
完全個室空間を実現した新時代のショーファーカー レクサス LM
世界のショーファーカー市場はこれまでのセダンに代わり、アルファードのようなミニバン、高級SUVへとシフトしつつあります。そんな中でレクサスが満を持して投入したのが、アルファードをベースとしてさらなる高級感を極めたLMです。ちなみにグローバルでは2代目LMと表現できるモデルで、初代LMはアルファード&ヴェルファイアをベースに衣装変更を施して中国市場などに導入されていました。しかし新型は衣装変更だけでなく、開発当初からアルファードとは異なるレクサス独自の技術が盛り込まれた専用モデルであることが特徴です。

エクステリアは最近のレクサスに共通する「スピンドルボディ」が採用され、大型の台形型グリルが非常に特徴的です。サテンメッキが使われており、ギラギラ感を抑えた上品さがレクサスらしいところです。ボディサイズは全長5,125×全幅1,890×全高1,955mm、ホイールベース3,000mmとなり、アルファードより一回り少し大きい寸法となっています。

4人乗りと6人乗りの2タイプを設定
グレードは4人乗りとなるLM500hエグゼクティブ、そして6人乗りのバージョンLが設定されます。価格はエグゼクティブで2,000万円、バージョンLが1,500万円となっています。搭載されるエンジンは2.4リッター直4ターボのハイブリッドのみで、駆動方式も4WDだけとなります。エンジンで275ps/460Nm、フロントモーター87ps/292Nm、リアモーター103ps/169Nmというスペックです。

インテリアもアルファードとはまったく異なるレクサスクオリティの仕立てが施されています。メーターは12.3インチ、センターディスプレイは14.1インチとふたつの大型液晶が並んで配置されており、室内加飾には日本古来より縁起の良い文様とされる「矢羽根」をモチーフとしたヘリンボーン柄杢を採用するなど、質感や見た目にこだわった作りとなっています。インストルメントパネルからドアパネルまでシームレスにつながるデザインで、モダンで広がりのある空間を表現しているそうです。

おもてなし満載の超豪華な後席空間
4人乗り仕様は、なんといっても運転席と後席をパーティションで分けた完全個室のラグジュアリーカーとして仕立てている点が特徴です。パーティションには超特大の大型ディスプレイ(ちなみに32:9の48インチ!)が搭載されます。その下には冷蔵庫もあり、手荷物を収納できるグローブボックスも用意されます。そして上部には前席と会話もできるよう昇降式のガラスがあり、しかもプライバシー性に配慮したくもりガラスとする調光機能も備えています。

もちろんレクサスらしい”おもてなし”機能はフラッグシップモデルのLSを超えるほど充実しており、ブランド随一と表現したい内容です。具体的には、エアコン/シートポジション/サンシェード/照明などを統合制御する「リヤクライメイトコンシェルジュ」では4種類のプリセットモードと自由にカスタム可能なモードを用意し、車内の環境づくりにこだわりを見せています。各種操作はアームレスト部に内蔵された、スマホのように手元でも操作が可能な「リヤマルチオペレーションパネル」で行ないます。ただ少し使いにくい部分もあり、オーナーのスマホでも操作できるようにするなど、改善の余地はありそうです。空調は4席独立温度調整オートエアコンが搭載され、後席乗員部位別調整機能もあり、身体の部位4つに分けて温度を検知して最適なコントロールを行なってくれるなど、快適な空間を作る工夫がなされています。

6人乗りでは2列目の豪華なシートは4人乗りとほぼ同等となり、さらに3列目シートが用意されるというイメージです。これはアルファードの最上級グレード”エグゼクティブラウンジ”と似たような仕立てとなっています。もちろん大人でもしっかり乗れるサイズ感ではありますが、2列目までの高級感が3列目にだけ見受けられず、3列目だけが”トヨタクオリティ”と感じてしまうのは少し寂しいポイントです。なお3列目シートは跳ね上げタイプで、片手でも楽に操作ができるほどの簡単さを持っています。
快適性重視の「リアコンフォートモード」も用意

個室仕様(4人乗り)の後席に座って走行してみると、見た目の豪華さやプライベート空間は圧倒的ですが、ややロードノイズと突き上げが気になりました。高級感やシートの仕上がりが申し分ないため、逆にそこが目立ってしまっている印象です。運転席に座りハンドルを握ってみると、かなりスポーティな加速力&エンジン音があり、想像を上回るドライバーズカーとしての楽しさがあったのが印象的です。加えて運転席では後席以上にNVH(騒音・振動・ハーシュネス)が抑えられ、快適かつ穏やかな走りを堪能できます。それでいて2tオーバーとは思えない力強い加速力も持っており、走りの完成度は高いです。しかし前席直後にパーティションがあることで、前席はリクライニングやスライド量に制約があります。それらを踏まえると、後席にしか乗らない使用環境の方には何も迷わずに4人乗りをオススメします。しかし、たまには自分でLMを運転するという方には、後席の乗り心地やボディのしっかり感・振動収束では劣るもののどの席でも上質でバランスの良い移動を提供してくれる6人乗りをオススメします。その上でオーナーが後席に乗る際にはリアコンフォートモードにして、レクサス独自の電子制御ダンパーがもたらす上質な移動を堪能するのが良いでしょう。
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