オーラ 左前面

小さな高級車としてノートを専用仕立て 日産 オーラ

日産のコンパクトカーであるノートの内外装を変更し、「小さな高級車」をコンセプトに開発されたのがノートオーラです。5ナンバーサイズのノートから全幅が40mm拡大され、トレッドも20mm大きくなり3ナンバーサイズになっていますが、全長4,045×全幅1,735×全高1,525mm×ホイールベース2,580mmという、扱いやすいボディサイズに仕立てられております。また見た目での違いとして、ノートは16インチタイヤが装着されますが、オーラは1サイズ大きい17インチタイヤとなっています。

オーラ 左背面

インテリアは質感を高めるために加飾や素材にこだわっており、モダンな空間に仕立てられています。センターを仕切るコンソールはアームレストとしても使え、手間のかかる製造工程で作られる木目調パネルが高級感を演出します。メーターは12.3インチと大型液晶となり、様々な情報を出せるほか、ナビゲーションの地図表示も可能となっています。シートも3層構造としているため座り心地がよいのも魅力です。小さな高級車としてのこだわりは静粛性にもあり、フロントサイドガラスには遮音ガラスを採用し、ルーフパネルにも遮音材を追加するなどしています。

臨場感たっぷりの専用オーディも!

オーディオにもこだわりを見せ、「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」がオプション装備として設定されます。これは前席ヘッドレストにスピーカーが内蔵されるなど、計8スピーカーの専用サウンド環境を作り上げられます。ヘッドレストのスピーカーが効果抜群で、音質のいいヘッドフォンで音楽を聴いているかのような感覚です。パーソナルスペースと呼ばれるサウンドセッティングができ、ワイドからタイト(車両前方から音が聞こえる)をダイヤルで簡単に設定するというシステムも用意されます。

オーラ ニスモ 左正面

パワートレインはe-POWERと呼ばれる1.2リッター直3ハイブリッドのみです。これはエンジンを発電機として使い、駆動は絶えず電動モーターのみで行うという画期的なシステムです。モーター出力は136ps/300Nmとなっています。ちなみにノートは116ps/280Nmですので、20ps/20Nmアップされているのも特徴です。駆動方式はFFのほか、リアにモーターを追加した4WDもラインナップされます。

オーラ ニスモ 右背面

ワイドトレッドで走りの安定感が抜群

走りはワイドトレッド化されたことにより、車体の安定感が非常に高まっています。コーナーでの踏ん張り感が高く、17インチタイヤも相まって、ハンドリング性能が好印象です。ノートに比べて40kg増となる車両重量ですが、20ps&20Nmの出力アップによって動力性能面での不満はありません。乗り心地は17インチタイヤもあって少しコツコツ感があります。4WDモデルになると重量増で少し抑えられる印象がありました。FFはスポーティとも表現できる軽快さが特徴です。素直なハンドリングを求めるならFFで、4WDは安定性が強まるためその軽快さは劣ります。

オーラ ニスモ 右側面

なお雪道での4WD性能は、緻密なモーター制御によって高い安心感と走破性が際立ち、楽しさすら感じるスポーティな走りにまで応えてくれます。ハンドルへの路面からのフィーリングが強いため、路面状況が手に伝わってくるのも魅力です。これは雪道を走る上で安心感につながるポイントとなってきます。また、圧雪路などトラクションロスしやすい場面では100Nmを発生するリアモーターが後ろから押してくれる感触があり、非常に力強い走りも好印象でした。

過激な走りのNISMOもラインナップ

ワークスブランドのNISMOモデルもラインナップしており、専用の内外装が与えられたスポーツモデルに仕上げられています。車高は20mmローダウンされ、ニスモシリーズ共通のレース直径の空力パーツが装備されます。モーターの出力は標準と変わらないものの、モーターの特性を専用チューニングしているのが特徴です。走行モードも専用となり、ECOモードがノーマルのスポーツ相当で、過激とも言うほどの「NISMOモード」も用意します。

オーラ ニスモ インパネ

リアのタイヤサイズはベースの6.5Jから7Jへとワイドリム化され、専用のミシュラン・パイロットスポーツ4が装着されています。空力性能の良さと合わせて、超キビキビとしたハンドリングに仕立てられています。出力は変わりませんが、モーター特性の変更によって力強さや速さが段違いです。まさに電動ホットハッチと呼べる仕上がりとなっています。

オーラ ニスモ シート

2024年7月にマイナーチェンジが行われ、ニスモにも待望の4WDモデルが追加されました。標準のオーラよりリアモーターの出力を向上させ、最高出力82ps/最大トルク150Nmと強化されています。街中やワインディングでの非日常感を演出するようなセットアップで、まさにシティレーサーといった仕上げとなっています。なお、レカロシート仕様もラインナップされており、BOSEのヘッドレスト内蔵スピーカーが奏でる音環境を断念することになりますが、オーラニスモの本来のポテンシャルを引き出したいならレカロシートを選ぶべきです。ドライバーの身体がコーナーで安定するため、よりステアリングを切り込める印象すらあり、結果的によりハイスピードでのコーナリング性能を引き出せます。電動リクライニングで細かく調整できるため、最適なポジションを得られるのも魅力です。

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