【スバルの中古車】おすすめ車種ランキング!

国内販売台数でみると下位に沈んでいることの多いスバルですが、世界で認められた魅力的な車種をいくつも市場に送り出しています。WRC(世界ラリー選手権)に長年参戦してきた経験から、信頼性と実用性の高い車が多いことがスバルの特徴です。

そこで、スバルの中古車おすすめランキングを、スバルの歴史や特徴とともに詳しくご紹介します。

スバルについて

スバルのルーツは、1917年に中島知久平氏が設立した飛行機研究所(後の中島飛行機株式会社)にまで遡ります。アニメ映画「風立ちぬ」のモデルとして描かれている通り、軍用機の開発と生産をおこなっていました。

第二次世界大戦後、平和産業への転換を図り「富士産業株式会社」と改称。GHQの命令で1度12社に解体されますが、そのうちの1社富士自動車工業を含む5社の共同出資で、1953年にスバルブランドの富士重工業株式会社(現在はスバル株式会社)が誕生しました。スバルのエンブレムにある6連星は、5つの会社が1つになったという意味です。

なお「スバル」という名称はあくまでもブランド名で、社名は長らく富士重工業株式会社でしたが、2017年にスバル株式会社に改称されています。

スバル車の特徴について

航空機産業をルーツにもつスバルが開発する車は、高い技術力による先進性と他メーカーとはひと味違う個性を併せ持った車種が多くラインナップされています。

スバルの先進安全技術アイサイトは、前身のADA(アクティブ・ドライビング・アシスト)から世界に先行して開発が進められていました。2008年には、世界で初めてステレオカメラを使った「プリクラッシュブレーキ」、「AT誤発進抑制制御」などの予防安全機能や、「全車速追従機能付クルーズコントロール」による運転負荷軽減機能を実現。スバルの高い技術開発力を世界に示しました。

また、WRCに長年参戦して培われた信頼性と運動性能の高さもスバル車の魅力です。1990年代に、日本の自動車メーカーとして初めてマニュファクチャラーズ(製造者)タイトル3連覇を果たしました。

スバルのおすすめ中古車ランキング

1位 フォレスター

フォレスターはミドルクラスSUVとして、初代登場以来高い人気を集めるモデルです。全グレードAWD(4WD)を装備し、スバルらしい高い走破性を誇ります。また、AWDを的確に制御することで、SUV特有のふらつきを抑えた安定したコーナリング性能を実現。

さらに、スバルの先進安全技術「アイサイト」を全車に標準装備しています。衝突軽減ブレーキといった安全装備が充実しているため、日常的に車を使用する方も安心です。また、全車速追従機能付きクルーズコントロールシステムやツーリングアシスト機能によってロングドライブの疲労も軽減してくれます。

グレードは、エンジンや仕様の違いによって6種類に分かれています。特に大きく異なるのがエンジンで、2.0L DOHC直噴エンジン+モーターのe-BOXERと1.8L DOHC 直噴ターボエンジンDITの2種類。WLTCモード燃費は、e-BOXERが14.0km/LでDITが13.6km/Lとどちらもそれほど変わりません。

フォレスターの中古車価格は、8.8~424.8万円ほどです。年式やグレードによって価格は大きく変わってくるため、予算や好みに応じて最適な1台を選んでください。

グレードTouringX BREAKAdvanceSPORTXT-EDITIONSTI Sport
駆動方式AWD(4WD)
エンジン2.0L DOHC 直噴
+モーター(e-BOXER)
1.8L DOHC 直噴ターボ DIT
最高出力145PS177PS
最大トルク19.2kgm・f30.6 kgm・f
燃費
(WLTCモード)
14.0km/L13.6km/L
サイズ
(全長✕全幅)
4,640 ✕ 1,815
全高1,7151,7301,7151,7301,715

2位 レヴォーグ

レヴォーグは、スバルの新世代ステーションワゴンとして2014年に登場しました。スバルのステーションワゴンといえば長年レガシィが君臨していましたが、北米市場のニーズに合わせてサイズが大きくなりすぎたこともあり、主に日本市場を意識してレヴォーグが投入されました。実際、「レヴォーグ」の語源は「レガシィ・レボリューション(革命)・ツーリング」といわれていることからも、起源がレガシィであることがわかります。

駆動方式は全車AWD(4WD)を採用し、悪路走破性と高速走行時の安定性を実現。現行型は2代目で、エンジンは1.8Lターボと2.4Lターボの2種をラインナップし、幅広いユーザーニーズに対応しています。

ステーションワゴンとしての実用性と、クロスオーバーSUVを思わせる居住性を両立している点がレヴォーグの特徴です。開口部の広い荷室は使い勝手がよく、日常使いからレジャーまで幅広く活用できます。一方で、ステーションワゴンながら後席の質感が高い点も、レヴォーグの魅力です。ゆとりのあるシートや足元スペース、さらに後席用ベンチレーションまで備えられ、ステーションワゴンとは思えない居住性が確保されています。

レヴォーグの中古車価格は、43.3~658.9万円ほどです。高スペックで人気の2.4Lモデルは高額になる傾向にありますが、1.8Lモデルであれば比較的お買い得のモデルも多いため、予算に合わせてじっくり好みのモデルを探しましょう。

グレードSmart Edition EXGT-H EXSTI Sport EXSTI Sport EX Black Interior SelectionSTI Sport R EXSTI Sport R EX Black Interior Selection
駆動方式AWD(4WD)
エンジン1.8L DOHC 直噴ターボ“DIT”2.4L DOHC 直噴ターボ“DIT”
最高出力177PS275PS
最大トルク30.6kgm・f38.2 kgm・f
燃費
(WLTCモード)
13.5km/L11.0km/L
サイズ
(全長✕全幅✕全高)
4,755×1,795×1,500

3位 XV(クロストレック)

XVは、コンパクトサイズのクロスオーバーSUVです。2022年以降のモデルから、全世界共通で「クロストレック」という車名に統合されました。

コンパクトサイズといっても、精悍なフロントマスクや樹脂製のオーバーフェンダーなど本格的SUVに引けを取らない堂々としたデザインです。機能面でも、シートヒーターを備える電動パワーシートが用意されるなど、オプション次第ではワンランク上のモデル並の装備を楽しむこともできます。

一方で、FF(2WD)モデルもラインナップされているため、本格的な走行性能が不要な方にもおすすめです。4輪駆動に関係する部分以外の性能は基本的に変わらないため、FFモデルでもXVの魅力は損なわれません。

エンジンとモーターを使用するe-BOXERを採用し、燃費は4WDモデルでも15.8km/Lを実現。さらに、FFモデルでは16.4km/Lとコンパクトカーを思わせるほどの省燃費性能を発揮します。

中古車価格は、25.8~324万円ほどで、年式やグレード、オプション装備によって幅があるため、購入前に細かい点まで十分確認しましょう。

グレードTouring/ Limited
駆動方式AWD(4WD)FF(2WD)
エンジン2.0L DOHC 直噴+モーター(e-BOXER)
最高出力145PS
最大トルク19.2kgm・f
燃費
(WLTCモード)
15.8 km/L16.4km/L
サイズ
(全長✕全幅✕全高)
4,480×1,800×1,575

4位 レガシィ アウトバック

レガシィ アウトバックは、スバルのフラッグシップSUVです。全長4,870mm、全幅1,875mmの迫力あるサイズにスバルの技術が最大限盛り込まれています。

レガシィ譲りの重厚感のある外観は、フラッグシップモデルにふさわしい高級感と存在感を持ちます。一方で、車体下部にはバランスよく樹脂製パーツを配し、高い悪路走破性を期待させるあたりはさすがスバルといったところです。

内装は、本革シートも選べるなど質感、デザインともに上質に仕上げられています。一方で、メーターや大型センターディスプレイは、少ない視線移動で操作できるようドライバビリティにも配慮。あくまでも機能性を追求した上でのデザインといったところが、スバルらしく好感がもてます。

最新の先進安全装備アイサイトには3つのカメラを備え、最大限の安全性を実現。さらに、全車速追従機能付クルーズコントロール機能はもちろん、渋滞でハンドルから手を離せる渋滞時ハンズオフアシスト機能やウィンカーを出すだけで車線変更ができるアクティブレーンチェンジアシストなど、数多くの運転アシスト機能でドライバーの運転を助けます。

中古車価格は、17.8~478.5万円です。レガシィ アウトバックは、低年式車であれば比較的購入しやすい価格がつけられています。現行車と比べると装備面で見劣りする箇所もありますが、スバルのフラッグシップSUVに乗りたい方は幅広く中古車を探してみましょう。

グレードLimited EXX-BREAK EXActive×Black
駆動方式AWD(4WD)
エンジン1.8L DOHC 直噴ターボ“DIT”
最高出力177PS
最大トルク30.6kgm・f
燃費
(WLTCモード)
13.0km/L
サイズ
(全長✕全幅✕全高)
4,870×1,875×1,6754,870×1,875×1,6704,870×1,875×1,675

5位 WRX S4

WRX S4は4ドアセダンではあるものの、ハイパフォーマンスエンジンに4WD装備というスポーツ色の強いモデルで、他社のセダンとは一線を画すモデルです。セダンというにはあまりにも個性の強い1台ですが、実力、質感ともにこだわりのある方におすすめします。

外観面では、スポーツカーを思わせるダイナミックなフロントマスクから、後端へと空気の流れを感じさせるボディラインが特徴的です。また、エアロダイナミクスまで考慮して設計された樹脂製のブリスターフェンダーが、さらにスポーティーさを強調します。

一方、内装面では車両姿勢の変化を掴みやすいよう水平基調にデザインされている点は、WRX S4のスポーツカーらしい部分です。一方で、過度にメカニカルにはせず全体に落ち着いた仕上がりにすることで、大人のセダンといった風格を漂わせています。また、シートヒーターやベンチレーション機能は前席だけでなく後席にも装備されている点は、WRX S4があくまでもセダンであることがわかる一面です。

搭載される2.4L水平対向4気筒直噴ターボエンジンは、最高出力275PSを発揮。また、38.2kgf・mもの最大トルクによって、セダンらしいゆとりのある加速を味わえます。

中古車価格は、89.8~594.9万円ほどです。STIの特別仕様車は新車以上のプレミアム価格がついているものもありますが、通常仕様の前モデルなどでは購入しやすい価格のモデルもあります。

グレードGT-H EXSTI Sport R EX
駆動方式AWD(4WD)
エンジン2.4L DOHC 直噴ターボ “DIT”
最高出力275PS
最大トルク38.2kgf・m
燃費
(WLTCモード)
10.8km/L10.7km/L
サイズ
(全長✕全幅✕全高)
4670×1825×1465

6位 BRZ

BRZはトヨタと共同開発した、本格FRスポーツカーです。心臓部であるエンジンには、スバルが長年開発してきた“ボクサーエンジン”と呼ばれる水平対向エンジンを採用。基本的な構造は同車種のトヨタ販売モデル「86」と同様ですが、最終的な乗り心地に影響するサスペンションなどはスバルオリジナルです。

スバルのBRZは、トヨタ86と比べてマイルドな乗り味といわれています。スポーツカーと考えると物足りないと評する向きもありますが、安定感が備わっていれば乗り手を選びません。スポーツ走行に慣れていない人からすると、手足のように操れる俊敏な感覚は不安にも結びつきます。マイルドで安定感のある仕上がりのBRZなら、運転技術を問わず幅広いユーザーがスポーツカーを楽しめるはずです。また、高速道路などでのロングドライブであれば、安定したクルージングを楽しめるBRZのほうが向いているかも知れません。

さらに、BRZは86と共に、アフターパーツ市場が活況です。ドライビングスキルが向上して物足りないと感じた際は、自分好みにカスタムして楽しむこともできます。

BRZの中古車価格は、67.4~453万ほどです。ただし、350万円以上で販売されている個体の多くは、コンプリートカーと呼ばれるほどカスタマイズされた車両のため、一般的な中古車価格はそれほど高くありません。

グレードRSSTI Sport
駆動方式FR(2WD)
エンジン2.4L DOHC
最高出力235PS
最大トルク25.5kgf・m
燃費
(WLTCモード)
11.7〜12.0km/L
サイズ
(全長✕全幅✕全高)
4,265×1,775×1,310

女性向けのスバルおすすめ車種

女性向けのスバル車としておすすめの車種は、インプレッサです。インプレッサはWRCで活躍した印象から男性向けのスポーツカーといったイメージですが、比較的コンパクトで取り回しやすく、落ち着いたデザインのため女性におすすめです。

スバルがWRCから撤退していることもあり、極端なスポーツモデルは現行型では用意されていません。しかし、AWD(4WD)モデルも用意されているため、安定感のある乗り味に仕上がっています。

先進安全装備のアイサイトも、もちろん装備。見通しの悪い道で作動する前側方プリクラッシュブレーキや後退時ブレーキアシストで、事故を未然に防いでくれます。

また、ハッチバックながら315Lにも及ぶ大容量の荷室は、開口部も広いため日常生活での使い勝手も抜群です。運転席と助手席にはシートヒーター機能付き電動パワーシートは、カメラによってドライバーを識別して自動でシート位置が変わるため、複数のドライバーがいる家族使いでも便利です。

モーターと併用するe-BOXERモデルなら、燃費は19.4km/Lと高い省燃費性を備えています。

中古車価格は、8.8~924万円とかなり幅広くなっていますが、高額なモデルのほとんどはWRC参戦時代の限定車などプレミアムモデルです。一般的なモデルであれば30万円前後から購入できるため、購入しやすい車種といえます。

スバルのおすすめ中古車をお得に買うならカババ

中古車個人売買サイトのカババなら、スバルのおすすめ中古車をお得に購入できます。カババは個人売買のため、中古車店のような中間マージンがない価格設定です。

一方で、プロの鑑定士によって査定された車両のため、個人売買で不安な品質面でも安心。同車種でもさまざまな仕様が展開されているスバル車でも、個人売買だからこそじっくりと好みのモデルを探せます。

まとめ

熱狂的なファンの呼称として「スバリスト」という言葉も生まれるほど、スバルの車はユーザーを強烈に惹きつける魅力があります。また、車に対する愛着とこだわりの強いユーザーが多いため、比較的状態の良い中古車が見つけやすいかもしれません。

高い品質や性能、人とは違った個性を車に求める方は、ぜひスバル車の購入を検討してみてくださいね。