
一括査定はメリットばかりではない? デメリットと有効に利用するためのポイントを解説
一括査定は高価買取ができることから知名度を上げてきました。しかし、高価買取ができる反面、査定をする前に知っておいた方が良いメリットとデメリットがあるのも事実です。そこで、自動車流通のプロである田中社長に、一括査定を賢く使うためのポイントとリスク回避について解説してもらいます。
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一括査定のメリット

増田:
田中さん!
今日のテーマは、最近流行りの「一括査定のメリットデメリット」です。
車を高く売りたいっていうユーザーからは特に関心が高いみたいなので、詳しく紹介してもらえますか?
田中:
はい。一括査定は明確にメリットデメリットが別れるサービスですね。
一括査定では、「高く売れる」「早く売れる」「自宅まで来てくれる」という3つのメリットがあります。

メリット①高く売れる
田中:
一括査定では、最低3社くらいから査定を受けることになるんですが、そうなると業者同士で競争が生まれるんです。競争があることで、結果的に高く売れるということですね。
POINT
買取業者は車を転売することで利益を得ているため、車を買い取等なければビジネスそのものが成立しません。そのため、一括査定を利用して数社競合させることで、他社よりも少しでも高く…少しでも高く…と契約をとるために自然と価格競争の流れになります。これが、一括査定は高く売れる仕組みです。
メリット②すぐに売れる
田中:
一括査定の申し込むと、バーっと一斉に電話が掛かって来ますし、査定を依頼すると「いますぐ行ってもいいですか!?」と言われます。
増田:
それは随分と忙しないですね(笑)
田中:
急ぐ理由はですね。他の業者さんに取られたくないからなんです。
それで買取が決まったら「今日引き上げていいですか?」とまで行ってくるんですよ。
増田:
最初に決めてしまえば、競争しなくてすむってことですね
POINT
買取業者の競争によって高く売れる可能性がある一括査定ですが、競争させていることでとても忙しなく感じるかもしれません。しかし、査定額はもちろん、契約内容に納得できればすぐ車を売ることができます。
メリット③自宅まで来てくれる
田中:
一括査定を申し込むと、基本的にはすべての買取業者さんが自宅まで来てくれます。
増田:
確かに、従来の方法だったら自分で運転して車を見せに(査定を受けに)行ってましたもんね。
田中:
そうなんです。それって結構手間ですよね。反面、自宅まで来てくれるんだったらその労力がかからず済みます。
POINT
一括査定では、職場や公共の駐車場など、自宅以外の場所で査定を受けることも可能です。ただし、状況や業者によっては不可能なケースもあるため、申込時の確認は必須です。
一括査定のデメリット

増田:
メリットだけ聴くと、やっぱり高く売りたい人にとって一括査定は間違いないんじゃないかなと感じるんですが、やっぱりデメリットもありますか?
田中:
はい。一括査定のデメリットは「交渉に時間がかかる」「室の悪い業者がいる可能性がある」「決断を急かされる」の3つです。

デメリット①交渉に時間がかかる
田中:
複数の業者が来ることになるので、どうしても交渉に時間が掛かってしまいます。
増田:
5社来たとしたら、5社分同じことを繰り返すということですか?
田中:
そういうことです。
1社1時間として5社なら5時間掛かるので、1日潰れてしまうこともあります。
POINT
車を納得して売却するためには、必ず買取業者と交渉をしなければなりません。査定する業者が多ければ多いほど時間はかかるため、間に30分程度の空き時間を設けるなど、無理のないスケジューリングを行いましょう。
デメリット②質の悪い業者がいる可能性
田中:
複数社来るということは、質の良い業者さんだけじゃなく、質の悪い業者さんも含まれるということになります。
増田:
確かにそうですね。でも、一般ユーザーにとって、実際に質の悪い業者はどんな業者かわからないですよね。
田中:
質の悪い業者の特徴は、査定後に車検証などの各種書類を出しっ放しで帰ってしまったり、契約後に難癖をつけてきたりします。
質の悪い業者の特徴を知っておくと、リスクを回避できるのでぜひ覚えておいてください。
増田:
ちなみに悪徳業者だけでなく、買取業者の担当してくれる人によっても違いますか?
田中:
もちろんです。
例えば査定してもらったけど、やっぱり売れないとなると悪態をついて
「時間の無駄だったがや〜」とか(笑)
増田:
名古屋弁出ました(笑)
一括査定はどんな業者なのか、実際に来るのはどんな担当なのかわからないのが怖いですね。
POINT
質の悪い業者の中でも、契約後に難癖をつけてくる業者は特に注意が必要です。契約書を交わした後に「相場が変わってしまってこの金額では買い取れなくなった」「二重査定で新たに傷が見つかった」など、なにかしら理由を付けて減額しようとしてきた場合は、勇気を持ってお断りしましょう。
デメリット③決断を急かされる
田中:
車の買取業者さんは、激しい競争の中で買取をしているので、どうしても契約を急がせてきます。「今決めてください」言われてしまうことが多いんです。
増田:
慣れていない方にとっては結構なプレッシャーですね。
田中:
そうですね。
他の査定も見たいと言っても「いやいやここで決めてください」となるので、慣れていないと大変ですよね。
POINT
買取業者の営業マンのしごとは、査定しに行った車を買い取って来ることです。そのため、他の業者の査定見積もりを確認したい理由を潰してきます。どうしても逃げ道を塞いでいく商談内容になっていくため、即決しなければならないような雰囲気になってしまいます。
デメリットの回避方法

増田:
ここまで聞くと、一括査定が怖くなってきたんですけど……
デメリットの回避方法はありますか?
田中:
もちろんあります。
デメリットを回避するポイントは、同じタイミングで何社か来てもらうことです。
入札方式で同じタイミングで複数の業者に来てもらう
田中:
一括査定のデメリットを回避する方法は、業者からアポの電話がきたら、査定のタイミングをどの業者も一緒になるように依頼することです。
増田:
なるほど…。でも一斉に査定して入札するって「嫌がられるんじゃないかな」って思ってしまうんですけど、いいんですか?
田中:
嫌がられることもありますが、このやり方を承諾してくれる買取業者にお願いしましょう。
できない業者は逆にお断りした方がスムーズです。

POINT
入札方式で一括査定を利用することで、それぞれの業者が行う査定時間を圧縮できます。また、オークションのように入札方式にすれば個別交渉も必要ありません。嫌がられることを気にせず、入札の場を仕切るという心構えが必要ですが、手間をかけず効率的に売却することができる方法です。
質の悪い業者を排除するポイント
増田:
入札方式が有効なのは理解できましたが、それでもさっき言って居た質の悪い業者が紛れている可能性はありますよね?そういう業者をどうやって回避したら良いんでしょうか?
田中:
その方法は、事前に買取業者さんの評判調べておくことです。
一括査定のサービスには、だいたい来てもらう業者にチェックを入れて選べる機能があります。
その機能を使って、来てほしくない業者を外してもらうのが良いですね。
POINT
質の悪い買取業者が紛れ込んでしまった場合、入札方式にしたとしても、その場を乱されてしまうかもしれません。そのため、事前に買取業者の評判をネットの口コミサイトやGoogleマップの口コミ欄を確認しておきましょう。
一括査定の注意事項

田中:
商談時の注意事項がもうひとつ。
先述したやり方(入札方式)でまともな業者を呼んでも、談合されることがあります。
増田:
談合ということは、業者同士で話し合っているっていうことですか?
田中:
談合されてしまうと、一括査定の効果が薄れてしまう可能性があります。
業者同士はみんな知り合い!?
田中:
一括査定で申し込むと、近隣の買取業者さんに情報がいきます。
そして、買取業者さんの営業マンもだいたい同じエリアを担当しているので、段々と顔見知りになっていくんです。
増田:
そうなんですね。でも、所属している会社が違うのに、仲良くなる必要なんてあるんですか?
どうせなら蹴落としてやれ!みたいな気になっても不思議じゃないと思うんですが……
田中:
普通の仕事ならそうかも知れませんが、車の買取業者さんならではの“インセンティブ”が大きく関係しているんです。
談合することで安定的に買取台数を確保
田中:
買取業者さんのお給料というのは、基本給のほかにインセンティブが含まれています。
成績に応じてインセンティブが上乗せされるので、直接的に受け取れる給料が上がります。
増田:
なるほど。買取業者のインセンティブはわかりましたが、談合と関係あるんですか?
田中:
談合が起こる仕組みについてはお話しますが、談合することで安定的に買取台数を確保できるので、お給料も安定しますよね。
POINT
顔見知りの営業マン同士で発生する談合で話し合われているのは、買取の順番です。例えば3社で談合していた場合、
▼3人で1台ずつ買い取る順番を決める
▼今回はあなたの番
▼次は私の番
というように、台数は3分の1でも確実に買取台数を確保できます。
談合することで利益率がアップする
田中:
営業マンのインセンティブで言えば、買取台数だけじゃなく1台あたりの利益も大事になってくるんですよ。
増田:
利益を大きくするとインセンティブが増えるということですね?
田中:
そうです。なので、営業マンはできるだけ安く買い取ろうとするわけですが、入札で高い査定額を示さなきゃいけないとなると、利益の確保は難しくなってしまいます。
そこで、顔見知りの業者同士で話し合って(談合して)、買取価格を調整するんです。
POINT
買取業者がどれだけ利益を出せるのかとなった場合、重要になるのが相場です。A、B、C社で談合する場合で例えばC社が買い取る番だとすると、各社は実際の相場を見据えて価格調整を行います。
A社:99万円
B社:97万円
C社:101万円
実際の相場:110万円
C社に契約させるためA社とB社は、C社よりも価格が高くならないように調整。このようにすることで、確実に買取台数を確保しつつ、相場よりも安い価格にすれば利益も大きくすることができます。
談合を回避する方法
増田:
なにも知らないユーザーにしてみれば、騙されているみたいですね。
田中:
そうですよね。なので、当然会社として談合は禁止しています。
しかし、営業マンも生活がかかっているので、会社の意に反して談合を行ってしまっているケースもあるので注意が必要ですね。
増田:
談合を回避する方法とか見破る方法はあるんですか?
田中:
それは、営業マンたちから目を離さないことです。業者同士で話し合いをする時間と環境を作らなければ、談合することはできません。ただ、いつその状況が起きるかわからないので、とにかく目を離さないことが大切です。
POINT
「査定に時間がかかるため、査定が終わり次第呼びます。家の中で待っていてください。」などと言われることがあります。しかし、見ていない隙に、談合されてしまうかもしれません。そのため、買取業者のやりとりが聞こえる距離でその場にいることが重要です。
まとめ

一括査定自体は今回紹介したリスクを回避して使用すると、高く売れる素晴らしいサービスです。さらに入札方式を行えば、査定や商談の時間を節約することもできます。しかし、万が一おかしいなと感じたら、その場ですぐに断りましょう。
押しに弱い人だと、自宅まで来てもらっている分逃げ道がなくなってしまいます。しかし、後悔しないためにもキッパリ断ることが重要です。
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カババは個人売買のため業者間の中間マージンがなく、ディーラー下取りや買取業者よりも高く売れる可能性があります。
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