メルセデス・ベンツのそれぞれのクラスの特徴とは？ 

メルセデス・ベンツは高級かつ高性能なクオリティーの高さと洗練されたデザインで知られる高級車ブランドです。いざ「メルセデス・ベンツを買おう！」と決意したものの、車種が「クラス」というカテゴリに分かれていて迷われていませんか？ 

メルセデス・ベンツのクラスは、それぞれ異なるタイプの車両を表しており、ドライバーの多様なニーズに応えるために設計されています。この記事では、それぞれのクラスの特徴や中古車の価格帯まで詳しく紹介します。車種を選ぶ際に参考にしてみてください。 

メルセデス・ベンツのクラスにはどんな種類があるのか？ 

メルセデス・ベンツは大きく分けると7種類のクラスがあり、Aクラス・Bクラス・Cクラス・Eクラス・Sクラス・Gクラス・Vクラスです。 

Aクラス〜Sクラスは、A→Sにアルファベットが進むにつれてグレードが上がるため、車両価格が高くなり、ボディサイズも大きくなります。GクラスはクロスカントリーSUV、Vクラスは3列シートミニバンです。 

メルセデス・ベンツAクラス 

Aクラスは、メルセデス・ベンツの中でエントリークラスに位置づけられるモデルです。価格も一番抑えられたモデルなので、初めてメルセデス・ベンツに乗る方でも試しやすく、現行モデルには5ドアハッチバックとセダンがあります。グレードは2種類あり、A180とA200dです。 

メルセデス・ベンツAクラスA180ハッチバック（BSG搭載モデル） 

メーカー名	メルセデス・ベンツ
主要グレード	A 180
発生時期	2024年5月
全長×全幅×全高	4,430(4,440)×1,800×1,440(1,420)mm
ホイールベース	2,730mm
車両重量	1,400〜1,450kg
エンジン型式	282
総排気量	1,331cc
最高出力	100kW/5,500rpm
最大トルク	230N・m/1,650~3,500rpm
WLTCモード燃費	16.9km/L
新車価格	484万円
中古車価格帯	30万〜568万円

現行型Aクラスは2024年5月に発売されたこともあり、中古車の情報がほとんどありません。A180は直列4気筒1.4Lで、A 200dは直列4気筒2Lです。メルセデス・ベンツのグレードに「d」がついている車種は、軽油（ディーゼル）で、ついていない車種はハイオクを使用します。 

中古車の価格は、現行型のひとつ前の世代で155万円〜568万円、2つ前の2012年11月〜2018年9月生産モデルであれば、49.8万円〜258.1万円と比較的リーズナブルな中古車があります。 

メルセデス・ベンツBクラス 

BクラスはAクラスと比較するとボディサイズは変わりませんが、全高が高く、より広い居住空間を確保し、スポーティーさと実用性を融合しています。価格はAクラスよりも高く、グレードはB180とB200dの2種類です。 

メルセデス・ベンツBクラスB180 

メーカー名	メルセデス・ベンツ
主要グレード	B 180
発生時期	2024年5月
全長×全幅×全高	4,425(4,430)×1,795×1,565(1,550)mm
ホイールベース	2,730mm
車両重量	1,470~1,510kg
エンジン型式	282
総排気量	1,331cc
最高出力	100kW/5,500rpm
最大トルク	230N・m/1,650〜3,500rpm
WLTCモード燃費	16.4km/L
新車価格	531万円
中古車価格帯	17万〜538万円

B180は直列4気筒1.4L、B200dは直列4気筒2.0Lです。こちらもAクラスと同様、現行型は発売されて間もないため、中古車として出ている車両の情報がほとんどありません。 

ひとつ前の世代で169.9万円〜538万円と中古車の価格が幅広く、2つ前の2012年4月〜2019年5月生産モデルであれば、36.8万円〜224.9万円であるため、Aクラスと同じくらいの価格で取引されています。 

AクラスとBクラスで悩んだ場合、車の高さが違うため乗り降りのしやすさに差があるので、実際に店舗などで比べられる場合は高さを試してみることをおすすめします。 

ベンツCクラス  

C クラスは、Compact（コンパクト）という意味で、日本で最も売れているモデルです。Cクラスから高級車扱いされることもあるため、Aクラス、Bクラスに比べると価格も上がります。 

車の形状は３つありセダン、ステーションワゴン・クロスオーバーです。Sクラスで採用されている安全装備がCクラスでも採用されています。グレードは、C200 アバンギャルド（ISG搭載モデル）、C200 4MATICアバンギャルド(ISG搭載モデル)、C220アバンギャルド(ISG搭載モデル)、C350eスポーツの4種類です。 

メルセデス・ベンツCクラスC200アバンギャルド 

メーカー名	メルセデス・ベンツ
主要グレード	C 200 アバンギャルド
発生時期	2024年5月
全長×全幅×全高             （AWD）	4,755(4,785)×1,820×1,435(1,445)mm
ホイールベース	2,865mm
車両重量	1,660〜1,730kg
エンジン型式	254
総排気量	1,494L
最高出力	150kW/5,800~6,100rpm
最大トルク	300N・m/1,800~4,000rpm
WLTCモード燃費	14.5km/L
新車価格	718万円
中古車価格帯	28万〜738万円

現行型のCクラスは全て直列4気筒です。こちらもAクラスと同様、現行型は発売されて間もないため、中古車として出ている車両の情報がほとんどありません。 

ひとつ前の世代であれば中古車368万円〜738万円です。Aクラス、Bクラスに比べると相場が高くなっています。2つ前の2014年7月〜2021年6月生産モデルであれば、110万円〜479.4万円で中古市場にあります。 

排気量は1.5LでAクラスBクラスと同じでありながら、最高出力・最大トルクはCクラスの方が優れているため、余裕のある走りが欲しい方にもおすすめです。 

メルセデス・ベンツEクラス 

Eクラスは、メルセデス・ベンツの中核を担うモデルで、Executive（エグゼクティブ）という意味を持ち、Cクラスよりもひと回りボディが大きいサイズ感です。車の形はセダンとステーションワゴンの2種類になっています。 

グレードの種類は、E200アバンギャルド（ISG搭載モデル）、E220dアバンギャルド（ISG搭載モデル）、E300エクスクルーシブ（ISG搭載モデル）E350eスポーツEdition Starです。 

メルセデス・ベンツE200アバンギャルド 

メーカー名	メルセデス・ベンツ
主要グレード	E200アバンギャルド（ISG搭載モデル）
発生時期	2024年2月
全長×全幅×全高	4,960×1,880×1,470mm
ホイールベース	2,960mm
車両重量	1,790〜1,840kg
エンジン型式	254M20
総排気量	1,997cc
最高出力	150kW/5,800rpm
最大トルク	320N・m/1,600〜4,000rpm
WLTCモード燃費	14.3km/L
新車価格	894万円
中古車価格帯	33万〜1,048万円

現行型のEクラスは、全て直列4気筒2.0Lです。現行型は発売されて間もなく、原稿執筆時点で数台の中古車情報があります。新車の納車まで期間が長いためか、中古車が新車価格よりも高いという現象が起きています。 

また、新車価格は1,000万円前後と高価ですが、ひとつ前の世代である2016年7月〜2024年1月生産モデルなら、165万円〜950万円で購入可能です。 

Eクラスになると全長が5m近くあり、車内のスペースも十分にあります。そのため、街乗りだけならCクラスでも良いですが、長距離の移動が多い方はEクラスの方が疲れにくい環境が整っているためおすすめです。 

ベンツSクラス 

SクラスはSpecial（スペシャル）という意味をもち、A〜Sクラスの中で価格はもちろん、大きさや性能、高級感はトップクラスです。大きな全長や全幅は存在感のある仕上がりになっています。 

グレードは、S450d4MATIC（ISG搭載モデル）、S450d4MATIC（ISG搭載モデル）E-ACTIVE BODY CONTROL、S500 4MATIC（ISG搭載モデル）、S580 4MATIC（ISG搭載モデル）、S550 4MATIC ロング（ISG搭載モデル）、S580 4MATIC ロング（ISG搭載モデル）の6種類です。 

メルセデス・ベンツS450d4MATIC 

メーカー名	メルセデス・ベンツ
主要グレード	S450d4MATIC（ISG搭載モデル）
発生時期	2021年1月
全長×全幅×全高	5,180(5,210)×1,930×1,505mm
ホイールベース	3,105mm
車両重量	2,130〜2,220kg
エンジン型式	656M
総排気量	2,988L
最高出力	270kW/4,000rpm
最大トルク	750N・m/1,350~2,800rpm
WLTCモード燃費	13.7km/L
新車価格	1,556万円
中古車価格帯	49万円〜1898万円

S580はV型8気筒4.0Lを使用し、その他は直列6気筒3.0Lです。現行型は発売されてから数年経っているため、中古市場にある程度の台数が流通しています。 

現行型の中古車価格帯は、797.4万円〜1898万円ですが、ひとつ前の世代である2013年10月〜2020年12月モデルであれば、189万〜1137.5万円です。 

Sクラスになると全長が5mを超え、車体やエンジンの馬力も大きくなります。「これぞベンツ！」という走りや車内のラグジュアリーさ、性能を最大限に堪能したい方におすすめです。 

メルセデス・ベンツGクラス  

GクラスはGeländewagen（ドイツ語でオフローダー）という意味をもち、「ゲレンデ」という名前で知っている方も多いのではないでしょうか。もともと軍用車を乗用車向けに改修したクロスオーバーSUVであり、本格的なオフロードマシンであり、快適性と悪路走破性を両立しています。グレードは、G350d、G400d(2021年5月19日追加)、G550の3種類です。 

メルセデス・ベンツGクラスG350d 

メーカー名	メルセデス・ベンツ
グレード	GクラスG350d
発生時期	2021年1月〜2022年4月
全長×全幅×全高	4,460×1,930×1,975mm
ホイールベース	2,890mm
車両重量	2,490kg
エンジン型式	OM656
総排気量	2,924L
最高出力	330ps(243kW)3,600〜4,200rpm
最大トルク	71.4kg・m(700N・m),1,200〜3,200rpm
WLTCモード燃費	9.7km/L
新車価格	1,251万円
中古車価格帯	315万〜2,830万円

G350dとG400dは直列6気筒ツインターボチャージャーつきで、G550はV8気筒ツインターボチャージャーつきです。 

2018年6月〜生産モデルであれば、中古車価格が718万円〜2,830万円と幅広い価格です。もう一つ前の1990年から2018年5月モデルであれば、315万円〜2,790万円となっています。 

2024年6月現在、メルセデス・ベンツの公式サイトに「在庫僅少」の記載があり、正規ディーラーから新車の購入はできない状態です。しかし、中古市場なら現行モデルも存在するため、Gクラスの購入を考えている場合、中古市場を探してみることをおすすめします。 

中古車をお得に購入するなら車の個人売買カババがオススメ！ 

高級車ブランドであるメルセデス・ベンツは、新車で購入するとなれば相応の資金が必要ですが、過去モデルの中古車なら比較的購入しやすい車も多く流通しています。そして、お得に中古車を買うなら、中古車のフリーマーケットカババがおすすめです。個人でも気軽に出品できるため、オプションにもこだわって購入した方が、本当に気に入ってくれる人を探すために出品しているケースがあります。 

輸入車の中古車となれば、購入後の故障を心配される方も少なくないと思いますが、、カババはプロの目で確認しているため安心して取引可能です。個人売買では珍しいオートローンも用意しているので、ぜひ一度カババを覗いてみてください。 

まとめ  

メルセデス・ベンツの種類は大きく分けて7種類あり、ライフスタイルや購入予算に合わせて選ぶことが可能です。2024年に新型が発売されたクラスもあるため、中古市場に出回っていない車種があります。 

中古車市場は、新型が発売されると前の型の相場が下がると言われているため、1世代前でも状態が良い車両はたくさんあり狙い目です。2世代以上前になると、100万円以下で購入できる車もあるため、古い・新しいに関わらず、幅広く検索してみることをおすすめします。

 

引用・参考

https://www.goo-net.com/magazine/contents/purchase/50365

https://www.marquis.co.jp/campaign/gclass.html

https://www.mercedes-benz.co.jp/passengercars/cars-guide/catalogues.html