クラウンスポーツ

シリーズでもっとも強い個性を放つモデル トヨタ クラウンスポーツ

クラウンといえば「いつかはクラウン」といったキャッチフレーズがあったように、高級車の代名詞という存在です。しかし時代の流れとともに”古臭い”というイメージが出ていたのも事実。そんなイメージを一新すべく新時代のクラウンとして誕生したのが16代目となる現行型です。正統モデルとしてセダン、さらにはクロスオーバー、エステート(ワゴン)、そして今回するSUVタイプの「クラウンスポーツ」という4種類のラインナップを揃えて登場しました。

クラウンスポーツ

新型クラウンのなかでももっとも”攻めた”モデルがクラウンスポーツであり、その名が示す通りシリーズでスポーツ性能を求めたモデルとなっています。最大の特徴はスタイルであり、イタリアの某スーパーカーメーカーのSUVに似ているとも言われていますが、開発時期を考えると両メーカーが考える次世代SUV像が似ていた……と言えるでしょう。ボディサイズは全長4,720×全幅1,880×全高1,565㎜、ホイールベースは2,770㎜となり、最低地上高は160㎜です。ちなみにPHEVモデルはバッテリー搭載などの関係で最低地上高は155mm、全高1,570mmとなります。

ハイブリッドとPHEVの2タイプを用意

クラウンスポーツ 内装

パワートレインは2.5ℓ直4ハイブリッドエンジンをベースとしたハイブリッド(HEV)とプラグインハイブリッド(PHEV)の2モデルが用意されます。駆動方式はE-Fourと呼ばれるモーター制御の4WDで、グレードもシンプルにハイブリッドがZ、プラグインハイブリッドがRSとなります。PHEVモデルはエコ仕様ではなく、モーター出力を強化するなど、よりスポーティに仕上げられているのが特徴です。さらに電子制御ダンパー「NAVI・AI-AVS」や20インチ対向ピストンブレーキキャリパー(フロント)、スポーツ形状のシートなどが追加されます。

クラウンスポーツ

スペックはハイブリッドがエンジン:186ps/221Nm&フロントモーター:120ps/202Nmに対して、プラグインハイブリッドがエンジン:177ps/219Nm&フロントモーター:182ps/270Nm、リアモーターはどちらも54ps/121Nmとなっています。なおPHEVではEVモードで90km走行が可能となります。バッテリーもプラグインハイブリッドがリチウムイオン、ハイブリッドがニッケル水素という違いもあります。

実用性はほどほど、スタイル最優先!

インテリアは水平基調にデザインされ、シックでシンプルに仕立てられています。往年のクラウンのような分かりやすい高級感ではなく、どちらかというとカジュアルな印象です。視界は非常によく、フロントシートの乗降性も優れており、運転環境の良さはクラウンスポーツの魅力です。パッケージもスタイル優先を感じるもので、ルーフの絞り込みなどによって頭上も広さ感はなく、足元もほどほどのスペースです。トランクも397ℓとそれほど大きくなく、室内のパッケージは突出したものはありません。もちろん不便さがあるという意味ではなく、必要な実用性と優れたデザインを両立した、というのが正しいでしょう。

クラウンスポーツ 内装

運転支援はトヨタ最新のシステムが搭載され、「トヨタチームメイト」と呼ばれるパッケージを搭載しており、0-40km/h以下の渋滞支援、自動駐車機能「アドバンストパーク」、緊急ブレーキは歩行者(昼夜)・自転車(昼夜)・自動二輪車(昼)と検知範囲が広く、さらには様々な支援機能が充実しています。どんな状況でも安心したドライブをアシストしてくれる機能は嬉しいところです。

21インチタイヤで乗り心地は少し硬め!?

走りはスポーツの名が与えられているだけに、やや硬めの足回り、どっしり感のあるハンドリングが印象的です。ちなみにこのハンドリングには後輪操舵システム「DRS」が標準装備されており、大柄なボディでも軽快なコーナリング性能を実現しています。タイヤサイズが21インチということもあり段差ではやや揺れが気になる場面もあり、スタイル優先で乗り心地が少し犠牲になっている面もあります。ハイブリッドエンジンは実用的なパワーで過不足はありませんが、見た目のスポーティさからは少し刺激が足りない部分もあります。

クラウンスポーツ 内装

プラグインハイブリッドモデルになると電子制御ダンパーや重量増もあり、よりスッキリとした乗り味です。モーターが強力になっている分、加速も力強くなっており、ハイブリッドに比べると3割増しくらいの印象です。ただし200kg重くなっている面もあり、劇的に変化があるかと言われると……。ただし21インチタイヤが重さや出力とのバランスが取れており、剛性の高いボディとの相性が良いのはプラグインハイブリッドと言えます。それでいて日常域は電気自動車のように90km(カタログ値)走れるのも魅力です。

クラウンスポーツ

価格はハイブリッドが590万円、プラグインハイブリッドが765万円と175万円差となりますが、後者は補助金が出るためもう少し差は縮まります。クラウンスポーツ最大の魅力は「カッコよさ」であり、そこに何をさらに求めるかでどちらがマッチするかと言えるでしょう。

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