
N-BOXのおすすめグレードは?グレードの違いを徹底比較
軽スーパーハイトワゴンのホンダ N-BOXは、シンプルでありながら高い質感と洗練されたデザインにより、軽自動車というカテゴリに収まりきらない存在感を持っています。クルマに乗って出かけるときも、自宅にいるかのようにリラックスできる空間で、乗る人すべてが快適に過ごせることを目指しています。運転のしやすさはもちろん、どんなシーンでも感じられる心地よさを大切にし、走りの質にもこだわっています。さらに、さまざまなシーンでの使い勝手に優れ、車内で過ごす時間をより快適に感じられる空間に仕上がっています。ここではグレードの違いやおすすめのグレードをご紹介いたします。
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N-BOXのグレード別の違いと特徴

N-BOXは大きく分けて「N-BOX」「N-BOX JOY」「N-BOX CUSTOM」の3種類からなります。
そこから細かく分けると以下のようになります。
【N-BOX】
- N-BOX
- ファッションスタイル モノトーン
- ファッションスタイル 2トーン
- スロープ
【N-BOX JOY】
- JOY(モノトーン)
- JOY (2トーン)
- JOY ターボ(モノトーン)
- JOY ターボ(2トーン)
【N-BOX CUSTOM】
- CUSTOM
- CUSTOM コーディネートスタイル(モノトーン)
- CUSTOM コーディネートスタイル(2トーン)
- CUSTOM ターボ
- CUSTOM ターボ コーディネートスタイル(モノトーン)
- CUSTOM ターボ コーディネートスタイル(2トーン)
- CUSTOM スロープ
【N-BOX】

「N-BOX(標準)」「ファッションスタイル」「スロープ」それぞれの特徴について見ていきましょう。
N-BOX(標準)
N-BOXはもっともスタンダードなグレードです。ボディカラーは6色、シートはトリコット素材を使用したグレー×グレージュで、コルクカラーのインパネトレーなどナチュラルな内装が魅力です。14インチのスチールホイール+フルホイールキャップを装備し、フルLEDヘッドライトは、ヒトの目をモチーフにした奥行きのある造形で、独特の存在感を放っています。
ファッションスタイル(モノトーン/2トーン)
「ファッションスタイル」は、N-BOXのデザイン性をより高めた派生スタイルです。
モノトーン:N-BOXには設定されていない3種類のボディカラーと、オフホワイトのカラードフルホイールキャップを採用しています。
2トーン:モノトーン仕様にブラックのルーフを組み合わせた2トーンスタイルで、さらに個性的な外観となっています。
内装や基本的な機能は、ベースグレードのN-BOXと同じ内容です。
スロープ
福祉車両仕様で、車いすでの乗降に対応しています。スーパーフレックススロープ、電動ウインチ(速度調整機能付)、3点式シートベルトなど介助をサポートする機能が充実しています。4WD仕様は重量増により燃費が若干低下します。
【N-BOX JOY】

「JOY」「JOY ターボ」それぞれの特徴について見ていきましょう。
JOY(モノトーン/2トーン)
アウトドアライフにフィットする仕様で、ボディカラーは2種類(2トーンは5種類)を展開しており、ホイールは、ベルリナブラック塗装の14インチスチール+モールディングシルバーのハーフホイールキャップを装着しています。
モノトーン:2種類のボディカラーに加え、ブラウン×ブラックの撥水ファブリックシートやスライドボード、フロアアンダーボックスなどが装備され、実用性とおしゃれさを兼ね備えています。
2トーン:モノトーン仕様にブラックルーフが組み合わされ、ボディカラーは5色から選ぶことができます。
JOY ターボ(モノトーン/2トーン)
「JOY ターボ」は、JOYグレードの快適装備に加えて、エンジンをターボ化したスポーティなモデルです。
最高出力は64PS(47kW)/6,000rpm、最大トルクは10.6kgf・m(104N・m)/2,600rpmとなり、より力強い走行性能を実現しています。
車両重量は約10kg増加しており、燃費はFFで24.8km/L、4WDで22.3km/Lと若干の差があります。
装備面では、本革巻きステアリングホイールやシートバックテーブル(運転席&助手席)が標準装備されており、快適性も向上しています。
【N-BOX CUSTOM】

「CUSTOM」「CUSTOM コーディネートスタイル」「CUSTOM ターボ」「CUSTOM ターボ コーディネートスタイル」「CUSTOM スロープ」それぞれの特徴について見ていきましょう。
CUSTOM(標準)
「CUSTOM」は、上質な装いと機能性を両立した上位モデルです。
シャークグレー塗装+切削加工の14インチアルミホイールや、シーケンシャルターンシグナルランプ、ブラック基調の内装などを採用しており、高級感を演出しています。
燃費はFFで21.5km/Lと、ベースモデルより0.1km/L低下しています。
コーディネートスタイル(モノトーン/2トーン)
こちらは「CUSTOM」に個性的なカラーリングと専用装備を追加したスタイルです。
モノトーン:プレミアムクリスタルレッド・メタリックなど、特別感のあるボディカラーとベルリナブラック塗装+切削のアルミホイールが装備されます。
2トーン:ルーフがブラックになる2トーン仕様で、さらに際立つ存在感を演出しています。
CUSTOM ターボ/CUSTOM ターボ コーディネートスタイル
「CUSTOM ターボ」は、走行性能とデザイン性の両立を求める方に最適なグレードになります。
64PSのターボエンジン、15インチアルミホイール(ピューターグレー+切削)などが装備され、都会的で引き締まった印象です。
「CUSTOM ターボ コーディネートスタイル」は、2トーンカラーを加えた最上級グレードで、価格はN-BOXシリーズ内で最も高くなりますが、その価値を十分に感じられる内容になっています。
CUSTOM スロープ
「CUSTOM スロープ」は、CUSTOMの装備にスロープ仕様を加えた福祉車両です。
基本的な構成は「スロープ」と同様ですが、右側パワースライドドアが標準装備されており、さらに快適な乗降を可能にしています。
グレードごとの価格と燃費の違いを比較

各グレードの価格と燃費の違いを比較していきます。
価格
N-BOXのグレード選びで、重要な要素の一つが価格です。新車価格の目安は、下記の通りです。(2025年4月時点)
グレード | FF | 4WD |
N-BOX | 1,739,100円 | 1,872,200円 |
ファッションスタイル(モノトーン) | 1,838,100円 | 1,971,200円 |
ファッションスタイル(2トーン) | 1,898,600円 | 2,031,700円 |
スロープ | 1,915,000円 | 2,036,000円 |
JOY(モノトーン) | 1,844,700円 | 1,977,800円 |
JOY(2トーン) | 1,927,200円 | 2,060,300円 |
JOY ターボ(モノトーン) | 2,044,900円 | 2,178,000円 |
JOY ターボ(2トーン) | 2,127,400円 | 2,260,500円 |
CUSTOM | 1,923,900円 | 2,057,000円 |
CUSTOM ターボ | 2,129,600円 | 2,262,700円 |
CUSTOM コーディネートスタイル(モノトーン) | 2,169,200円 | 2,302,300円 |
CUSTOM コーディネートスタイル(2トーン) | 2,229,700円 | 2,362,800円 |
CUSTOM ターボ コーディネートスタイル(モノトーン) | 2,281,400円 | 2,414,500円 |
CUSTOM ターボ コーディネートスタイル(2トーン) | 2,341,900円 | 2,475,000円 |
CUSTOM スロープ | 2,153,000円 | 2,274,000円 |
N-BOXは購入者の希望や予算に応じて構成されており、スタンダードな「N-BOX」でFF:約173万円・4WD:約187万円からのスタートでもっとも手頃な価格帯となっています。
アウトドア仕様の「 JOY」は、FF:約184万円・4WD:約197万円からの中間グレードとなっています。さらに、「JOY」からはターボ仕様も選択可能になります。
N-BOX CUSTOMは、FF:約192万円・4WD:約205万円からと上質な装備やデザインを重視する方に向けた価格帯です。
燃費
N-BOXの燃費性能を比較していきます。
グレード | FF (WLTCモード) | 4WD (WLTCモード) |
N-BOX | 21.6km/L | 19.4km/L |
ファッションスタイル (モノトーン/2トーン) | 21.6km/L | 19.4km/L |
JOY (モノトーン/2トーン) | 21.3km/L | 19.3km/L |
JOY ターボ (モノトーン/2トーン) | 20.2km/L | 18.4km/L |
CUSTOM | 21.5km/L | 19.4km/L |
CUSTOM ターボ | 20.3km/L | 18.4km/L |
CUSTOM コーディネートスタイル (モノトーン/2トーン) | 21.5km/L | 19.4km/L |
CUSTOM ターボ コーディネートスタイル (モノトーン/2トーン) | 20.3km/L | 18.4km/L |
スロープ | 21.1km/L | 19.1km/L |
CUSTOM スロープ | 21.1km/L | 19.0km/L |
WLTCモードでの燃費性能は、FFの最高は21.6km/L・最低は20.2km/L、4WDの最高は19.4km/L・最低は18.4km/Lとなっており、FFと4WDでは約2km/Lほどの差で、ターボになるとノンターボに比べて全体的に約1㎞/Lほどの差があります。
燃費を重視するなら、FFモデルのノンターボ車が最適です。一方で力強い走りや安定した走行性能を求める方はターボや4WDをおすすめします。燃費の違いを踏まえつつ、自分のライフスタイルや好みに合ったモデルを選ぶことが重要です。
おすすめグレード

おすすめグレードは「N-BOX」になります。「N-BOX」は全体的に快適装備が充実しており、最もベーシックなグレードでも左側リアのパワースライドドアが標準で装備されています。必要に応じてオプションで装備が追加可能なため、コスト面を考慮すると、このベースグレードの「N-BOX」は非常におすすめできるモデルです。
一方で、高速道路や山道など力強い走行が求められるシーンでは、「CUSTOM ターボ」の検討をおすすめします。街中での走行には標準の「N BOX」でも十分対応できますが、坂道や高速でパワー不足を感じることがあります。ターボエンジンを搭載した「CUSTOM ターボ」は、大径ホイールと相まって、加速性能やハンドリング性能が向上し、より安定した走行が可能です。
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まとめ

ホンダ N-BOXはグレードごとに外観デザインに明確な違いがあり、それぞれに個性が際立っています。ベースグレードは親しみやすい印象を、「JOY」は遊び心あるデザインを、「CUSTOM」は圧倒的な存在感を演出しています。さらに、各グレードの個性に合わせたカラーバリエーションも豊富に用意されています。
グレードだけでなく、ライフスタイルや予算に合わせて最適な一台を選びましょう。今回の記事が、N-BOXの購入を検討している方の参考になれば幸いです。
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引用・参考
https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/design/?from=car_header
https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/type/compare/?from=car_header
https://www.nextage.jp/model_guide/honda/639581
https://www.honda.co.jp/Nbox/webcatalog/design/?from=car_header