CX-5

毎年アップデートを重ねた熟成SUV マツダ CX-5

DセグメントクラスにカテゴライズされるマツダのクロスオーバーSUVがCX-5です。日本車ではRAV4やフォレスター、ZR-V、エクストレイルといったモデルがライバルとなる激戦市場に勝負を挑んでいるモデルになります。ほどよいサイズとスタイリッシュなデザイン、ディーゼル人気もあって初代型は当時のマツダを救うほどの販売を記録した人気モデルです。

CX-5

現行モデルは2代目となり、デビューは2017年とすでに7年目を迎えていますが、毎年のようにマイナーチェンジを行なってアップデートしているのが特徴です。デザインだけでなく、走行性能面や運転支援も進化させており、最新世代のモデルと比べても遜色なく、洗練されたスタイルも含めて人気をキープしています。

CX-5

パッケージ(特別仕様車)モデルもマイナーチェンジなどで追加してきており、オフロードモードを新設定したアウトドア仕様の「フィールドジャーニー」、最新の特別仕様車「レトロスポーツエディション」はその名のとおりレトロ感とスポーティさを演出しています。異なるグリルや専用の内装カラーといったコーディネートを多彩にラインナップし、それぞれ個性を強めているのも特徴です。このほか、通常グレード展開にはスポーティさを基調する「スポーツアピアランス」、シックな仕様の「ブラックトーンエディション」、上級仕様の「エクスクルーシブモード」、そしてベーシックな「スマートエディション」という展開になります。価格は323万9500円〜という価格設定で、同クラスのライバルに比べてリーズナブルなのも魅力のひとつです。

CX-5 内装

全長がやや短めで取り回し◎

ボディサイズは全長4,575×全幅1,845×全高1,690mm、ホイールベースは2,700mmとなります。最低地上高は210mmを確保しています。ライバル車に比べると全長がやや短いため、取り回しのよさなど適度なサイズ感がCX-5の魅力と言えます。クロームパーツやブラックアウトされたグリル、シャープなヘッドライトと、スッキリとしていながら存在感のあるデザインです。

CX-5

ラゲッジの使い勝手もよく、広大なスペースに加えて、床下収納もたっぷり確保されています。トノカバーを床下に収納する専用スペースも用意されるのもうれしいところです。リヤシートは4:2:4で倒すことができ、ラゲッジ側からもそれぞれレバーで倒すことが可能です。後席空間も十分なスペースで、シートは座面の長さも高さも程よく快適です。そしてシートはパイピングなど立体的な造形でとても質感が高い仕上がりとなっています。

CX-5 内装

インパネまわりはブラック基調でスポーティで硬派なイメージの仕立てです。加飾は落ち着きのあるカラーでシックな印象となります。操作性や使い勝手についても何の不満もなく使えるオーソドックスさがあります。奇抜さはないものの、シンプルで使いやすく、落ち着き感のあるインテリアと言えるでしょう。

ガソリンとディーゼルで3パワートレイン展開

エンジンは2リッター直4ガソリン(156ps/199Nm)、2.5リッター直4ガソリン(190ps/252Nm)、そして2.2リッター直4ディーゼル(200ps/450Nm)がラインナップされます。フィールドジャーニーは4WDのみの設定となり、それ以外のグレードではFFと4WD両方が設定されています。最新の2024年モデルでは6速ATのみですが、以前の世代ではSUVとしては貴重なMTモデルが用意されていたのもマツダらしい部分です。

CX-5 内装

動力性能は、2リッターでも十分な性能を持っており、軽さによる軽快さを求める方におすすめです。2.5リッターはガソリンエンジンらしい伸びやかな加速が魅力で、燃費面ではもっとも不利ではありますが、スポーティさを求める方にピッタリです。ディーゼルエンジンは450Nmという圧倒的な最大トルクによる力強さ、どんなシーンでも扱いやすい速度コントロールもあり、非常にバランスのいい仕上がりです。マツダのディーゼルらしく高回転までスムーズに気持ちよく回るのも特徴です。

GVCによる巧みな制御が光る!

ハンドリングはクセはないものの、やや腰高感のあるSUVらしい乗り味です。ただしGベクタリングコントロール(ハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを制御し車両挙動を安定させるシステム)により、走りの安定感、さらには快適性を向上させているのがわかります。

乗り心地はボディの芯が硬い印象があり、足回りはよく動いていますが、SUVのなかではスポーティな部類に入ります。硬さを5段階で評価するなら「4」程度という印象でした。その分、重厚感のある乗り味にもつながっています。

CX-5

デビューから7年目となるモデル末期ながら、最新世代のライバル車にも劣らぬ走りを見せるのは、度重なるアップデートによるものなのは確かです。もし中古車で選ぶ場合、年式による走りや機能の差、デザインや質感にも差が出るため、しっかりと調べてから選ぶことをオススメします。ちなみに現行型のデザインになったのは2021年11月の改良からとなるため、それ以降は後期型となるため、見分ける大きなポイントです。

✔ 出品手続き、売却後の手続きはカババがすべて代行!
✔ プロが査定するから安心!愛車の価値を最大限引き出します!
✔ 出品後のキャンセルもOK!成約したとき以外の費用は一切かからない!

カババは個人売買のため業者間の中間マージンがなく、ディーラー下取りや買取業者よりも高く売れる可能性があります。
また、万が一売却希望日までに購入者が見つからない場合でも、追加査定や複数業者とのやり取りが必要のないカババの一括査定で手間なく高値売却をサポートいたします。