インプレッサ スポーツの燃費はどれくらい？カタログ燃費・燃費性能やライバル車との比較を紹介

洗練されたデザインとスバル独自の走行性能が融合したハッチバックモデル「インプレッサ スポーツ」。シンメトリカルAWDや水平対向エンジンといった伝統のメカニズムを継承しながら、日常使いにもマッチする扱いやすさと快適性を兼ね備えた1台です。安全技術「アイサイト」の搭載により、安全性能も国内トップクラス。さらに、ハイブリッド技術「e-BOXER」の採用により、走りの楽しさと燃費性能を高い次元で両立しています。

本記事では、カタログ燃費と実燃費の違いや、ガソリン車・ハイブリッド車の比較、さらにはライバル車との燃費性能の違いについても詳しく解説していきます。

インプレッサ スポーツの燃費性能は？

インプレッサ スポーツは、走行安定性や安全性能に優れたスバルの人気ハッチバックモデルですが、燃費性能も注目すべきポイントです。現行モデルでは、2.0Lの水平対向エンジンに電動モーターを組み合わせた「e-BOXER」ハイブリッドシステムを搭載するグレードが用意されており、街中でのストップ＆ゴーや郊外でのクルージング時に効率的な燃費を発揮します。

ここでは、カタログ燃費と実燃費に分けてご紹介していきます。

カタログ燃費（WLTCモード）

インプレッサ スポーツのカタログ燃費を紹介します。

エンジン	駆動方式	燃費（WLTCモード）
ガソリン	FWD	14.0km/L
ハイブリッド（e-BOXER）		16.6km/L
ガソリン	AWD	13.6km/L
ハイブリッド（e-BOXER）		16.0km/L

インプレッサ スポーツには、ガソリンエンジン車とハイブリッド（e-BOXER）車の2タイプが設定されており、それぞれに前輪駆動（FWD）と四輪駆動（AWD）が用意されています。

まず、ガソリンモデルの燃費性能はFWDで14.0km/L、AWDでは13.6km/Lとなっており、AWD特有の高い走行安定性を保ちつつも、日常使いに十分な燃費性能を実現しています。一方、ハイブリッド仕様のe-BOXER搭載車はさらに優れた燃費性能を誇り、FWDでは16.6km/L、AWDでも16.0km/Lと、どちらの駆動方式でもガソリン車を上回る数値を記録しています。

このように、インプレッサ スポーツは駆動方式やパワートレインの選択によって燃費性能に違いが見られますが、いずれもバランスの取れた数値となっており、日常の移動からレジャーまで幅広く対応できるモデルです。燃費と走行性能を両立させたいユーザーにとって、魅力的な選択肢となるでしょう。

実燃費

インプレッサ スポーツに乗っているオーナーの実燃費データを収集しているe燃費

（https://e-nenpi.com）によるデータで紹介します。（2025年6月9日時点）

なお、実燃費はあくまで実際の使用環境や走行条件、運転スタイルなどに大きく左右されるため、ここで紹介している数値は参考程度にとどめておくようにしてください。

エンジン	駆動方式	実燃費
ガソリン	FWD	15.48km/L
ハイブリッド（e-BOXER）		ー
ガソリン	AWD	12.99km/L
ハイブリッド（e-BOXER）		ー

ガソリンエンジン搭載車の実燃費は、FWDで15.48km/Lと、カタログ燃費をやや上回る優秀な数値を記録しています。これは、市街地よりも郊外や高速道路を多く走るユーザーにおいて、エンジン効率が高く保たれているためと考えられます。

一方、AWDモデルの実燃費は12.99km/Lと、FWDに比べてやや低めの傾向があります。これはAWDの構造上、駆動ロスや車両重量の増加による燃費への影響が現れている結果です。

なお、ハイブリッドモデルについては、現在のところ信頼できる実燃費データが十分に揃っていないため、具体的な数値は不明です。

ライバル車種との比較

ライバル車種であるトヨタ カローラスポーツやマツダ MAZDA3ファストバックとのカタログ燃費を比較していきます。

トヨタ カローラスポーツ

スタイリッシュなデザインと優れた走行性能を両立したハッチバック、トヨタ カローラスポーツ。低重心設計による安定した走りに加え、ハイブリッドとガソリンの2タイプを設定。安全装備「Toyota Safety Sense」も全車標準で、幅広い層に支持される一台です。

グレード	エンジン	駆動方式	燃費（WLTCモード）
Z	ハイブリッド	2WD	27.2km/L※
G			29.5km/L
X			30.0km/L

※ スペアタイヤ付の場合、各モード燃費はWLTC：27.1km/L

カローラスポーツの駆動方式は2WDでハイブリッドモデルのみとなります。グレード別に燃費性能に差があり、「Z」で27.2km/L、「G」で29.5km/L、「X」で30.0km/Lの燃費性能を誇ります。「Z」はスペアタイヤ装着時は燃費がわずかに低下し、27.1km/Lとなります。一方、インプレッサ スポーツの燃費は、ガソリンモデルでFWDが14.0km/L、AWDが13.6km/L、ハイブリッド（e-BOXER）ではFWDが16.6km/L、AWDが16.0km/Lです。カローラスポーツは特にハイブリッドの燃費性能でインプレッサ スポーツを大きく上回っており、燃費重視のユーザーには魅力的な選択肢と言えるでしょう。

マツダ MAZDA3ファストバック

洗練されたデザインとスポーティな走りを兼ね備えたマツダ MAZDA3ファストバック。流麗なボディラインと高級感あふれるインテリアが特徴で、日常のドライブを特別なものに変えます。マツダの独自技術「スカイアクティブ」エンジンにより、力強い加速と優れた燃費性能を両立しています。また、安全装備も充実し、快適かつ安心して運転できる一台です。

エンジンタイプ	駆動方式	ミッション	燃費（WLTCモード）
SKYACTIV-G1.5（ガソリン）	2WD	AT	16.6km/L
e-SKYACTIV-G2.0 （マイルドハイブリッド）	2WD	AT	16.4km/L
		6MT	17.5km/L
	4WD	AT	15.9km/L
SKYACTIV-D1.8（ディーゼル）	2WD	AT	21.2km/L
	4WD		20.0km/L
e-SKYACTIV X 2.0（マイルドハイブリッド）	4WD	AT	16.7km/L
		6MT	17.7km/L

MAZDA3ファストバックは多彩なパワートレインを揃え、それぞれ異なる燃費性能を持っています。1.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G1.5」の2WD・ATモデルは16.6km/Lと経済的な選択肢です。2.0Lガソリンエンジン「e-SKYACTIV-G2.0」は、2WD・ATで16.4km/L、6速MTで17.5km/Lと、MT仕様のほうが燃費に優れています。4WD・ATでは15.9km/Lで、駆動方式の違いが燃費に影響を与えています。ディーゼルの「SKYACTIV-D1.8」は、2WD・ATで21.2km/L、4WD・ATで20.0km/Lと高燃費を誇ります。マイルドハイブリッドの「e-SKYACTIV X 2.0」では、4WD・ATが16.7km/L、4WD・6MTが17.7km/Lと効率の良さが魅力です。一方、スバル・インプレッサ スポーツはガソリンFWDが14.0km/L、AWDが13.6km/Lです。ハイブリッド（e-BOXER）はFWDで16.6km/L、AWDで16.0km/Lとなっています。比較すると、MAZDA3のガソリンモデルは全般に燃費が良く、特にディーゼルは20km/Lを超える高燃費が魅力です。インプレッサのハイブリッドはAWDながら16km/L前後と悪路走破性と燃費のバランスに優れています。燃費重視ならMAZDA3のディーゼル、AWD性能や環境性能重視ならインプレッサも有力な選択肢です。

燃費を改善させる3つのポイント

燃費を改善させる方法を3つご紹介いたします。

メンテナンス

インプレッサ スポーツの燃費を良好に保つためには、日頃のメンテナンスが重要なポイントとなります。まず注目したいのが、タイヤの空気圧管理です。空気圧が低下するとタイヤの転がり抵抗が増し、エンジンに余計な負荷がかかるため燃費が悪化します。定期的に空気圧をチェックし、適正値に保つことで、燃費の改善だけでなく、タイヤの摩耗を防ぎ寿命を延ばす効果もあります。

さらに、エンジンオイルの状態も燃費に大きく影響します。劣化したオイルは潤滑性能が低下し、エンジン内部の摩擦が増えて燃費が悪くなります。定期的なオイル交換を行えば、エンジン効率が向上し、燃料消費も抑えられます。

また、エアフィルターの汚れにも注意が必要です。フィルターが詰まると空気の流れが悪くなり、燃焼効率が下がるため、余計な燃料を消費してしまいます。定期点検や早めの交換により、エンジンのパフォーマンスを維持し、燃費改善が期待できます。

このように、日常的なメンテナンスを心がけることで、インプレッサ スポーツの燃費性能を長く安定して保つことが可能になります。

急加速や急発進を控える

急加速や急発進は、インプレッサ スポーツの燃費を悪化させる大きな要因です。これらの運転操作では、エンジンが短時間で大量の燃料を消費するため、効率が著しく低下します。燃費を良好に保つためには、アクセルを一気に踏み込まず、なめらかに加速することが大切です。また、穏やかな発進を心がけることで、タイヤへの負担も軽減され、摩耗の抑制にもつながります。その結果、燃費だけでなく車全体の維持コストの削減にも寄与します。このように、急な操作を控えた丁寧な運転は、燃費向上と安全性の両面でメリットがあると言えるでしょう。

速度を一定に保つ

インプレッサ スポーツの燃費を効率よく向上させるには、安定した速度での走行が非常に重要です。走行中にスピードの上げ下げが頻繁にあると、そのたびにエンジンが無駄な燃料を使ってしまい、燃費が悪化します。特に高速道路では、スピードを一定に保つことでエンジンの負荷が軽減され、燃料消費を抑えることが可能です。こうした状況では、クルーズコントロール機能の活用が効果的です。一定の速度を自動で維持してくれるため、無駄な加減速を避け、燃費改善に貢献します。日常的にこのような走行習慣を意識することで、インプレッサ スポーツの燃費性能を最大限に引き出すことができます。

中古車をお得に購入するなら車の個人売買カババがオススメ！

インプレッサ スポーツを少しでも安く手に入れたい、中古車も検討したいと考えている方は、車の個人売買「カババ」の利用がおすすめです。カババは、個人間で中古車の売買ができるサービスです。販売店を介さないため、仲介手数料がかからず、お得にインプレッサ スポーツを購入できる可能性があります。

インプレッサ スポーツの中古車を探している方は、カババをチェックしてみてはいかがでしょうか。中古車の在庫状況は随時変わるため、こまめな確認をおすすめします。

まとめ

スバル インプレッサ スポーツは、スバルならではの高い走行安定性と安全性能に加え、ハイブリッドモデル「e-BOXER」の採用により燃費性能も着実に向上しています。ガソリン車・ハイブリッド車ともにAWDを選択できる点は、他のライバル車にはない大きな魅力です。カローラスポーツやMAZDA3と比べると燃費性能で劣る場面もありますが、総合的なバランスと悪路走破性を考慮すれば、非常に実用性の高い選択肢です。日々のメンテナンスや丁寧な運転を心がけることで、さらに高い燃費効率を実現できます。燃費と走りを両立させたいユーザーにおすすめの一台です。

今回の記事がインプレッサ スポーツの購入を検討している方の参考になれば幸いです。

引用・参考

https://www.subaru.jp/impreza/specification/docs/specifications.pdf

https://e-nenpi.com/enenpi/carname/1630

https://toyota.jp/pages/contents/corollasport/001_p_001/pdf/corollasport_spec_202505.pdf

https://www.mazda.co.jp/globalassets/assets/cars/mazda3/common/pdf/mazda3_specification_202407.pdf

https://car-base.blog/impreza-fueleconomy