
中古車を少しでも安く買う方法は?価格が手頃でも手を出してはいけない注意点も紹介
中古車は同程度の車種であってもお店によって価格が違うことがあります。価格が安いことは魅力でもありますが、同程度の車種の中で極端に安い場合は選ぶときに注意が必要です。
この記事では中古車を少しでも安く買う方法と注意点を、自動車流通のプロである田中社長にポイントを押さえて詳しく解説してもらいます。
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同程度の同車種でも価格がお店によって違う理由

小西:
中古車を安く買いたいと思っているのですが、何か良い方法はありますか?
田中:
中古車は同じような車でも店舗によって金額が違いますが、その理由は分かりますか。
小西:
全然わからないです。
田中:
中古車は同じぐらいのスペックの車でも仕入れ値が違います。
例えば販売店が30万円の利益で車を売りたい場合、仕入れ値が10万円高ければ売値が10万円高くなり、仕入れ値が10万円安ければ売値が10万円安くなります。
中古車の販売価格は、仕入れた金額の差ということです。
もし車両の品質が全く一緒だったら安い方が良いですよね?
小西:
絶対その方がいいです。
田中:
安く売っている理由が「安く仕入れたことだけ」なら、いい車を安く買えたことになりますね。
小西:
安く仕入れただけじゃない理由としては何がありますか?
田中:
車種・グレード・走行距離などが同じで価値の車両に見えても、実際は修復歴の有無が違ったり、内外装の程度がよくないなど、実際は車両の価値が違う場合です
調べ方は、グーネットやカーセンサーという中古車の媒体で、自分が欲しい車を検索する時に「何年式」「走行距離」「グレード」「修復歴の有無」など詳細な条件で絞り込み検索しましょう。
POINT
中古車の価格は、車種やグレード、年式、走行距離、色によって異なります。つまり、希少性の高い特注な車種以外は、高年式、低走行、人気の車種や色である場合は平均的な相場に比べて高くなります。逆に、同じ年式の車種なのに相場より安い場合は、過走行であったり内外装の程度が良くなかったりと、何かしらの理由があるのです。
表示価格より値引きはできる?

小西:
カーセンサーはよく見るのですが、表示されている金額から交渉して値下げは可能ですか?
田中:
交渉自体はできます。
ただ、交渉した結果値引いてくれるかどうかは当然販売店によって違いがあり、さらに同じ販売店の中でも車によって違います。
小西:
どういうことですか?
田中:
販売店にはさまざまな事情があります。
例えば、そもそも表示している価格(売価)にすごく利益が乗っている場合、多少値引いてでも売れるんだったら売った方が良いと思いませんか?
小西:
そうですね。
田中:
そういう車なら、比較的に値引きしてくれる可能性が高くなります。
具体的な交渉方法
田中:
その他にも、値引きできる可能性があるのは、半年以上、長期間売れ残っている車です。中古車販売店は在庫を置いておくだけでも経費がかかるので、多少値引いてでも売ってしまいたいと思うでしょう。
小西:
確かにその通りですね。
田中:
そういった車の場合、「〇〇円だったら買う」と言えば値引きに応じてくれる可能性が高くなります。
POINT
交渉する際の注意点として、「必ず買う意思があること」を伝えることが大切です。また、販売店側にいっさい利益が出ないような過度な要求はしないように気をつけましょう。
現実的にいくらくらいまでなら安くできるか?

小西:
中古車を購入する場合、現実的にどれぐらいまで下げられますか?
田中:
明確な基準値はないので、いくらというのはなんとも言えないですね。
ただ、販売店には利益設定があり、その利益が全くない状態で売ることはありません。
この時に参考になるのが、他の販売店で売ってる車の金額です。他店と比較して、差がないようだったら、あまり値引きは期待できません。逆に差がある場合は、値引きできるかもしれませんがあくまで目安です。
価格差が大きい場合どう見極める?
小西:
カーセンサーで同じ車を見ていても、たまに価格差がある車両がありますが、どのあたりを注意すればいいですか?
田中:
価格差が50万や100万違う場合、何か事情があるのではないかと疑います。
明らかに相場よりも法外に安い場合は、基本的に理由があるためです。
小西:
その理由とはなんですか?
田中:
「安いことに対して同じ価値じゃない」可能性が高いということです。
例えば
修復歴はなくても、事故をしてほとんどパネルを変えている車
人気の高いオプションなどが付いていない場合
などが挙げられます。
相場よりも差額が激しい場合は注意が必要ですね。
小西:
他にはありますか?
田中:
あともう1つ注意点は、表示金額は安いが総支払金額で見ると差がないという場合です。
トータルでみた金額が同じであれば、結果的に安く買えるわけではありません。
また総支払額で見たときに、諸費用が入っています。
総支払金額のなかにどういったサービスが含まれているのか、中身を確認してトータルで見る必要があります。
中古車を価格だけでは決めてはいけない理由

小西:
社長の説明からすると、単純に表示価格だけで車を決めない方がいいですか?
田中:
その通りです。
車両のコンディション含め、どういった内容なのかまで比べてみないとわかりません。
仮に黒の車を探していたとして、ふと店舗を見たら同じ車種でシルバーの車が安かった場合、黒が欲しいのに10万円安いからといってシルバーを買ってしまったら後悔しませんか?
小西:
するかもしれないです。
10万円の差だったらなんとかしたほうがいいかもしれません。
田中:
もちろん10万円は安い金額ではありませんが、仮に300万円の車だとしたら、10万円の違いはわずか約3%です。
買ったあとの満足度で考えれば、すごい損した気分になりませんか?
小西:
確かにそうですね。
田中:
個人的に考える車選びで大事なことは、「1番欲しい車を買うこと」です。
欲しいものの仕様が全部満たされているなら、安い販売店で買うことをおすすめします。
値落ちが激しい中古車について
田中:
ちなみに中古車で買おうとしてる車はあるんですか?
小西:
レンジローバーのヴェラールが欲しいです。
田中:
ヴェラールなんですね。
ヴェラールは中古で買うと新車金額よりもすごく安いです。
小西:
値落ちが激しいということですか?
田中:
そうです。
だから逆に言うと中古で買うのがおすすめです。
新車に比べてすごく安い車だと、得した気分になりませんか?
小西:
確かにそうですね。
田中:
そういう面ではヴェラールはおすすめです。
デザインも「引き算の美学」でとにかく無駄を削ぎ落として、どれだけデザインをシンプルにするのかがコンセプトなので、ごちゃごちゃしてなくて美しいですよね。
小西:
はい。見た目のデザインも好きです。
田中:
似合いそうですね。
小西:
ありがとうございます。
ヴェラールを買ってきます!
POINT
新車価格から大きく値段が下がった後、相場が下げ止まりしている中古車は、お買い得感が高くおすすめです。
まとめ

中古車を少しでも安く購入するには、車両のコンディションや装備なども含めて比較した上で、相場より安い車を探しましょう。
ただし相場よりも大幅に安い車は、何かしら理由がある可能性が高いため、注意が必要です。
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