ルーミーの燃費はどれくらい?燃費性能を徹底解説! 

トヨタ ルーミーはトールワゴン型のコンパクトカーです。「使える!動ける広い部屋!」のキャッチコピーどおりに、トヨタのラインナップでは最少クラスのサイズ感ながらも、まるで部屋の中にいるような広々とした室内空間が魅力です。 

本記事ではルーミーのカタログ燃費や実燃費、気になるライバル車との比較も紹介しますので、ルーミーの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。 

ルーミーの燃費性能の特徴は? 

ルーミーは1.5Lクラス相当のトルクを発揮し高速走行においても十分な加速性能と低燃費を両立させた直列3気筒1.0Lターボエンジンと、優れた燃費性能はもちろん街なかでの発進や加速に適した性能を持つ1.0LNAエンジンを採用しています。 

さらに、減速の際、約7km/h以下になると自動でエンジンを停止させ、燃費向上に貢献するアイドリングストップ機構を搭載し、燃費性能に磨きをかけています。 

ルーミーのカタログ燃費はどれくらい? 

昨今のガソリン価格の高騰により、クルマ選びの際に必ず燃費はチェックしておきたいポイントです。ルーミーの燃費はどのくらいなのでしょうか? 

グレード名 駆動方式 カタログ燃費 
2WD 18.4km/L 
4WD 16.8km/L 
2WD 18.4km/L 
4WD 16.8 km/L 
G-T 2WD 16.8km/L 
カスタムG 2WD 18.4km/L 
4WD 16.8km/L 
カスタムG-T 2WD 16.8km/L 

ルーミーのグレードは、「カスタムG-T」「カスタムG」「G-T」「G」「X」の5グレードがあります。コストパフォーマンスを重視した「X」、機能性とデザイン性のバランスが整っている「G」、快適さとデザイン性の高い「カスタムG」の3種類がベースにあり、「T」のつくグレード「はターボエンジンを搭載しており、装備内容は少し異なりますがベースは同じです。 

ルーミーの燃費性能はグレードではなく、駆動方式とターボエンジンかどうかで大きく異なります。パワートレインに関してはNAとターボ、2種類の1.0L直列3気筒ガソリンエンジンを採用。ハイブリッド車の設定はありません。駆動方式はNAエンジン車には2WDと4WDが、ターボエンジン車では2WDのみとなっています。 

同じ2WDで比較すると、「カスタムG-T」「G-T」の燃費性能は、WLTCモードで16.8km/L、「カスタムG」「G」「X」の燃費性能は、WLTCモードで18.4km/L となっています。一般的に燃費が悪化すると言われている4WDでも、16.8km/Lをマークしており低燃費の車と言えるでしょう。 

ただし、これはメーカーが公表しているカタログ燃費であることには注意しなければなりません。燃費性能はどこを走るかによっても違いがあり、信号や渋滞等の影響を受ける市街地を走行する実走行では、カタログ値よりも悪くなります。 

そこで、次の章ではルーミーの実燃費を見ていきましょう。 

ルーミーの実燃費の目安 

ルーミーの実燃費はどのくらいなのか、燃費投稿サイト「e燃費」のデータを参考に見てみましょう。 

グレード名 駆動方式 実燃費 
2WD 13.9km/L 
4WD 13.8km/L 
2WD 13.9km/L 
4WD 13.8km/L 
G-T 2WD 13.6km/L 
カスタムG 2WD 13.9km/L 
4WD 13.8km/L 
カスタムG-T 2WD 13.6km/L 

実燃費を見るとグレードや駆動方式ごとの燃費の差はほとんどありませんが、カタログ燃費では最高18.4km/L(NA・2WD)であるのに対し、13.9km/Lと4.5km/Lの差があります。原因として考えられるのは、ルーミーが小排気量車であるということです。 

車種を問わず、燃料は加速時にもっとも消費されます。ストップ&ゴーの多い市街地で燃費が悪化するのはそのためです。さらに、エンジンパワーに余裕がない小排気量車の場合は、より深くアクセルを踏み込まなければなりません。 

そうなると、排気量の小さいルーミーにとって、荷物や人を乗せた実際の使用状況では、カタログ値に比べて燃費が悪化しやすくなるのです。その証拠に、NA車に比べパワーに余裕のあるターボ車では、16.8km/Lのカタログ燃費に対して13.6km/Lと、NA車よりも数値の落ち込みは小さくなっています。 

ルーミーと比較される車種をチェック 

引用元:https://toyota.jp/roomy/?padid=from_roomy_feature_navi_top

ルーミーのユーザー層は、子育て中のママや高齢ドライバーが比較的多いというデータがあります。その理由はボディサイズ、取り回しのしやすさ、運転席からの見やすさ、燃費です。どれも大切なポイントになりそうですが、ママにとっては、開口が広く、狭い駐車場でのドア開閉に不安がないスライドドアというのも重視したい機能でしょう。 

そんな、子育てママにも人気のライバル車として名前が挙がる、スズキ ソリオとダイハツ トール、2車種と比較してみます。 

スズキ ソリオ 

引用元:https://www.suzuki.co.jp/car/solio/

 駆動方式 カタログ燃費 
ハイブリッド SZ 2WD 22.3km/L 
ハイブリッド MZ  2WD 19.6km/L 
4WD 18.4km/L 
ハイブリッドMX  2WD 19.6 km/L 
4WD 18.4 km/L 
2WD 19.0 km/L 
4WD 17.8 km/L 

4mを切るコンパクトなボディで、家族4人が乗ってもゆとりのある室内が人気のスズキ ソリオ。大きなガラス面による良好な運転視界や両側スライドドアなど、まさにルーミーのライバル的存在です。 

両者の大きな違いは、エンジンです。ソリオには、ガソリン車に加え2種類のハイブリッド車がラインナップされています。カタログ燃費を見てみると、最も燃費の良いハイブリッドモデル(2WD)が32.0km/Lと、驚異的な数値です。 

ただし、車両価格はルーミーに比べ割高であり、排気量はルーミーの1.0Lに対して1.2Lとなるため、やや全体的な費用がかかります。月々のローン返済や維持費などをよく試算し、検討することが大切です。 

ダイハツ トール 

引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/thor/index.htm 

グレード 駆動方式 カタログ燃費 
2WD 18.4 km/L 
4WD 16.8 km/L 
2WD 18.4km/L 
4WD 16.8km/L 
Gターボ 2WD 16.8km/L 
カスタムG 2WD 18.4 km/L 
4WD 16.8 km/L 
カスタムGターボ 2WD 16.8 km/L 

ルーミーはトールのOEMモデルのため、燃費性能は全く同じです。エクステリアデザインを見るとエンブレムの形こそ異なりますが、グリルやヘッドライト、ホイールキャップはどちらも同じデザインとなっており、大きな違いはありません。 

両者の違いは、2022年1月から12月までの販売台数で、ルーミーは109,236 台、トールの販売台数は11,527台となっています。そのため、新車ではなく中古車でも良いという場合、流通台数の多いルーミーの方がより多くの候補から選ぶことが可能です。 

ルーミーの魅力 

引用元: https://toyota.jp/roomy/?padid=from_roomy_feature_navi_top

トヨタ ルーミーのコンセプトは、広々とした空間「Living」と余裕の走り「Driving」をかけ合わせた「1LD-CAR(ワン・エル・ディー・カー)」。 ファミリー層をはじめ、多くのユーザーの日常にジャストフィットするコンパクトなトールワゴンです。 

ボディサイズは、全長3,700~3,705mm、全幅1,670mm、全高1,735mm。全長が短く、高さがあるため、運転がしやすく頭上空間にゆとりがあります。また、スライドドアを採用しているため、子育て世代には嬉しいポイントです。チャイルドシートへの乗せおろしや子供の開閉の際、隣のクルマにドアをぶつけてしまう心配もありません。 

そのほか、格納式リヤドアサンシェードやUVカットガラスが標準装備されおり、快適な室内空間となっています。 

軽以上ミニバン未満のジャストサイズ

ルーミー最大の特徴は、コンパクトかつ絶妙なサイズ感です。3人が横並びで座れる後席は前方にダイブインできるため、自転車を2台積むことができます。さらに、6:4の可倒式で個別にスライドするため、乗車人数や荷物の量に合わせて使うことが可能です。 

また、前席はミニバンよりも着座位置が低く、乗降性も良好。視認性や取り回しも良いので、コンパクトカー感覚で気軽に乗りこなすことができます。このように小さなボディにマルチな才能を秘めている点が、ルーミーの魅力です。軽自動車には抵抗があるけれど、ミニバンまでは必要ないという人にはピッタリのコンパクトカーといえるでしょう。 

見た目と使いやすさを両立させた外観 

コンパクトでありながら、存在感のある外観もルーミーの特徴です。厚みのあるヘッドランプや開口部の大きい大型バンパーなど、力強さを感じるデザインとなっています。 また、メッキ加工や専用バンパーなどを装備したスタイリッシュなカスタムグレードも設定され、好みのスタイルを選ぶことも可能。コンパクトカーにありがちな「可愛らし過ぎる」こともなく、男性でも違和感なく乗ることができます。 

また、フロントやサイドのガラスエリアは広くとられているのも大きなポイント。大きなガラスエリアは、全体的な存在感に寄与しつつ広い視界を確保し、運転のしやすさにも配慮した設計です。 

ルーミーの外観デザインは、見た目の良さと使いやすさ、運転のしやすさを高次元で融合させた、あらゆる人にまっちするものとなっています。 

妥協のない使い勝手と走行性能 

使いやすさ重視のルーミーは、室内空間にもさまざまな気配りが散りばめられています。おうちの部屋のような空間には、いたるところには収納スペースが存在。サングラスや小物をサッとおくことができるオープントレイや大型のカップホルダー、さらには着脱できるダストボックスなど、車内に有って欲しい収納が至る所に配置されています。 

一方、走行性能についても必要にして十分。搭載される1.0LKR-FE型 VVT-iエンジンは、絶対的なパワーはないものの、街中での発進や加速、坂道走行もスムーズに行うことができます。また、ターボ車は、1.5Lクラス相当のトルクを幅広い回転域で発揮し、余裕をもった走りは大きな魅力です。 

先述してきたように、どちらのエンジンも優秀な燃費性能で、お財布にもやさしいのも嬉しいポイント。ルーミーは家族で使えるコンパクトミニバンとして、多くの人が満足できる走行性能と使い勝手を備えています。 

新車か中古車どちらを選ぶべき? 

ここまでルーミーの燃費や特徴、ライバル車を紹介してきました。乗り方や好みによってグレードは変わりますが、ルーミーは新車で購入するのと中古車で購入するのはどちらがよいのでしょうか。 

少しでも安くいい車を購入したいもの。そこで、新車・中古車の価格帯やそれぞれのおすすめポイントをご紹介します。 

新車の価格とおすすめポイント 

最新技術や安全性能、燃費、保証を重視する人には新車がおすすめです。また、誰のものにもなっていないことも新車の大きな魅力ですが、勿論その分価格も高くなります。 

グレード名 価格 
1,566,500円 
1,753,500円 
G-T 1,874,500円 
カスタムG 1,924,000円 
カスタムG-T 2,056,000円 

気になる価格ですが、一番安いXグレード2WDで1,566,500円、一番高いカスタムG-Tグレードは2,056,000円です。オプション代を含めると200万円を超える軽自動車が少なくないことを考えると、お買い得と言えるのではないでしょうか。 

ただし、原稿執筆時点でトヨタのホームページを確認すると、納期について詳細が書かれていません。グレードによっては半年という情報もあるため、納期が気になる方は販売店に問い合わせるか、中古車も検討しましょう。 

中古車の価格とおすすめポイント  

やはり、本体価格を少しでも安く抑えたいという人は、中古車がおすすめです。大手検索サイトを見ると、ルーミーの中古車相場は、約40~298万円。掲載台数は3500台を超えているため、価格や品質のバランスをみつつ探すことができます。 

また、中古車の魅力は、新車に比べて納期が短いことです。一般的に店頭販売されている中古車は、大きな整備さえ行わなければ、平均2週間程度で納車されます。今まさにルーミーの購入を検討しているのであれば、中古車も検討してみることをおすすめします。 

ルーミーを安く買って高く売るならカババ 

中古車は価格や納期のメリットがある一方、品質のバラツキがデメリット。そこで、安く安心したルーミーを購入するなら、「プロに任せる、自動車フリマ」のカババがおすすめです。カババは個人間売買のため消費税が掛からず、実質10%お得に購入できます。 

また、掲載車両はすべてプロが鑑定済みのため品質チェックはもちろん、価格に妥当性があります。安く買って高く売りたいなら「カババ」をチェックしてみてください。 

まとめ 

引用元:https://toyota.jp/roomy/?padid=from_roomy_feature_navi_top

トヨタ ルーミーは使い勝手と走行性能、見た目などを高次元で融合しています。もちろんスポーツカーのような加速力、高級ミニバンのような豪華さはありません。また、燃費についても、カタログに掲載されている数値を見ると、最新のハイブリッド車と比べて見劣りするかもしれません。 

しかし、その分価格が抑えられており、必要十分なパッケージングが大きな特徴であり魅力です。 

家族で快適に使える車が欲しい、軽自動車では手狭だけどミニバンは大き過ぎるという方にとって、ルーミーはちょうどいい選択しなのではないでしょうか。 

引用・参考