
歴代フェアレディZを振り返る!初代から現行モデルまでの特徴&変化をわかりやすく解説!
世界中のクルマ好きを魅了し続けてきた日本を代表するスポーツカーのひとつが、日産・フェアレディZです。
1969年の誕生以来、日産のスポーツカーカルチャーを支える象徴的な存在として、多くのファンに愛され続けてきました。時代ごとのニーズに応えながら、デザイン・技術・走行性能のすべてにおいて進化を重ねてきた点も、フェアレディZの大きな魅力と言えるでしょう。
本記事では、そんなフェアレディZの歴史を初代から現行モデルまで振り返り、その進化の軌跡をたどっていきます。50年以上にわたる伝説のストーリーを、ぜひ一緒に見ていきましょう。
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歴代フェアレディZ【初代~4代目】

初代フェアレディZから一旦生産終了することになった4代目までのフェアレディZを見てみましょう。
初代フェアレディZ(S30型 1969~1978年)
1969年10月、日産はそれまでのオープンスポーツ「ダットサン フェアレディ」の後継として、新たに「フェアレディZ」S30型を世に送り出しました。
低く、長く、そしてワイドになったボディデザインは、優雅さを失うことなく、むしろ精悍で獰猛な雰囲気を放ち、多くのファンを魅了しました。
搭載されたエンジンは2.0Lから2.8Lまで4タイプがあり、すべて直列6気筒を採用しました。中でも、最高出力130psを発揮するL20型エンジンは、俊敏な走りを可能にし、スポーツカーとして第一級の性能を誇りました。
当時、標準グレードは100万円以下で手に入れることができ、高嶺の花だったスポーツカーをより身近な存在にしたことも人気の一因でした。
さらに、S30型は2シーター仕様、軽量なボディ、そして独立懸架式サスペンションを採用し、当時としては画期的な操縦安定性を実現しました。これにより、街中はもちろん、モータースポーツシーンでも圧倒的なパフォーマンスを発揮しました。
世界では「Z-Car(ズィーカー)」の愛称で親しまれ、8年間の生産期間中に累計52万台以上を販売しました。世界の自動車史上、もっとも成功したスポーツカーのひとつとして名を刻み、日産のスポーツカーブランド確立に大きく貢献したのです。
2代目フェアレディZ(S130型 1978~1983年)
初めてのフルモデルチェンジによって誕生したのが2代目「フェアレディZ」S130型です。
スタイリングは、初代で確立したロングノーズ・ショートデッキのコンセプトを忠実に引き継ぎつつ、ボディサイズを拡大しました。これにより室内空間が広がり、より快適な乗り心地を提供するGTカーへと進化しました。さらに、従来の2シーターに加え、後部座席を備えた4人乗り仕様「2by2」も新たにラインアップし、より幅広い層にアプローチできるモデルとなりました。
機能面でも大きな進歩が見られ、全グレードに4輪ディスクブレーキを標準装備し、快適性だけでなく、スポーツカーとしての基本性能も着実に高めています。
エンジンは、2.0L 直列6気筒OHCの「Z」と、2.8L 直列6気筒OHCの「280Z」を設定しました。特に、2.8Lエンジン(L28E型)は最高出力155ps、最大トルク230Nmを発生し、初代モデルに比べて一段とパワフルな走りを実現しました。
また、1980年代初頭に大人気となった刑事ドラマ『西部警察PART II・III』では、280Zをベースに特別仕様車「SUPER Z」が登場し、ガルウイングドアや各種特殊装備を備えた劇中車両は、迫力あるアクションとともに多くの視聴者の記憶に強く刻まれました。
3代目フェアレディZ(Z31型 1983~1989年)
3代目となるZ31型は、初代から受け継がれてきたロングノーズ・ショートデッキの伝統を守りつつも、大胆なイメージチェンジを敢行し、スポーツカーの常識を覆すほどの進化を遂げました。
デザイン面では、従来の丸型ヘッドランプに代わり、パラレルライジングヘッドランプ(セミリトラクタブル式)を採用し、消灯時でもレンズの一部が見える斬新なデザインとなり、よりシャープで近未来的なフロントフェイスへと生まれ変わりました。さらに空力性能も大きく向上し、空気抵抗係数(Cd値)は先代の0.39から0.31に改善され、尖鋭的なシルエットは時代の先端を行く存在感を放っていました。
パワートレインにも大きな革新が加えられました。これまでの直列6気筒L型エンジンに代わり、新世代のV型6気筒エンジン(VG型)を搭載しました。排気量は2.0Lと3.0Lが用意され、特に2.0L ターボチャージャー付き(VG20ET型)は最高出力170ps、最大トルク216Nmを発揮しました。電子制御技術の導入によって、より洗練された走行性能を実現しています。3.0L ターボ仕様(VG30ET型)は日本市場においてクラス初の搭載例であり、Z31が技術革新を象徴するモデルだったことを物語っています。
4代目フェアレディZ(Z32型 1989~2000年)
20周年の節目に登場した4代目、Z32型は、それまで3代にわたって守られてきたロングノーズ・ショートデッキの伝統から一歩踏み出し、ワイド&ロープロポーションという新たなスタイルへと大胆に進化しました。
60度の超スラントヘッドランプを備えたフォルムは、躍動感あふれる存在感を放ち、見る者に強烈なインパクトを与えました。「最も美しいフェアレディZ」と称されるのも、納得の完成度です。
搭載されたエンジンは、日産の技術の粋を集めた3.0L V型6気筒DOHC(VG30型)でした。自然吸気(VG30DE型)とツインターボ(VG30DETT型)の2種類が用意され、特にツインターボ仕様は、最大出力300馬力ものポテンシャルを秘めながらも、当時の行政指導により280馬力に自主規制されたというエピソードが知られています。自然吸気モデルでも最高出力230psを発揮し、十分に力強い走りを楽しめるものでした。
また、4輪マルチリンクサスペンションをはじめ、電子制御4輪操舵システム「SUPER HICAS」やアルミ製対向4ピストンキャリパーブレーキなど、最新技術が惜しみなく投入され、90年代を代表する本格スポーツカーとしての地位を確立しました。
しかし、バブル崩壊とそれに続く景気低迷、さらには日産自体の経営不振という逆風も重なり、Z32型は2000年に生産を終了。フェアレディZは一時ラインアップから姿を消すこととなります。
歴代フェアレディZ【5代目~7代目(現行モデル)】

4代目に生産終了したフェアレディZですが、2005年に5代目が登場しました。5代目から現行モデルの7代目までのZフェアレディZを見ていきましょう。
5代目フェアレディZ(Z33型 2002~2008年)
4代目フェアレディZの生産終了から2年の空白を経て、2002年に5代目になるZ33型が登場しました。
Z33型では、従来の2by2(4人乗り)仕様を廃止し、2シーターのみの設定に絞り込むことで、ピュアスポーツカーとしてのキャラクターを鮮明に打ち出しました。シャシーには、「フロントミッドシップパッケージ(FMパッケージ)」を採用し、エンジンの搭載位置を車体中心に近づけることで、操縦性と安定性が飛躍的に向上しました。また、電装系の熱対策や遮音性の強化も施され、ドライビングの快適性が格段に進化しています。
搭載されたパワートレインは、日産が誇るVQシリーズの3.5L V6DOHCエンジン(VQ35DE型)でした。最高出力は206kW(280ps)/6,200rpm、最大トルクは363N・m(37.0kgf・m)/4,800rpmを発揮し、力強く、かつ滑らかな走行性能を実現しました。さらに後年、国内自主規制の撤廃に伴い、エンジンはVQ35HR型へと進化し、最高出力は313馬力に向上し、よりパワフルなドライビングフィールを提供しています。
6年間の生産期間中にZ33型は、約25万台を販売する大ヒットモデルに成長。これは、先代Z32型をも上回る実績です。
6代目フェアレディZ(Z34型 2008年~2021年)
2008年12月、フェアレディZは復活後初となるフルモデルチェンジを迎え、6代目となるZ34型が誕生しました。
Z33型のデザインDNAを継承しながらも、さらなる進化を遂げたこのモデルは、Zならではの「ロングノーズ・ショートデッキ」のアイデンティティを一層際立たせています。
Z34型では、ワイド感を強調するフロント・リアフェンダー、迫力あるフロントミッドシップレイアウトにより、スポーツカーらしい躍動感を強く打ち出しています。
搭載エンジンは新たに3.7L V型6気筒DOHC(VQ37VHR型)を採用しました。最高出力247kW(336ps)/7,000rpm、最大トルク365N・m(37.2kgf・m)/5,200rpmと、パワーもトルクも大幅に向上し、高回転までスムーズに吹け上がるフィーリングが特徴で、Zらしいスポーティな走りをよりダイレクトに楽しめるモデルとなりました。
また、Z34型では特別仕様車も数多く展開し、専用装備やデザインで特別感を演出し、多くのファンの心をつかみました。
高いパフォーマンス、洗練されたデザイン、そして細部にわたる質感の向上により、6代目フェアレディZは約13年間という長きにわたり愛され続けるモデルとなりました。
7代目フェアレディZ(RZ34型 2022年~)
7代目フェアレディZは、2020年9月に「フェアレディZ プロトタイプ」として初公開され、2022年1月開催の「東京オートサロン2022」で日本向けモデルが初公開されました。
モデル名に関しては、これまでの慣例に従えば「Z35」となるはずでしたが、今回は「Z34」の数字を引き継ぎ、「RZ34」という新たな型式が与えられました。
エクステリアデザインは、歴代モデルへの深いオマージュが込められています。特に初代S30型フェアレディZと、4代目Z32型のデザインエッセンスを色濃く受け継ぎ、伝統の「ロングノーズ・ショートデッキ」スタイルを現代的に昇華しています。初代モデルを彷彿とさせるヘッドランプ形状や、どこか懐かしさを感じさせるボディラインが、Zファンの心を強く惹きつけています。
搭載されるエンジンは、新開発の3.0L V型6気筒ツインターボ(XR30DDTT型)です。最高出力298kW(405PS)/6,400rpm、最大トルク475N・m(48.4kgf・m)/5,600rpmという圧倒的なスペックを誇ります。また、日産の後輪駆動車としては初めて「自動制御技術ローンチコントロール」を採用し、停止状態からの鋭いスタートダッシュも可能です。
このようにRZ34型は、フェアレディZが長年培ってきた伝統と最新技術を融合させた、まさに”新時代のZ”にふさわしい存在です。スタイルも走りも、Zの名にふさわしい一台として、これからの未来へと走り続けていきます。
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現行モデルはもちろん、世代ごとに違った魅力を持つフェアレディZを探している方にもぴったりです。中古車の在庫は日々入れ替わるので、気になる方はこまめにチェックしてみてください。
まとめ

1969年に初代モデルが誕生して以来、フェアレディZは50年以上にわたってスポーツカーの象徴として進化を続けてきました。
時代ごとの技術革新とともに、ドライビングプレジャーを追求し続ける姿勢は、日産の情熱そのものと言えるでしょう。
現行の7代目RZ34型では、伝統を大切にしながらも最新技術を積極的に取り入れ、新たなフェアレディZの世界観を作り上げています。
中古車市場を見渡せば、そんな歴代フェアレディZたちが今も多くのファンに愛され続けています。懐かしの名車から現代のハイパフォーマンスモデルまで、きっとあなたにぴったりの一台が見つかるはず。
フェアレディZの歴史を知った今こそ、自分だけのフェアレディZを手に入れて、新たな物語を紡いでみてはいかがでしょうか。
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引用・参考
https://matome.response.jp/articles/6089
https://tnissan.net/nagoya/fairlady-z