フリード

ファミリーに大人気の優しさ溢れる小型ミニバン ホンダ フリード

ホンダのコンパクトミニバンがフリードで、2024年7月に3代目へとフルモデルチェンジしました。小型ボディながらもしっかり使える3列目シートを備えるモデルとして、ファミリーユースで人気を集めています。

フリード

スタイルはシンプルな仕立ての「AIR」、SUV感を盛り込んだクロスオーバータイプの「クロスター」ふたつが用意されます。ボディサイズは全長4,310×全幅1,695×全高1,7555mmと5ナンバーサイズが基本となりますが、クロスターはワイドフェンダー化により全幅が1,720mmとなり3ナンバーサイズとなるのが特徴です。

フリード 内装

3列シートモデルは2列目がキャプテンシートかベンチシートで5人乗り、6人乗りが選べる仕組みとなっています。また、従来ではフリードプラスの名で販売されていた2列シートで5人乗り仕様も用意されますが、こちらはクロスターのみでの展開となっています。駆動方式はFFと4WDが設定されますが、AIRの7人乗りではFFのみしか選べないのは注意が必要です。

最新のe:HEVで電動ドライブを楽しめる

フリード

ハイブリッドは従来のi-DCDから最新のe:HEVとなり、高効率な電動ドライブをメインとしながらエンジンが得意とする高速巡航時だけはエンジン駆動で走るシステムに切り替わっています。1.5リッターにモーターを組み合わせるというシステム表現としては先代モデルと変わらないものの、モーターは123ps/253Nmと格段と力強くなりました。このハイブリッドだけでなく1.5リッター直4ガソリンエンジンも全モデルにラインナップされています。

フリード 内装

2列目シートは360mmのロングスライドが可能で、3列目シートを跳ね上げて後端にするととても広々とした空間を作ることができます。もちろん逆に前側にすれば広いラゲッジスペースにも早変わりします。3列目シートは跳ね上げ格納タイプで、格納時は後席上部に配置されます。これは従来型と同じ形式ですが、跳ね上げ時の左右シート間を160mmも拡大するなど、パッケージの見直しが図られました。なおクロスターに用意される2列シートモデル(5人乗り)は荷室の使い勝手に特化したモデルで、フックやマグネットをつけられるステンレス製ボード、テールゲートのユーティリティナット、上下分割させて使い勝手を広げるボードを用意するなど、アイデア次第でさまざまな用途に対応できます。さらに他のフリードモデルでは2列目シートにダブルフォールダウン式を採用するなか、この2列目シートモデル”だけ”は座面を前方に倒して背もたれ部を低くフラットにして広大な空間を確保できるので、荷室とつなげて快適な車中泊モードとすることも可能です。おちろん後席片側だけ倒してサーフボードなど長尺物を積むこともできます。

フリード

解放感と高い実用性のインテリア

インテリアは7インチの液晶メーター、フラットなダッシュボード、すっきりと配置されたスイッチ類など、使いやすく機能的に仕立てられています。小物入れや充電設備もしっかりと用意されて、実用性に優れた作りとなっているのも嬉しいポイントです。グラスエリアはスクエアで広々としており、高い視認性による安全性、乗員の爽快感&見晴らしのよさに大きく貢献しています。低いフロアは乗り降りがしやすく、低い乗降アシストグリップが設置されるなど、ファミリーユースに優しい仕立ても印象的です。

フリード 内装

運転支援は渋滞での追従までサポートする最新世代のホンダセンシングが搭載され、トラフィックジャムアシストと呼ばれる走行車線をキープする機能、標識検知機能、歩行者との衝突回避を支援する「歩行者事故低減ステアリング」といった安全システムを備えます。実際に使ってみると、レーンキープの精度も高く使いやすい仕上がりとなっていました。

軽快なガソリン、上質なハイブリッド

走りはホンダらしいスポーティさも感じられるミニバンに仕上がっています。やや硬さ感はありますが、すっきりした乗り味で、振動収束がいいため不快なものではありません。エンジンはハイブリッド・ガソリンともにもう少しパワーがほしいと感じるシーンもありますが、生活必需車として日常性能に特化させているとも言えます。4WDモデルは後輪への駆動配分を積極的に行うタイプということもあり、直進安定性は高いものの、キビキビ感が薄れているのが気になりました。もし走行性能面での期待から4WDを選ぶ必要はなく、雪国などで必要でなければ、FFをおすすめします。ちなみにガソリンとハイブリッドでは90kgもの重量差があり、前者は軽快なハンドリング&高揚感のあるエンジン音でスポーティが強くあり、後者はe:HEVらしいなめらかで上質な乗り味となっています。優劣をつけるものではなく、好みで選ぶべき差だと感じました。

フリード

また、従来では「福祉車両」と呼ばれていたモデルが、新型では「スロープ」と名付けられ、2列シートのクロスターにラインナップモデルとして用意されています。もちろん車椅子での乗降に便利な電動ウインチ(速度調整機能・進路補正付き)、車椅子乗員用3点式シートベルト、車椅子固定ベルトといったアイテムは標準装備されています。ホンダは福祉車両としての使い方だけでなく、アクティブな使い方も提案しています。スロープを利用して荷物カートやショッピングカートをそのまま載せたり、マウンテンバイクなどを積載するにも便利そうです。なお福祉車両という位置付けに変わりはなく免税措置を受けられるため、スロープ追加の費用低減を考えればリーズナブルにも感じるモデルとなっています。

✔ 出品手続き、売却後の手続きはカババがすべて代行!
✔ プロが査定するから安心!愛車の価値を最大限引き出します!
✔ 出品後のキャンセルもOK!成約したとき以外の費用は一切かからない!

カババは個人売買のため業者間の中間マージンがなく、ディーラー下取りや買取業者よりも高く売れる可能性があります。
また、万が一売却希望日までに購入者が見つからない場合でも、追加査定や複数業者とのやり取りが必要のないカババの一括査定で手間なく高値売却をサポートいたします。