N-BOX新旧どっちが買い? 違い・相場・維持費から徹底比較

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軽スーパーハイトワゴンの王者として不動の人気を誇るホンダ「N-BOX」。
モデルチェンジのたびに安全性能・質感・走りが磨かれてきた一台ですが、近年は旧型と新型どちらを選ぶべきか を改めて検討するユーザーが増えています。

本記事では、新旧モデルの特徴を整理しつつ、 中古車相場・リセール・使い勝手 をもとに“後悔しないN-BOX選び”を徹底比較します。
「街乗り中心なら?」「家族送迎が多いなら?」「高速が多い人は?」といったリアルな視点から総合評価していきます。

新型と旧型N-BOXの違いをざっくりチェック

まずは、旧型(先代N-BOXカスタム ターボ)と新型(現行N-BOXカスタム ターボ コーディネートスタイル)で大きく変わったポイントをシンプルに整理します。

【外観】大人の新型/押し出し強めの旧型

●新型(カスタム ターボ コーディネートスタイル)

水平基調のフロントデザインにより、軽とは思えない落ち着きと上質感を獲得。
薄型LEDヘッドライトにより、すっきりまとまった“高級ミニバンの縮小版”のような雰囲気が魅力。

●旧型(G・Lターボ Honda SENSING〈カスタム〉)

メッキ多めの迫力あるデザインで、押し出し感の強さが特徴。
「力強いルックスが好き」「華やかな軽がいい」というユーザーに人気でした。

【内装】質感と視界の新型/スポーティーな旧型

●新型

ダッシュボードが水平に整理され、ナビ位置も高く視認性が良好。
樹脂の質感や色使いも向上し、落ち着いた大人のインテリアに進化。

●旧型

黒基調でスポーティーな雰囲気。
質感は良いものの見やすさやスッキリ感では新型が一歩リード。

【走り】同じターボでもフィーリングが違う

共通:軽ターボとしてトップクラスの余裕

街中の加速・高速合流はどちらもスムーズで、ファミリー向け軽自動車としてはトップクラスの動力性能。

新型:静粛性・乗り心地の向上が明確

フロアや遮音材の改良で、
・走行時のノイズ
・段差のいなし方
・アイドリング音
が大幅に改善。

●旧型:車重が軽くキビキビ感が強い

街乗りのストップ&ゴーでは旧型の方が軽快に感じる場面も。

【リアル相場】N-BOXカスタム ターボの中古価格(2025年11月)

2025年11月時点で、N-BOXカスタム ターボは軽自動車の中でもトップクラスのリセールを維持しています。

以下は、実際のオークション(AA)および小売価格帯を基準に整理した年式別のリアル相場です。

■JF5(現行)N-BOXカスタム ターボ

●2024年式(走行0.5〜1万km)

・AA:170〜180万円
・小売:190〜210万円
新車乗り出し約240万円に対し、残価率は約79〜87%と極めて高い水準。

※メーカーオプションの360°カメラやディーラーオプションがついた金額が約240万になります。

●2023年式(走行1〜2万km)

・AA:160〜170万円
・小売:180〜200万円
残価率は約75〜83%。
1〜2年落ちでも相場がほとんど崩れず、強い需要を反映。

■JF3(先代)N-BOXカスタム(Lターボ)

●2022年式(走行2〜3万km)

・AA:140〜150万円
・小売:160〜180万円
残価率は約58〜63%。
走行2〜3万kmでも価格は安定しており、カスタムターボの強さが目立つ。

●2021年式(走行3〜4万km)

・AA:135〜145万円
・小売:150〜170万円
残価率は約56〜60%。

■JF3(G・Lターボ Honda SENSING)

●2020年式(走行4〜5万km)

・AA:110〜120万円
・小売:140〜150万円
残価率は約45〜50%。
4〜5年落ちでも100万円超えを維持しており、軽トップ級の相場安定性を証明。

【相場が高い理由】

●N-BOXの圧倒的な普及台数とブランド力
●ターボ×カスタムは元々流通量が少なく競争が激しい
●家族・若者・シニアまで需要層が広い
●軽自動車市場全体の価格高止まり

特にJF5ターボは「新車の納期」と「中古流通の少なさ」が重なり、
1〜2年落ちでも200万円近い小売価格が珍しくありません。

【総括:相場データから見た結論】

●JF5(現行ターボ)は1〜2年落ちでも 新車の8〜9割価格を維持
●JF3(旧型ターボ)も 3〜5年落ちで110〜170万円台を維持
●特にコーディネートスタイルは人気色比率が高くリセールも安定

つまり、N-BOXカスタム ターボは、新旧どちらも“異常に値落ちしにくい”車。
ただし相場・質感・満足度まで含めると新型JF5が最も優位。

新旧N-BOX、結局どっちが買い?【総評】

N-BOXは新旧どちらを選んでも後悔しにくい。
ただし総合満足度は“新型”が一歩リード。

▼新型が向いているユーザー

・静粛性と乗り心地を重視
・質感の高い内外装がほしい
・保証付きで長く乗りたい
・リセールも重視したい
新型カスタム ターボ コーディネートスタイルがおすすめ

▼旧型が向いているユーザー

・予算を抑えつつターボ&カスタムに乗りたい
・押し出し感のあるデザインが好き
・街乗り中心で軽快さ重視
旧型は中古相場が高くても十分コスパ良好

旧型も良い。でも“私が新型を推す理由”はこれ

  1. 静粛性・乗り心地の差が明確
  2. デザインが上質化し所有感が高い
  3. コーディネートスタイルのリセール期待値が高い

軽スーパーハイトの中でも、新型N-BOXは完成度が非常に高く、
“乗れば乗るほど良さが実感できる”モデルと言えるでしょう。

売却・乗り換えを考えるなら「3年以内」が最強

N-BOXの残価推移は以下が基準。

●1年落ち:80%前後
●3年落ち:75%前後
●5年落ち:60〜65%

特に 初回車検前(3年以内) の乗り換えは価値が落ちづらく、
“実質負担を最小化できる黄金タイミング”です。

まとめ

✔ 新旧どちらも高完成度で失敗しにくい
✔ 新型は静粛性・乗り心地・質感が大幅に進化
✔ 旧型は軽快さと価格メリットが魅力
✔ リセールはターボ×カスタム×人気色が鉄板
✔ 長く乗る・満足度重視なら「新型がおすすめ」