ソリオの燃費性能は?他車種と比較!実燃費や魅力も紹介

発売から25年、愛され続けているスズキのソリオ。軽自動車より大きくミニバンよりも小さいお手軽サイズが魅力的です。また、軽減税率が適用されるほど燃費が良いのも人気のひとつです。

純ガソリンエンジン、マイルドハイブリッド、ハイブリッドと3つのパワートレインが用意され、維持費を考える上では大事なポイントになります。そこで、燃費を中心に他車種と比較し、燃費を良くするポイントまで紹介していきましょう。

ソリオの燃費性能

現行型のソリオは、スズキ独自のマイルドハイブリッドとハイブリッドが用意されています。

マイルドハイブリッド車は、発電効率に優れたモーター機能付発電機(ISG)を使い、減速時のエネルギーを利用して発電し、専用のバッテリーに充電。この充電した電力を加速時に使うことで、燃料の消費を抑え燃費を向上させています。

他にも、アイドリングストップシステムが搭載されているので、効率よくエンジンを止めてガソリンを節約。ハイブリッド車は、約80km/h以下でアクセルを離すとエンジンが自動停止し、マイルドハイブリッド車では、ブレーキを踏んで約13km/h以下になるとエンジンが自動停止します。無駄な燃料の消費を抑えることで燃費向上へ繋がっているのです。

ソリオのカタログ燃費

ソリオには、1.2Lガソリン車、マイルドハイブリッド車、ハイブリッド車の3種類があります。グレードが高くなるにつれ価格も高くなるものの燃費もよくなり、2WDと4WDであれば2WDの方が省燃費です。地域の特性に合わせて選びましょう。

グレード駆動方式カタログ燃費
  G2WD19.0km/L
4WD17.8km/L
HYBRID MX
(マイルドハイブリッド)
2WD19.6km/L
4WD18.4km/L
HIBRID MZ
(マイルドハイブリッド)
2WD19.6km/L
4WD18.4km/L
HIBRID SZ
(ハイブリッド)
2WD22.3km/L

実燃費

ソリオに乗っているオーナーの実際の燃費を集計した実燃費です。(2024年2月6日時点)

実際に車のオーナーによる実燃費を集計しているサイト、e燃費を参考にしています。

グレード駆動方式実燃費
  G2WD
4WD
HYBRID MX
(マイルドハイブリッド)
2WD15.85km/L
4WD15.36km/L
HIBRID MZ
(マイルドハイブリッド)
2WD15.85km/L
4WD15.36km/L
HIBRID SZ
(ハイブリッド)
2WD16.99km/L

マイルドハイブリッドとハイブリットで比較すると、実燃費との差は1km/L〜2km/L程度です。2WDと4WDでカタログ燃費では1.2km/Lですが、実燃費だと約0.5km/Lの差になっています。走る環境にもよりますが、カタログ燃費と大きな差はありません。

ソリオと他車種のカタログ燃費を比較

ソリオと比較される車は、トヨタ ルーミー、ダイハツ トール、スバル ジャスティの3種類。この競合3種類は、ダイハツが開発し他社にOEM供給しているので、中身の土台部分は同じです。

トヨタ ルーミー

グレード駆動方式カタログ燃費(WLTCモード)
カスタムG-T2WD16.8km/L
カスタムG2WD[4WD]18.4km/L [16.8km/L]
G-T2WD16.8km/L
G2WD[4WD]18.4km/L [16.8km/L]
X2WD[4WD]18.4km/L [16.8km/L]

ダイハツ トール

グレード駆動方式カタログ燃費(WLTCモード)
カスタムGターボ2WD16.8km/L
カスタムG2WD[4WD]18.4km/L[16.8km/L]
Gターボ2WD16.8km/L
G2WD[4WD]18.4km/L[16.8km/L]
X2WD[4WD]18.4km/L[16.8km/L]

スバル ジャスティ

引用元:https://www.subaru.jp/
グレード駆動方式カタログ燃費(WLTCモード)
2WD[4WD]18.4km/L[16.8km/L]

トヨタ ルーミー、ダイハツ トール、スバル ジャスティは、中身が一緒なだけありカタログ燃費も同じです。ソリオと比較してもそれほど大きな差はありませんが、ハイブリッドモデルの有無に大きな差があります。

純粋なガソリンエンジン車か、ハイブリッド車か。それぞれの乗り味や加速感の違いが、どの車種を選択するかの基準になります。

ソリオのメリット

ソリオは軽自動車よりも大きくてミニバンよりも小さいサイズ感が魅力的です。さらに減税対象になるほど燃費が良く、維持費を抑えられることが幅広い年代から支持される理由のひとつでもあります。

軽自動車より大きくてミニバンより小さい手頃な5ナンバー

ソリオの魅力は、小さすぎず、大きすぎないボディです。軽自動車よりもパワーがあるので、高速道路の合流や追い越し時の加速も安定しています。子供を乗せる方、長距離移動が多いけど大きい車は扱いが面倒という方には、特にちょうどいいサイズ感です。

ソリオは、ワゴンRの普通車版という位置付けになっています。車体が大きく5人乗りで、さらに前モデルよりも全長が長くなっているためスペースに余裕が生まれました。特に膝前の空間が広く、4人家族でも十分なスペースが確保できます。

また、エンジンの排気量が大きいことで走りに余裕があり、車体が大きくスペースに余裕があるところが、軽自動車ではない普通車であるソリオの強みです。

室内の広さ        

荷室も広く後部座席にはリクライニング機能がついているので、ゆったりとくつろげる空間になっています。また、荷室から後部座席の調整ができるため、荷物が多いときには簡単に荷室を拡大することが可能です。

床下収納もついており、あまり使わないものを入れておけます。シートはフルフラットになるため、大きい荷物がある時や、車でひと休みしたいときでもゆったりと過ごすことが可能です。

燃費がよく減税対象車

ソリオは小さすぎず大きすぎないコンパクトさが魅力ですが、マイルドハイブリッドもあり、燃費のよい車です。そのため、減税対象車にも選ばれました。

2WD車は自動車重量税が50%、4WDは自動車重量税が25%軽減されます。普段の燃料費が節約でき、維持費を抑えることができるので減税対象車は一石二鳥です。

SUZUKIセーフティーサポート

ソリオは、スズキのセーフティサポートを標準装備しています。セーフティ サポートは、

ぶつからない、飛び出さない、車線からはみ出さない、車間距離の確保、車線中央付近の走行維持、バックの安全確認などです。

セーフティサポートの中にあるデュアルブレーキサポートは、衝突しそうなときにブレーキがかかる機能です。システムが衝突のおそれがあると判断すると音やメーターなどの表示によってドライバーに警告します。

その後、ブレーキペダルを踏むとブレーキをアシストし、さらに衝突の可能性が高まると自動でブレーキがかかる仕組みです。絶対にぶつからないというわけではなく、あくまで安全運転を支援してくれる機能ですが、運転に自身がないかでも安心して運転できます。

ソリオの燃費を良くする方法

急発進や急加速は充電したエネルギーではなくガソリンを使うので控える

タイヤの空気圧を定期的に点検し、適正に保つ

エアコンはエンジンの出力を使うため、使用を控えめにする

オイル交換など、消耗品の定期的なメンテナンスを行う

車が重いと燃料が必要になるので、余計な荷物があれば降ろす

高速道路は、80km/h〜90km/Lで走る

適合のガソリン添加剤を使う

ソリオの燃費性能を最大限引き出すためには、マイルドハイブリッド、ハイブリットを上手く使うことが大切です。そのため、急加速や急ブレーキはエコモードを使えなくなり多くの燃料を消費してしまう使い方は避けなければなりません。

また、どの車でも共通ですが、タイヤの空気圧を適正値に保つことも燃費の向上につながります。タイヤの空気圧はガソリンスタンドでも無料で見てくれるので、月に一回は点検してもらいましょう。

Q&A

カタログのWLTCモードの燃費と実燃費に差があるのはなぜですか?

WLTCモードは市街地、郊外、高速道路、各走行モードを平均的な使用時間配分で燃費を計測します。対して実燃費は、実際にユーザーが使用した場合の燃費です。

渋滞や天気などの使用環境、アクセルの踏み方、夏のエアコンの使い方など、車を扱う状況は一人ひとりちがうため、WLTC燃費とは大きく数値が異なります。

ソリオとライバル車の燃費の差はありますか?

ソリオのライバルに当たるのが、トヨタ ルーミー、ダイハツ トール、スバル ジャスティの3種類ですが、燃費はソリオの方が約3km/Lほど優秀です。ソリオには、ハイブリッドとマイルドハイブリッドがあることが、燃費に大きく貢献しています。

ソリオの実燃費はどのくらいですか?

マイルドハイブリッド車は約15〜16km/L、ハイブリッド車で約18km/Lです。カタログのWLTCモードの燃費よりは下がりますが、使用する燃料はレギュラーガソリンのため、普段使いでは十分なコストパフォーマンスを発揮します。

ソリオにお得に乗るなら

今までは車を買うのにディーラーか中古車販売業車で購入するのが一般的でしたが、多くの業者が介在することで手数料や利益が価格に乗っています。

この不透明な利益を抑えて、買いたい人と売りたい人を直接引き合わせてくれるのが中古車のフリマ、カババです。

買いたい人は相場よりも安くて良い車を、売りたい人は相場よりも高く売れることを実現してくれます。面倒な手続きは全てカババがやってくれ、出品には手数料がかからないのも大きな魅力です。

まとめ

ソリオの魅力は、軽自動車よりも大きくミニバンよりも小さいボディサイズです。燃費が良くエコカー減税対象車なので、維持費を抑えられます。

特に、小さい子供がいるご家庭なら、使いやすい大きさです。チャイルドシートをつけても足元の空間が広く、お出かけに必要な荷物を楽に載せられます。後部座席も広いので、急なおむつの交換でもすぐに対応できます。

また、パワーに余裕のあるエンジンと広い室内空間、さらにスライドドアを備え、さまざまな場面で車を便利に使いたい方にもおすすめです。

生活環境に合わせて、車の乗り換えを楽しんでいきましょう。