自動車ローンは何を使用するべき?メリット・デメリットを解説!

車の購入をする場合、ローンを使用するかどうかも重要な検討項目です。車のローンは銀行ローン、信販ローン、マイカーローンの3種類があり、それぞれ特徴が違います。 

そこで、自動車流通のプロである田中社長に自動車ローンのメリット、デメリットについて解説してもらいます。 

✔ 成約後の手続きはカババがすべて代行!
✔ プロが査定するからフリマでも安心!
✔ 成約したとき以外の費用は一切かからない!

カババは個人売買のため業者間の中間マージンがなく、ディーラー下取りや買取業者よりも高く売れる可能性があります。

銀行?信販?自社?自動車ローンの種類 

社長! 

ちょっと相談があります。 

車を欲しいと思っているのですが、お金がなくてですね。 

ちなみにどんな車が欲しいんですか? 

新車、中古車どちらも良いのですが、ハリアーが良いかなと思っています。 

それは給料の問題じゃなくて車が高いからではないですか? 

それもそうなんですが、背伸びすることで仕事にも良い影響があるのではと思いまして。 

あと、ローンで購入したいと思っているんですけど、色々あってよくわかりません。 

おすすめの自動車ローンを教えてください。 

わかりました。まずはそこからお手伝いしていきましょう。 

ローンは大きく分けて3種類です。 

1つ目は銀行で車を購入するために使用できる「銀行ローン」、2つ目は販売店がよく使う信販会社の「信販ローン」、3つ目は販売店が独自にやっている「自社ローン」です。 

3つごとにメリットデメリットが違います。 

ちなみに長山さんはマイカーローンで何を求めますか? 

僕はやっぱり金利の低さですね。 

金利の低さを求めている方は、銀行ローンがおすすめです。それぞれの特徴を解説します。 

銀行ローンの特徴 

銀行ローンは、信販ローンよりも審査基準が厳しいことや手続きに時間がかかる傾向にあります。 

ちなみに与信審査には自信がありますか? 

ベンチャー企業なので、正直あんまり自信ないです。 

与信審査はどうやって決まるのでしょうか? 

一般的にローンの与信審査では、保証会社が保有管理する情報をもとに審査が行われます。 

例えば、携帯電話の支払いの滞納、過去に税金等の滞納がないかなど、滞納した記録を保証会社がデータとして持っています。 

滞納履歴が載っていると支払い能力がないと判断され、審査に通らないケースがあります。また、現在ついている職業や会社も関係します。年収や会社の信用度、そして本人の支払い状況を総合的に加味することで、通るか通らないかが決まる仕組みです。 

銀行ローンは見積書があればできるので、買う意思が固まり、見積もりがある状態だったら審査を始めましょう。最近では、ネットから申し込みできる銀行も増えているので、手間が減ってきています。 

信販ローンの特徴 

信販ローンのメリットは2つあります。 

車屋さんで手続きと申込みができるため、手間がかからないことと、銀行ローンよりも通りやすいことです。 

反面デメリットもありますが、長山さんは何だと思いますか? 

デメリット……金利でしょうか? 

おっしゃる通りです。 

金利は、信販会社によって決まっているわけではなく、販売店が決めています。 

中には高い金利を設定している販売店もあるので、金利はよく確認したほうが良いですね。 

多くの場合、銀行ローンよりも信販ローンのほうが金利は高い傾向です。しかし、自動車メーカーや販売店が行うキャンペーン時には、かなり低い金利になることもあります。金利が銀行ローンと同じであれば、信販会社で手続きをした方がスムーズなので、状況に合わせて判断しましょう。 

自動車ローンの金利は1.9%以下なら安い 

自動車のローンの場合、金利は何%ぐらいが低金利だと思いますか? 

そうですね…… 

低金利は2%前後でしょうか? 

その通りです。 

マイカーローンの金利は、基本的に1.9%が一番低いラインです。 

新車と中古車によっても金利が違います。 

信販ローンの場合、中古の金利で1.9%はほとんどなく3.9%が目安です。銀行の金利は新車と中古でも比較的同じことが多く、約1.9%で借りることができます。 

信販ローンの金利は交渉可能 

販売店が金利を決めるということは、信販ローンの金利は交渉できるのでしょうか? 

いい質問ですね。基本的に金利の交渉は可能です。 

金利が低くて手間もなかったら一番良いですね。 

その通りです。 

販売店に欲しい車があった場合、金利を見て少し高いなと思ったら交渉自体は可能です。 

状況次第ですが、「この金利をここまで下げてくれたら買います!」と購入する意思表示をしましょう。 

自社ローンの利用は要注意 

最後に選択肢として知りたいのですが、自社ローンとはどういうものでしょうか? 

自社ローンは、はっきりとしたメリット、デメリットがあります。 

デメリットは、15%など金利が高いことです。 

自社ローンのデメリット 

自社ローンの金利が高い理由はありますか? 

自社ローンが高いのは、車屋さんが独自でやっているローンだからです。 

金融庁に届けを出さずに潜りでやっている場合、違法の可能性があるので注意する必要があります。 

ローンを設定し消費者に提供する場合は、必ず金融庁への届け出が必須ですが、通常の自動車販売店では届け出を行っていません。そのため、ローンの金利を設定することができず、価格に金利相当分が上乗せされます。 

ローン金利を含めた総支払額で考えると、自社ローンは銀行ローンや信販ローンより高くなるのが一般的です。何らかの理由で信販ローンや銀行ローンが通らない場合など、最後の手段として考えておきましょう。 

銀行ローンのデメリット 

銀行ローンの説明で手続きに手間がかかることはお話ししましたが、もうひとつデメリットがあります。 

銀行ローンは、貸りれる金額の上限が1,000万円という場合です。 

いつかフェラーリに乗りたいのですが、現金を持ち合わせていないと買えないですね。 

そうですね。 

2,000万円や3,000万円のローンを組む場合、対応していないことがよくあります。 

一方で最近では少しずつ上限額が増え、一部の地方銀行さんなどでは最大3,000万円までやっています。 

それなら購入するのに、ローンも検討できますね。 

銀行のマイカーローンに定められている上限額ですが、誰でもその額までローンが組めるというわけではありません。年収から算出される借入上限額(年収の30〜40%程度)と返済負担率(年収の25〜30%程度)から、ローンの上限額が決まります。

万が一希望する金額でローンの審査に通らない場合は、グレードを下げるか中古車の場合は安い車両を探す、もしくは頭金を増額する必要があります。

信販ローンのデメリット

銀行ローンと信販ローンで迷ってきましたが、信販ローンのデメリットはありますか? 

信販ローンの場合は、車検証上の所有者が信販会社になることがほとんどです。 

所有者が信販会社になるということは、所有権が信販会社になります。 

そのため、車の売買が自由にできません。 

つまり、信販ローンだとローンの残金を全額精算しないと売却できないということですか? 

そうです。ローンを全額精算しないと車の所有権を解除できず、名義変更を行えないため売却ができません。 

信販会社の場合、所有権は信販会社なのに対し、銀行ローンの場合、所有権は所有者本人 

のままになります。そのため銀行ローンの場合は、ローンの残金に関わらず車の売却が可能です。また信販会社の場合、所有権留保費用として事務手数料約6,000円を金利とは別に発生するケースもあります。 

まとめ 

ローンは基本的に銀行ローンか信販ローンを使用することがおすすめです。やむを得えず自社ローンを使用する場合は、金利があまりにも高すぎないか、違法性がないかしっかりと確認しましょう。 

ローンを上手に活用すれば、好きな車を手に入れることができます。それぞれのメリットデメリットを理解して自分にあったローンを組みましょう。 

✔ 成約後の手続きはカババがすべて代行!
✔ プロが査定するからフリマでも安心!
✔ 成約したとき以外の費用は一切かからない!

カババは個人売買のため業者間の中間マージンがなく、ディーラー下取りや買取業者よりも高く売れる可能性があります。