【徹底比較】新型vs旧型トヨタ カローラクロス|先進装備か?コスパ重視か?選ぶべき1台を探る

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SUV市場で高い人気を誇るトヨタ・カローラクロス。マイナーチェンジによってデザインと装備が進化した新型と、完成度の高い旧型モデル―どちらを選ぶべきか悩む方も多いのではないでしょうか?

今回は、同じ1.8Lハイブリッドシステムを搭載しながらもキャラクターが異なる新旧カローラクロスを徹底比較。
モータージャーナリストの五味康隆さんが実際に試乗し、パワートレインやボディサイズ、インテリアの質感、快適装備、そして走りのフィールまで、独自の目線で深掘りレビューします。

「プレ値がついても選ばれる理由」や「待つべきか、今買うべきか」―その判断のヒントを探っていきます。

新型と旧型。おなじ1.8Lでも味付けが違うカローラクロス

新型も旧型も、搭載されるパワートレインは1.8Lハイブリッドシステムで共通していますが、モーター出力は大きく進化。
旧型が72psだったのに対し、新型では95psへと大幅にパワーアップしています。
加速時の力強さが増し、同じハイブリッドでもまったく異なるフィーリングを味わえます。

新型カローラクロスは、モーターアシストとの協調制御がより自然になり、静かで滑らかな走りが特徴。
高速域でもエンジンの唸りが抑えられ、街乗りから長距離ドライブまで上質さが際立ちます。

一方、旧型カローラクロスは軽快な印象で、加速レスポンスもダイレクト。
パワーは控えめながら、車重の軽さが走りの軽やかさを支えています。
「実用性と扱いやすさを重視する人には旧型」「静粛性と余裕ある走りを求める人には新型」と、キャラクターが明確に分かれた仕上がりです。

ボディサイズ・燃費・価格…新旧カローラクロス 基本スペック徹底比較

新型カローラクロスは、全長が旧型の4490mmから4455mmへと35mm短縮されました。
この変化について五味さんは「バンパー形状の変更によるもので、実際の取り回しや室内空間にはほとんど影響がない」とコメント。
見た目のバランスも自然で、全体的に引き締まった印象へと進化しています。

車両重量は1410kgから1400kgへと約10kg軽量化され、五味さんは「バッテリー容量は上がったのに軽くなっているのは良いと」と評価。
高出力化と軽量化を両立したことで、走り出しがよりスムーズになり、日常域での扱いやすさが向上しています。

ラゲッジ容量や居住性はほぼ変わらず、実用性は従来どおり高水準。
価格は旧型の約299万円から新型は約343万円(ハイブリッドZ・2WD)と44万円の差ですが、
五味さんは「装備が違うので、一概に比べれないが高くなった」と語っています。

結果として、新型カローラクロスは“拡大”ではなく“洗練と効率化”を方向性とした進化。
日常の扱いやすさを保ちながら、より完成度を高めたモデルに仕上がっています。

外観・足回り・構造から読み解く新旧カローラクロスの違い

外観デザインにも注目です。
新型カローラクロスは、フロントグリルやヘッドライトの意匠を一新。よりワイドで立体感のあるデザインとなり、都会的で洗練された印象を強めています。
五味さんも「グリルの造形がレクサスのようで、高級感がぐっと増した」とコメント。
実際、光の反射で陰影が生まれる造形は上質で、同クラスSUVの中でも際立つ存在感を放っています。

さらに、トヨタ初採用となる「シグナルロードプロジェクション」を搭載。
ウィンカー点灯時に路面へ進行方向を照射するこの機能は、安全性と先進性を両立するだけでなく、夜間の演出面でも印象的なアクセントになっています。
また、エンボス加工となったリアロゴや新デザインのアルミホイールなど、細部の仕上げも一段と上質に進化しました。

一方、旧型カローラクロスは直線基調のシンプルで落ち着いたデザインが特徴。
フォルム全体に重心の低さと安定感があり、五味さんも「旧型のデザインが好きな方も多いのではないか」と語ります。
実用性を重視した潔さが、“カローラらしさ”として今も支持されています。

また、新型ではサスペンションやホイールチューニングの変更により、見た目以上に走行フィールも上質になりました。

質感も快適性もアップ!新旧カローラクロスのインテリア比較

新型カローラクロスの室内は、見た目こそ旧型から大きく変わっていないものの、
素材の質感や操作系の仕上げが丁寧になり、全体として“上質さ”がしっかりと増しています。
五味さんも「内装の大きい変化はないけど、高級感は上がってますね」と評価。
メッキ加飾やソフトパッドの質感が向上し、ステッチの処理にも手が入るなど、トヨタらしい完成度の高さを感じさせます。

ディスプレイまわりでは、12.3インチのフルデジタルメーターと10.5インチのディスプレイオーディオを採用。
情報量と操作性のバランスが良く、走行中も必要な情報をスムーズに確認できます。

そして、五味さんが「一番の違い」として挙げたのがシートベンチレーションの追加です。
「これがあるだけで快適性が全然違う。シートヒーターのみだったのでありがたい」と太鼓判。
長距離ドライブでも蒸れにくく、快適に過ごせる点を高く評価しています。

一方で、「USB端子の位置だけは少し気になる」とのコメントも。
それでも「トータルで見れば、内装は間違いなく新型のほうがいい」と締めくくり、
細かな不満を上回る完成度に“絶賛”の言葉を寄せています。

旧型はシンプルで分かりやすい操作性が魅力ですが、
質感・快適性・デジタル化のすべてにおいて、新型の進化は明確。
“実用から上質へ”―カローラクロスは内装面でも確かなステップアップを遂げています。

 走行インプレッションで感じた「乗り味の差」

新型カローラクロスは、モーター出力が向上したことで加速レスポンスが格段にスムーズに。
アクセルを踏み込んだ瞬間の反応が軽く、ストレスのない伸びやかな加速感が味わえます。
五味さんも「新型は加速感が力強い。モーターのアシストが強まった」と評価。
静粛性も向上し、街乗りから高速まで扱いやすさと上質さを両立しています。

一方で、五味さんは「タイヤのゴロゴロ感が少しあるかな」と冷静なコメントも。
路面によってはわずかにロードノイズを拾うものの、全体としては快適性がしっかりと上回っており、
長距離ドライブでも疲れにくい乗り味に仕上がっています。

旧型カローラクロスは、車重の軽さを活かした軽快なフィーリングが特徴。
アクセルレスポンスが鋭く、取り回しも軽やかで、街中では“素直に動く気持ちよさ”が際立ちます。

結果として、新型は“滑らかで上質”、旧型は“軽快で素直”。
味付けが少し違うカローラクロスに仕上がっています。

一方、改良前(旧型)カローラクロスは、車重の軽さを活かした軽快な走りが魅力。
アクセルを踏み込むとスッと前に出て、街中では扱いやすく、ステアリング操作にも素直に反応します。
五味さんも「運転してる感じ、そこまで大きい差は感じないですね」と語るように、
新旧の乗り味の差は決して極端ではなく、旧型も十分に完成度の高い仕上がりです。

ただし、リヤまわりの安定感にはわずかな違いがあるようです。
「旧型はリヤのばたつきを少し感じるけど、特別悪いわけではない。全体的に柔らかく動く印象ですね」と五味さん。
足まわりのセッティングがややソフトなため、細かな路面の動きが伝わりやすいものの、
それもまた“自然体な乗り味”として特別不満はないとのこと。

全体としては、軽快で扱いやすく、日常使いには十分すぎる走りの質。
どちらも完成度が高く、ユーザーの使い方次第で最適な選択が変わる一台です。

まとめ:どちらが良いかは、乗る人の感覚次第

新型と旧型、どちらのカローラクロスも完成度の高いSUVであることに変わりはありません。
けれど、走りの味つけや乗り心地、装備や質感にいたるまで、新型、旧型のキャラクターにははっきりとした違いがあります。

新型カローラクロスは、モーター出力の向上による滑らかな加速感と、ベンチレーションシートや大画面ディスプレイといった快適装備の充実が魅力。
内外装の質感も高まり、「静かで上質な移動空間」としての完成度が大きく進化しました。
五味さんも「乗り味が気になる人には新型がおすすめ。快適性がしっかり上がってます」とコメント。
街乗り中心のユーザーや、家族での長距離ドライブを快適に楽しみたい人にとっては、非常に魅力的な選択肢です。

一方、旧型カローラクロスは軽快で扱いやすく、取り回しの良さが際立ちます。
アクセルレスポンスの素直さやボディの軽さがもたらす軽快感は、日常の足として非常に快適。
五味さんも「走りにこだわらない人なら、どちらを選んでも後悔はしない」と語ります。
旧型ならではのシンプルさや直感的な操作感も、いまだ根強い人気の理由です。

どちらを選んでも、間違いのない一台。
“乗り味にこだわるなら新型、扱いやすさ重視なら旧型”――
あなたのライフスタイルや使い方に合わせて、ベストなカローラクロスを選んでみてはいかがでしょうか。

引用・参考