【2025年版】ハリアーのサイズはどのくらい？ボディサイズ、先代モデルとの比較、駐車場事情を徹底解説！
洗練された都会的なフォルムと上質な仕上がりで、多くの支持を集めているミドルサイズSUV、トヨタ・ハリアー。スポーティなスタイルに加え、日常の買い物から週末のアウトドアまで、幅広いシーンで活躍する実用性も人気の理由のひとつです。
ハリアーの特徴は、大きすぎず、小さすぎない絶妙なサイズバランス。広さを感じられる室内空間と、運転のしやすさを両立したそのサイズ感は、多くのドライバーにとって「ちょうどいい」と感じられるはずです。
本記事では、そんなハリアーの「サイズ」に焦点をあて、ボディサイズ・室内・荷室の寸法から駐車場事情、先代モデルやライバル車との比較まで、詳しく解説します。
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ハリアーのサイズ
新型ハリアーは、ガソリン車とハイブリッド車の2つのパワートレインが用意されており、それぞれに2WDと4WDの選択肢があります。しかし、駆動方式やパワートレインの違いによってボディサイズが変わることは基本的にありません。
また、グレード構成は「S」「G」「Z」の3種類があり、装備や内装の違いはありますが、サイズ（全長・全幅・全高）に関してはすべてのグレードで共通です。
ここからは、各サイズについて見ていきましょう。
ボディサイズ
【ボディサイズ】
全長：4,740mm
全幅：1,855mm
全高：1,660mm
現行ハリアーは、サイズバランスの良さが魅力の一つです。ボディ寸法は、全長4,740mm、全幅1,855mm、全高は1,660mmとなっています。
このサイズは、日本国内の交通環境や駐車場事情を考慮した“ジャストサイズ”ともいえるもので、取り回しのしやすさと、SUVらしい堂々とした存在感を両立させています。
室内サイズ
【室内サイズ】
室内長：1,880mm
室内幅：1,520mm
室内高：1,215mm
ハリアーの室内空間は、数値以上に体感的な広さが際立つ設計です。室内サイズは、室内長1,880mm、室内幅1,520mm、室内高1,215mmとなっています。ただし、調光パノラマルーフをつけると、室内高が1,185mmになりますので、その点は注意が必要です。
特に印象的なのが後席の居住性の高さです。前後のシート間隔がしっかり取られており、大人が足を組んで座れるほどの足元スペースが確保されています。後席にはリクライニング機能も備わっており、長距離移動でも快適にくつろげる設計です。
また、天井の圧迫感を感じさせないデザインや、センターコンソールの高さを絶妙に抑えた設計など、視覚的な開放感と機能性のバランスにも優れています。
荷室（ラゲージ）サイズ
【荷室サイズ】
荷室の長さ：985mm
荷室の最大幅：1,265mm
荷室の高さ：750mm
荷室容量：409L
ハリアーのラゲージは、後席を使用した状態で「長さ985mm × 幅1,265mm × 高さ750mm」のスペースがあり、荷室容量は約409Lです。これはスーツケースであれば2～3個、9.5インチのゴルフバッグであれば最大で4個まで積載可能という実用的な広さを誇ります。また、ベビーカーも2台までしっかり収納できるため、ファミリーユースにも安心です。
ラゲッジボードの下には容量21Lのサブ収納スペースが確保されています。デッキボードはスライド式で簡単に開閉でき、収納へのアクセスもスムーズです。
ハリアーは、6:4分割可倒式の後席シートを備えており、荷物の大きさや人数に応じて柔軟なアレンジが可能です。後席をすべて倒すと、ラゲッジスペースは最大で約1,000L近くまで拡張されます。
シートを倒せば床面がほぼフラットになるため、荷物の安定性も確保しやすく、積載時の無駄が少ない点も魅力です。日常の買い物から、週末のアウトドアまで、ライフスタイルに合わせて使い分けができるのが、ハリアーの荷室の大きな特長といえるでしょう。
駐車場事情
トヨタ・ハリアーはミドルサイズSUVとして高い人気を誇りますが、駐車場、とくに機械式立体駐車場の利用においては注意が必要です。
というのも、多くの機械式駐車場には「全幅1,850mm未満」「全高1,550mm未満」といったサイズ制限があり、ハリアーのボディサイズ（全幅1,855mm／全高1,660mm）はこれをわずかに超えてしまうからです。場所によって制限内容は異なるため、事前に管理会社などで対応可否を確認することが重要です。
一方、一般的な平面駐車場であれば、ハリアーのサイズでも無理なく収まります。乗降や荷物の出し入れも比較的スムーズに行えるため、都市部での使用にも十分対応可能です。
購入前には、自宅やよく使う駐車場との相性をしっかり確認しておくと安心でしょう。
先代モデルと比較：サイズ・デザイン・装備を徹底解説
トヨタ・ハリアーは、初代から一貫して「高級感のある都会派SUV」として開発されてきました。現行モデルとなる4代目ハリアー（XU80型）では、その魅力がさらに洗練され、スタイル・機能性ともに大きな進化を遂げています。ここでは、特に3代目（60系）との違いに着目し、サイズやデザイン、装備面を詳しく比較します。
サイズ比較
4代目ハリアーでは、全長と全幅がわずかに拡大され、全体としてより堂々としたシルエットに変化しました。一方で、全高は30mmダウンし、クーペライクなスタイルを強調しています。ホイールベースも伸びたことで、後席の足元スペースも広くなり、乗員の快適性も向上しています。
このサイズ感は、運転のしやすさを損なうことなく、スポーティかつ上質な雰囲気を実現しており、見た目の印象も実用性も高次元で両立されています。
エクステリア
3代目ハリアーは、SUVらしさとセダン的な上品さのバランスが魅力でしたが、4代目ではその方向性をさらに推し進めています。特に違いが表れるのがサイドビューとフロントマスクです。
4代目は、フロントオーバーハングを短く、リアをより長くとることで、重心が低く、より走りに寄ったプロポーションに変化。さらに、Dピラーに向けてなだらかに絞られたルーフラインが、従来よりもスポーティな印象を与えます。
インテリア・走行感覚の進化
ボディサイズの拡大以上に感じられるのが、室内の上質感と静粛性の進化です。ドアトリムやインパネ周りの素材にはソフトパッドやステッチが多用され、触れるたびに心地よさを感じる造り込みです。
また、ドライバーズポジションの見直しにより、走行時の一体感も強化しています。車体の剛性アップとともに、ハンドリングの安定感や直進性も高まり、大型化したボディとは裏腹に、むしろ操縦性は軽快に感じられる仕上がりとなっています。
グリル・エンブレム・ランプの違い
ハリアーの伝統とも言える縦パターンのフロントグリルは、4代目にも受け継がれています。3代目ではアクリルカバーで覆われていた縦溝が、4代目ではよりシンプルかつシャープに進化し、伝統と現代的デザインの融合が感じられます。
また、エンブレムの変更も大きな違いの一つです。初代から3代目までは、モデル名の由来となった「チュウヒ（鷹の一種）」が象られていましたが、4代目からはトヨタの標準エンブレムに統一し、ブランドとしての一体感を強調しています。
照明面では、4代目ではL字型のデイタイムランニングランプ（DRL）を採用し、視認性と存在感を高めています。3代目のライン状クリアランスランプも個性的でしたが、4代目のDRLはより現代的な表現で、上質感と先進性を感じさせます。
ライバル車との比較
ここでは、代表的なライバル車として、トヨタ RAV4、トヨタ ヤリスクロス、マツダ CX-5と比較してみましょう。
RAV4
全幅は同じですが、ハリアーは全長が140mm長く、全高はRAV4より25mm低いため、よりクーペライクで洗練された印象になっています。RAV4は全高が高く、力強く無骨なSUVらしさが際立ちます。
RAV4の室内は長さ1,890mm×幅1,515mm×高さ1,230mmと広々しており、インパネのデザインや低めの位置にあるワイパーによって視界も良好です。荷室容量は580Lと、ハリアー（約408L）よりも圧倒的に広く、デッキボードの高さ調整にも対応しています。アウトドアギアやゴルフバッグなど、積載性重視の方にはRAV4が有利です。
ヤリスクロス
ハリアーはヤリスクロスよりも全長で約540mm、全幅で90mm大きく、存在感は圧倒的です。どっしりとした高級SUVらしい印象を与えます。一方、ヤリスクロスはコンパクトで都市部でも扱いやすく、狭い道や駐車場でも取り回しがしやすいのがメリットです。
室内空間については、意外にも大きな差はなく、ヤリスクロスでも十分な居住性が確保されています。ただし全体的なゆとりや上質さではハリアーに軍配が上がります。
荷室容量はハリアーが約408L、ヤリスクロスが390Lと大差はないものの、背の高い荷物や奥行きのある積載物を積むにはハリアーの方が余裕があります。
CX-5
CX-5はハリアーより全長が165mm短く、全高は30mm高い設計です。全幅はほぼ同等ですが、全長の違いが取り回しや駐車スペースに影響します。
CX-5のラゲッジ容量は約505Lとハリアーより広く、床下収納や高さ調整が可能なデッキボード、4:2:4の分割リアシートなど、実用面では非常に優秀です。リアシートを倒しても4人が乗れるレイアウトも、アウトドアユーザーにはうれしいポイントです。
さらに、最低地上高もハリアーより20mm高く、雪道や悪路でも安心感があります。都市だけでなく、郊外やアウトドア利用も視野に入れるなら、CX-5も非常に魅力的な選択肢です。
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まとめ
トヨタ・ハリアーは、ボディサイズの堂々とした存在感と、快適な室内空間、十分な荷室容量、そして都市部での扱いやすさを高次元で両立させたバランスの良いSUVです。サイズが拡大された現行モデルは、全高を抑えることでスタイリッシュなフォルムを実現しており、日常の使いやすさと上質なデザイン性の両方を重視する方にぴったりの一台と言えるでしょう。
先代モデルとの違いや、ライバル車との比較を通じて、ハリアーの魅力がより明確に見えてきたのではないでしょうか。この記事が、あなたのライフスタイルに合ったSUV選びの参考になれば幸いです。
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引用・参考
https://www.mazda.co.jp/cars/cx-5
https://www.kamitake.net/blog/harrier-size
https://www.nextage.jp/stockcar/toyota/harrier/feature/318796
https://kinto-jp.com/magazine/20210609-1