ロッキーの燃費はどのくらい?カタログ・実燃費やライバル車との比較で徹底解説!

5ナンバーサイズのコンパクトSUVであるダイハツ ロッキーは、運転のしやすさに加え、使用勝手のいい車内空間を兼ね備えていること、優秀な燃費性能であることからSUV全体の中でも人気を得ています。SUVは欲しいけど、大きい車体と燃費をはじめとした維持費が気になるという方も多いのではないでしょうか。そこで、本記事では、ロッキーの燃費と特徴を詳しく紹介していきます。

ロッキーとは

引用元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/rocky/03_exterior_interior.htm

ロッキーは20年以上の空白期間を経て2019年に復活し、発売されるとたちまち大ヒットモデルとなりました。取り回しのよい5ナンバーサイズながら、広い室内空間と大容量ラゲージを備え、日常生活からレジャーまで幅広いシーンで使用できます。

2019年11月に発売されたロッキーは、ガソリンモデルのみの設定でしたが2021年11月に新開発のハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」を搭載したハイブリッドモデルが追加されました。

「e-SMART HYBRID」は新開発された発電専用の1.2Lエンジンとモーターを組み合わせ、100%モーター駆動によるレスポンスの良い加速性能、そしてクラストップレベルの低燃費を実現しています。

ロッキーの燃費性能の特徴は?

引用元:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/rocky/03_exterior_interior.htm

ガソリン2WDモデルのロッキーに搭載された新開発のWA- VEX1.2Lエンジンは発電専用となっていて効率のいい回転域で運転が可能になっています。電力ロスを最低限に抑えるハイブリッドシステム制御と最大40%というエンジンの高い熱効率と相まって、コンパクトSUVクラスでトップレベルの低燃費を実現しています。

ハイブリッドモデルの100%モーター駆動による素早い応答と⼤きなトルクがスマートな⾛りを実現。バッテリーとエンジンでの発電をスマートに(賢く)組み合わせてモーターに電気を供給することで、⾼い燃費性能を実現するとともに、バッテリー容量を必要最⼩限に抑え、コストパフォーマンスも優れたスマートなシステムとなっています。

ロッキーの燃費はどのくらいなのでしょうか?カタログ燃費と実燃費を見ていきましょう。

① ロッキーのカタログ燃費

カタログ燃費は、自動車メーカーが基準となる測定方法によって燃費を測定した値で、カタログに表示される公式の燃費です。

グレード駆動方式カタログ燃費
L/X/ Premium G2WD20.7km/L
4WD17.4km/L
X HEV/Premium G HEV2WD28km/L
※値はすべてWLYC燃費

当然ではありますが、ロッキーの燃費性能はガソリンモデルよりもハイブリッドモデルの方が燃費性能に優れています。しかし、ガゾリンモデルも決して悪い訳ではなく、SUVらしい迫力のあるスタイリングから考えると十分優秀な燃費性能です。

② ロッキーの実燃費

実燃費はカタログ燃費と違い路面状況や運転スタイルなどの要素により影響を受ける実際の燃費のことです。ロッキーの実燃費はどのくらいなのか、燃費投稿サイト「e燃費」のデータを参考に見てみましょう。

グレード駆動方式実燃費
L/X/ Premium G2WD16.17km/L
4WD15.02km/L
X HEV/Premium G HEV2WD23.43km/L

実燃費でもっとも燃費が良いのは、ハイブリッドX HEV/Premium G HEV車の2WDで23.43km/L。カタログ燃費(28km/L)の約84%を維持しており、かなり優秀な燃費性能であることがわかります。対して、エンジンモデルは、カタログ燃費に対して2WDが約78%、4WDに至っては約86%を維持しており十分優秀です。

メーカーが一定の条件下で計測するカタログ燃費と違い、実燃費はユーザーの使い方や使用環境によって大きく違いが生まれます。例えば、毎日近距離の移動しかしない場合、どんな車でも燃費は悪化しやすくなり、逆に1回の移動で長距離が多い方は、比較的カタログ燃費に近い値が出やすくなるものです。

そのため、あくまでひとつの参考データということになりますが、ロッキーは燃費に優れたSUVと言っても差し支えありません。

ロッキーとライバル車の燃費を比較

同じコンパクトSUVでロッキーのライバルにあげられるトヨタ ライズ、スズキ イグニス、スバル クロストレックと燃費を比較してみます。

ライバル車① トヨタ ライズ

引用:https://toyota.jp/raize/feature/?padid=from_raize_top_feature_2#ft-perf

強力な販売力を持つトヨタで、ライズは絶好調の売り上げを叩き出しています。ライズはロッキーの兄弟車であるため、ロッキーとライズの燃費の数値はまったく同じです。

グレード駆動方式カタログ燃費実燃費
X/G/Z2WD20.7km/L16.17km/L
4WD17.4km/L15.02km/L
HYBRID G/ HYBRID Z2WD28km/L23.43km/L

燃費の面では不利とされるSUVにしては十分低燃費ですし、レギュラーガソリン仕様なのでお財布にも優しくなっています。 「小さなクルマに適したハイブリッドシステム」としてダイハツが新たに開発したハイブリッドシステム「e-SMART HYBRID」(イー スマート ハイブリッド)はシンプルな構造でサイズもかさばらないので、市街地走行に適しています。

ライバル車② スズキ イグニス

引用:https://www.suzuki.co.jp/car/ignis/styling/

個性的で洗練された印象のスズキ イグニスは、全車にスズキ自慢のマイルドハイブリッドシステムを採用し、高い燃費性能を誇るモデルです。

駆動方式カタログ燃費実燃費
2WD19.8km/L16.38km/L
4WD19.0km/L17.60km/L

イグニスの車両本体価格は152万2,400円〜197万5,600円となっていて、ダイハツ ロッキーよりも安価です。ロッキーと同じく取り回しのしやすさ、狭い道での運転のしやすさは間違いありません。また7種類と多彩なボディカラーも用意され、個性的なモデルを探している方におすすめです。

スバル③ クロストレック

引用:https://www.subaru.co.jp/news/2022_12_01_135725/
駆動方式カタログ燃費実燃費
2WD16.4km/L14.4km/L
4WD15.8km/L13.8km/L

スバル クロストレックは、スバルが自社で生産・開発するクロスオーバーSUVの中で、もっともコンパクトなサイズのモデルです。ステーションワゴンタイプの伸びやかなシルエットは、他のコンパクトSUVにはない魅力と言えるでしょう。

ロッキーの魅力は何?

車を購入する上で、燃費性能は大切な判断基準のひとつですが、合わせて、自分の使い方や欲しい機能を見極めることも忘れてはいけません。ここからは、ロッキーの持つ燃費以外の営農や魅力について紹介します。

ポイント① 外装・室内空間

小さいながらもSUVらしい外装デザインは、ロッキーの大きな魅力です。フロントの大型グリルと立体的な前後バンパーにより、実際の大きさ以上に迫力を演出しています。また、前後のホイールアーチやボディ下部をブラックの樹脂パーツとすることで、SUVらしい無骨さを表現しており、小さいながらもデザインの工夫が詰め込まれています。

SUVらしい見た目に反して、ロッキーの室内空間は快適さにこだわりを持って開発されています。ロングドライブでも疲れにくいよう、背もたれの角度・座面形状・座面長の拡大し、フィット感を向上しています。前後席の間隔は、ゆとりの900mmを担保し、後席にも足が組めるほどです。

荷室容量も369Lを確保し、日常からアウトドアまで、さまざまな荷物に対応します。さらにシートアレンジを行うと、ラゲージをさらに広げることができます。「3人乗車+長物」、「2人乗車+大きな荷物」など、シーンに合わせて臨機応変な使い方が可能です。

ポイント② 運転支援機能

ロッキーには、どんな人でも安心して運転できる万全の安全運転支援機構が搭載されています。

テレオカメラを使用した「スマートアシスト」を全社標準装備し、国土交通省が提唱するサポかーSワイドに適合。衝突被害軽減ブレーキやペダル踏み間違い抑制機能、車線逸脱警報など、あらゆる場面で安心感を持って運転することができます。

ポイント③ 走行性能

あくまで街中での使用を前提にしていながら、SUVならではの充分な185mmのロードクリアランスを確保し。もちろん、本格的な岩場や深い雪での走行には向きませんが、キャンプや釣りなどのアウトドアレジャーでは十分力を発揮してくれるはずです。

また、一新されたプラットフォームとサスペンションによる高い安定感と乗り心地を実現。走りの軽快感や燃費の良さ、静粛性にもこだわることで、快適性や使い勝手も十分です。また、100%モーターで走行するe-SMART HYBRIDは、アクセルを踏み込んだ瞬間から一気に力強さを発揮。交差点での発進も スムーズ、追い越し時も余裕ある加速を実現します。

ロッキーをお得に乗る方法はある?

引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/rocky/

ロッキーのベーシックグレードX HEVは211万6000円(消費税込)、コンパクトSUVのハイブリッド車としては国内最安値となっています。また、ガソリンモデル(FF)の同グレードとの価格差は、Xで30万6000円、Gで28万9000円とハイブリッドモデル・ガソリンモデルの差があまりありません。そのため、優れた燃費とモーターならではの走りに魅力を感じるのであれば、ハイブリッドモデルがおすすめです。

そして、中古車市場に流通しているロッキーの5割がGグレードで相場は180万円。新車価格約220万円であり、走行距離・オプションなど含めて考えればお得です。また、さらに遅くに乗りたいという方は、消費税や中間マージンのかからない個人間フリマ「カババ」で探してみてください。

まとめ

引用:https://www.daihatsu.co.jp/lineup/rocky/03_exterior_interior.htm

大型な車種が多いSUVの中で、ロッキーのコンパクトさは大きな魅力です。また、ガソリン車はもちろんのこと、2021年に追加されたハイブリッド車は優れた燃費性能を誇っています。コンパクトな車体は、狭い道が多い市街地でも扱いやすく、運転に自信がない方でも安心です。広く使い勝手に優れた室内は、日々の買い物だけじゃなくアウトドアレジャーでも使えます。

そして、新車だけではなく、中古車を選べばお得にロッキーを購入できるため、中間マージンと消費税がかからない個人売買のカババの利用も検討してみてください。

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