
歴代スカイラインを振り返る!初代から現行モデルまでの特徴&変化をわかりやすく解説!
日本を代表するスポーツセダンのひとつである日産・スカイラインは、1960年代から現在に至るまで、常に進化を遂げてきました。初代から最新モデルに至るまで、スカイラインは技術革新とデザインの先進性を追求し、ドライビングプレジャーを提供し続けています。特に、GT-Rモデルやプレミアムセダンとしての変貌は、スカイラインがいかに多くの車愛好者に愛され続けてきた証です。
本記事では、スカイラインの歴代モデルを振り返り、その進化の軌跡をたどっていきます。時代を超えて愛される理由を見ていきましょう。
平均55万円高く売れてる!自動車フリマカババ
✔ 成約後の手続きはカババがすべて代行!
✔ プロが査定するからフリマでも安心!
✔ 成約したとき以外の費用は一切かからない!
カババは個人売買のため業者間の中間マージンがなく、ディーラー下取りや買取業者よりも高く売れる可能性があります。
歴代スカイライン【初代~5代目】

初代スカイラインから5代目スカイラインを見てみましょう。
初代スカイライン ALSI型(1957年~1963年)
初代スカイラインは1957年に登場し、日本車の新たな時代を切り開いたスポーツセダンとして注目されました。当時の小型車規格を意識してデザインされ、アメリカ車の流行を反映したスタイリッシュなテールフィンが特徴的でした。搭載された1.5L直列4気筒OHVエンジンは60馬力を発揮し、最高時速125km/hを誇りました。セダンでありながら高性能を誇り、スポーツカーの「運転する歓び」を提供し、多くの人々にとって憧れの存在となったのです。
1960年にはマイナーチェンジが行われ、丸型テールランプが採用されるなど、デザイン面でも進化を遂げました。さらに1962年には、国産初のスペシャルティカー「スカイラインスポーツ」が登場し、4灯式ヘッドライトを持つスポーティなクーペとコンバーチブルの2ドアボディが話題となり、イタリアの職人によるハンドメイドのボディも注目を集めました。スポーツカーの走行性能とセダンの快適さを兼ね備えた初代スカイラインは、その革新性と魅力で多くのファンを魅了しました。
2代目スカイライン S50型(1963年~1968年)
1963年、プリンス自動車が手がけた最後のスカイラインとして2代目S50型が登場しました。当時、一般家庭にも自家用車が広まり始めた時代背景の中、1.5Lエンジンを搭載した小型ファミリーセダンとして誕生し、上級モデルのグロリアとは差別化が図られています。モノコック構造の採用やメンテナンスフリー設計にも力を入れ、セダンだけでなくステーションワゴンもラインナップされました。
この2代目は、スカイライン=レースのイメージを確立した存在でもあります。1964年の第2回日本グランプリでは、グロリア用の2.0L直列6気筒エンジンを搭載した「スカイラインGT」が、プロトタイプ・スポーツカーであるポルシェ904GTSを一時抜き去る快挙を達成し、「羊の皮を着た狼」と称されました。この伝説を受け継ぎ、翌1965年には市販モデル「スカイライン2000GT」が登場し、後のGT-Rへと続く特別な血統の始まりとなったのです。
3代目スカイライン C10型(1968年~1972年)
1968年、日産とプリンス自動車の合併後初となるモデル、3代目スカイラインC10型がデビューしました。スクエアなデザインから「ハコスカ」と呼ばれ、テレビCMでは「愛のスカイライン」というキャッチコピーとともに、パートナーとドライブを楽しむクルマとして広く親しまれました。ボクシーなフォルムとともに、ファミリー層にも訴求しながら、スポーティな走りも忘れない設計が特徴です。
当初は1.5L直4エンジンのみの設定でしたが、後に2.0L直6エンジン搭載のGTグレードを追加しました。さらに1969年には、2.0L直列6気筒DOHC「S20型」エンジンを搭載したGT-Rが登場し、高性能モデルとして一躍注目を集めます。レース仕様を意識し、リアフェンダーを拡幅するなど徹底した作り込みが施され、1970年のマイナーチェンジでは2ドアハードトップモデルも加わりました。こうして「ハコスカ」はスカイライン伝説の礎を築いたのです。
4代目スカイライン C110型(1972年~1977年)
1972年に登場した4代目スカイラインC110型は、「ケンとメリーのスカイライン」というキャッチコピーで一躍話題となり、通称「ケンメリ」として親しまれました。ボディ形状は4ドアセダン、2ドアクーペ、ワゴン、バンと幅広く、特にクーペはリフトバック風の流れるようなフォルムと太いCピラーが特徴的です。伝統の丸型4灯テールランプもこの代から本格的に採用されています。
エンジンラインナップは1.6L・1.8Lの直4、2.0Lの直6と多彩で、テレビCMのロマンチックな世界観も相まって販売は好調、累計販売台数はスカイライン史上最高となる約66万台を記録しました。1973年には、先代GT-Rと同じS20型エンジンを搭載した「ケンメリGT-R」も登場しましたが、排ガス規制の影響でわずか3か月、195台のみの生産にとどまり、今では幻の存在となっています。
5代目スカイライン C210型(1977年~1981年)
1977年、5代目スカイラインC210型は「SKYLINE JAPAN」というメッセージとともに登場し、その愛称「ジャパン」として親しまれることになりました。このモデルは、「日本の風土が生んだ日本の名車」という自負を掲げ、3代目ハコスカの精神に立ち返った開発思想が込められています。排ガス規制が厳しさを増す中、登場当初はDOHCやターボを持たない仕様でしたが、後期モデルからはシリーズ初となる2.0Lターボエンジンを搭載させ、145馬力を発揮し、ライバルとの差別化を実現しました。
デザイン面では、4気筒モデルと6気筒モデルで異なる個性を持ち、GT系6気筒には伝統の丸型4灯テールランプ、4気筒のTIシリーズには角型ランプが採用されました。ボディ形状は4ドアセダンと2ドアクーペが中心で、時代に求められた低公害・静粛性・省燃費を見事に両立させた一台となりました。
歴代スカイライン【6代目~10代目】

6代目スカイラインから10代目スカイラインを見てみましょう。
6代目スカイライン R30型(1981年~1990年)
1981年に登場した6代目スカイラインR30型は、アメリカの俳優ポール・ニューマンをCMに起用したことで「ニューマンスカイライン」と呼ばれるようになりました。セダン、クーペ、ワゴンに加え、スカイライン史上初となる5ドアハッチバックをラインナップしました。直線的なデザインをまとい、走りに磨きをかけたモデルです。グレード構成は、4気筒エンジン搭載の「TI」と6気筒エンジン搭載の「GT」に分かれていましたが、注目を集めたのは、1981年末に追加されたホットグレード「RS」でした。
RSには、日産8年ぶりとなるDOHCエンジン「FJ20型」が搭載され、150馬力を発揮しました。さらに1983年にはターボ仕様が登場し、最高出力は205馬力に到達しました。グリルレスの「鉄仮面」仕様も加わり、再びスカイラインは日本のスポーツカーシーンをリードする存在となりました。
7代目スカイライン R31型(1985年〜1990年)
1985年に登場した7代目スカイラインR31型は、従来のスポーツセダン路線から高級スポーティサルーンへと大きく方向転換しました。これは、トヨタ・マークⅡシリーズなどハイソカーのブームに対抗するためで、エンジンは新世代のRB型へ刷新しました。
セダンはピラーレスハードトップ化されるなど、新たな高級感を演出しました。しかし市場の流れには乗りきれず、翌1986年に2ドアクーペとワゴンを追加投入しました。特にクーペに設定されたGTSシリーズは、セラミックターボや4輪操舵システムHICASなどの先進技術を搭載し、スポーツイメージを取り戻しました。さらに1987年には、210馬力を誇る限定モデルGTS-Rが登場し、国内レースで大きな存在感を放ちました。
8代目スカイライン R32型(1989年~1993年)
1989年に登場した8代目スカイラインR32型は、スポーツセダンとしての原点回帰を果たし、大幅なシェイプアップと丸みを帯びたスタイルでデビューしました。
ボディは4ドアで70mm、2ドアでは130mm短縮され、軽量化も図られました。新たに4輪マルチリンクサスペンションを採用したことで、走行性能は飛躍的に向上し、「超感覚スカイライン」と称されるほどの運動性能を実現しました。
さらに、待望のGT-Rも復活しました。専用ワイドボディに、ツインターボ+インタークーラーを備えたRB26DETT型エンジンを搭載し、レースでの勝利を見据えた圧倒的なパフォーマンスを誇りました。
9代目スカイライン R33型(1993年~1998年)
1993年に登場した9代目スカイラインR33型は、居住性と快適性を重視しながら、スポーツ性も兼ね備えた真のグランドツーリングカーを目指して開発されました。全車3ナンバー化され、ボディは大型化されたものの、軽量化や重量配分の最適化が施され、優れた走行性能を実現しています。
エンジンは2.0Lから2.5Lを中心に構成され、より力強い走りを提供しました。1995年にはGT-Rもモデルチェンジし、専用デザインとともにトルク向上を果たし、さらなる進化を遂げます。また、スカイライン40周年記念として登場した4ドアGT-R「オーテックバージョン」も話題を呼びました。
10代目スカイライン R34型(1998年~2002年)
1998年に登場した10代目スカイラインR34型は、先代で拡大したボディを見直し、ホイールベースと全長を短縮させ、剛性向上を徹底した「DRIVING BODY」を採用し、再び走りにこだわったスカイラインとして生まれ変わりました。
デザインも丸みを帯びた先代から一転、かつての「速いハコ」を彷彿とさせる角張ったフォルムを採用しました。搭載された直列6気筒RBエンジンは、この世代をもって伝統に幕を閉じました。GT-Rも第2世代として最後の進化を遂げ、最大トルク40kgm、カーボンディフューザー装着など、性能を極限まで高めて2002年に生産を終了しました。
歴代スカイライン【11代目~13代目】

11代目スカイラインから現行モデルの13代目スカイラインを見てみましょう。
11代目スカイライン V35型(2001年~2007年)
2001年にデビューした11代目スカイラインV35型は、これまでの伝統を大きく覆す新たなGTカーとして誕生しました。フロントミッドシップパッケージ「FMプラットフォーム」を採用し、ホイールベースはロング化しました。エンジンは直列6気筒からV型6気筒VQ型へと変更され、排気量も2.5L〜3.5Lへ拡大されました。流線型のボディデザインにより空力性能も向上し、走りは「常にフラットで快適」という新しいスポーツの概念を提案し、北米市場を意識したグローバルモデルとなり、スカイラインはプレミアムスポーツセダンとして進化を遂げました。2003年には2ドアクーペも登場し、2007年に生産終了を迎えました。
12代目スカイライン V36型(2006年~2016年)
2006年に登場した12代目スカイラインV36型は、前モデルV35型の要素を踏襲しつつも、さらに進化を遂げたプレミアムスポーツセダンとして登場しました。上級グレードには排気量を3.7LにアップしたV6エンジンを搭載し、7速ATの採用やダブルウィッシュボーン式のフロントサスペンションを採用するなど、走りの質感が大きく向上しました。
洗練されたエクステリアはスポーティな躍動感を表現し、内装は高級感と快適性を両立させています。さらに、V36型は高剛性・低振動のボディを実現し、運転の楽しさと同乗者の快適性を両立しました。また、クーペやクロスオーバーなどの派生モデルも登場し、多彩な選択肢を提供しました。国内市場では最後となる2ドアクーペが登場し、スカイラインは新たな時代のプレミアムスポーツセダンとしてその地位を確立しました。
13代目スカイライン(2014年~2024年現在)
2014年2月に発売された13代目スカイラインは、先代よりも大型化され、車両重量が増加しましたが、その分、スケールアップしたボディはより存在感を増しました。伝統的なスカイラインの魅力を継承しつつ、ステアリング・バイ・ワイヤーなどの最先端技術を取り入れたプレミアムスポーツセダンとして新たな価値を提供しています。
2019年9月にはマイナーチェンジが行われ、インフィニティエンブレムから日産のVモーショングリルに日産エンブレムが採用されました。また、2022年10月にはプロパイロット2.0を搭載したハイブリッドモデルの販売が終了し、さらに進化を遂げたバージョンが登場しました。特に注目すべきは、世界初の「ダイレクトアダプティブステアリング」システムを採用し、これにより車両の操縦性が一層向上しました。走行性能はもちろん、環境性能を意識した「インテリジェントデュアルクラッチコントロール」によるハイブリッドパワートレインも搭載されています。
安全面では、日産の「セーフティシールドコンセプト」に基づいた全方位運転支援システムを全グレードに標準装備し、世界最高レベルの安全性能を実現しています。2023年8月には限定台数のニスモモデルも発表され、13代目スカイラインはその魅力をさらに広げ続けています。
中古車をお得に購入するなら車の個人売買カババがオススメ!

歴代スカイラインを手に入れたい、少しでもお得に購入したいという方には、車の個人売買サービス「カババ」の利用がおすすめです。
カババは、個人間で直接クルマを売買できるオンラインサービスです。中古車販売店を通さないため中間マージンが発生せず、その分、スカイラインをより安く手に入れられる可能性があります。
現行モデルはもちろん、世代ごとに違った魅力を持つスカイラインを探している方にもぴったりです。中古車の在庫は日々入れ替わるので、気になる方はこまめにチェックしてみてください。
まとめ

スカイラインは1957年に登場して以来、常に進化を遂げ続け、時代ごとのニーズに応える魅力的なモデルを生み出してきました。初代から最新の13代目まで、スカイラインは単なる乗用車にとどまらず、スポーツカー、グランドツーリングカー、さらには最先端技術を駆使したプレミアムセダンへと変貌を遂げました。そのすべての世代で「走り」の本質を追求し、独自のスタイルと性能を確立しています。
特に、GT-Rモデルが象徴するように、スカイラインはスポーツカーとしてのブランドを築き上げ、その伝説を次世代に引き継ぎました。R32型からR34型にかけてのGT-Rは、世界中のモータースポーツファンに強い印象を残し、スカイラインの名はスポーツカーの代名詞ともなりました。
そして、13代目スカイラインは、最新の技術を駆使したプレミアムスポーツセダンとして、現在も進化し続けています。その性能と安全性は、まさに現代のスカイラインの集大成と言えるでしょう。
中古車市場には、これら歴代スカイラインが今も多く出回り、懐かしの名車から最新モデルまで、さまざまな選択肢があります。スカイラインの魅力に触れ、過去のモデルを手に入れたいと思うなら、中古車市場をチェックしてみましょう。きっとあなたにぴったりの一台が見つかるはずです。
平均55万円高く売れてる!自動車フリマカババ
✔ 成約後の手続きはカババがすべて代行!
✔ プロが査定するからフリマでも安心!
✔ 成約したとき以外の費用は一切かからない!
カババは個人売買のため業者間の中間マージンがなく、ディーラー下取りや買取業者よりも高く売れる可能性があります。
引用・参考
https://www2.nissan.co.jp/SP/SKYLINE/SPECIAL
https://car-premium.net/magazine/10291