高出力 221kW(300ps)/4,000rpm 221kW (300ps)/5,500rpm 
最大トルク 650N・m(66.3kg・m)/1,500-2,500rpm 400N・m (40.8kg・m)/2,000rpm 
カタログ燃費 (WLTCモード) 9.9 km/L 8.3km/L 
全長×全幅×全高 5,358×2,008×1,970mm 4,945×1,995×1,970mm 4,510×1,995×1,975mm 
車重 2,625kg 2,420kg 2,090kg 

中古車をお得に購入するなら車の個人売買カババがオススメ! 

中古車でも安いとはいえないディフェンダーを購入する際は、中古車の個人売買サービスのカババがおすすめです。 

元の値段が高価なディフェンダーは、消費税だけでも高額になってしまいます。しかし、一般的な中古車店と違い、個人売買のカババなら消費税がかかりません。また、販売マージンも不要なため、市場価格よりも安くディフェンダーを手に入れられます。 

さらに、個人売買なのにプロの査定を受けた車が出品されているカババなら、輸入車で気になる品質面も安心です。 

まとめ 

ランドローバー ディフェンダーは、他社のSUVにはない圧倒的な存在感があります。鍛え抜かれた高い悪路走破性はもちろん、長年オフロードシーンで培われた快適な乗り心地も併せ持っているため、街乗りでも不便に感じることはありません。 

また、現行型の価格が高くて手がでなくても、頑丈に作られているディフェンダーなら型落ちの中古車でも十分現役で活用できます。300psを発揮するパワフルなエンジンを搭載したディフェンダーで、ぜひさまざまなフィールドを走ってみてください。 

引用・参考