クラウン クロスオーバーのサイズはどのくらい？ボディサイズから室内の広さ、ライバル車との比較まで徹底解説！
長い歴史を誇るトヨタ クラウンが、大胆な変革を遂げたことで注目を集めている「クラウン クロスオーバー」。これまでのセダンという枠を超え、SUVの力強さとセダンの上質さを融合させた全く新しいスタイルが特徴です。
堂々とした存在感のあるボディサイズに加え、上質なインテリアや最新の先進装備を備えたクラウン クロスオーバーは、まさに「走るラグジュアリー空間」。日常使いからロングドライブまで幅広く対応する性能も備えており、都市でも郊外でも映える一台となっています。
本記事では、クラウン クロスオーバーのサイズやライバル車との比較について詳しく解説します。
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サイズ紹介
クラウン クロスオーバーのボディサイズ、タイヤサイズ、室内サイズ、荷室サイズ、荷室容量ごとの紹介していきます。
ボディサイズ
ボディサイズは以下の通りです。
※1. 18インチ アルミホイールを装着した場合、20kg減少します。
※2. 18インチ アルミホイールを装着した場合、10kg減少します。
ボディサイズは、グレードを問わず共通しており、全長4,930mm、全幅1,840mm、全高1,540mmと、セダンとSUVの中間的なプロポーションが特徴です。このサイズ感により、堂々とした存在感を放ちつつも、都市部での取り回しにも配慮されたバランスの取れた設計となっています。
ホイールベースは全グレード共通で2,850mmを確保しており、直進安定性や乗り心地の良さに寄与しています。また、最小回転半径は5.4mと比較的コンパクトで、全長に対して取り回しの良さも兼ね備えている点が魅力です。
車両重量はグレードごとに異なり、最上級グレードのCROSSOVER RSが1,910kg、中間グレードのCROSSOVER Zが1,810kg、エントリーグレードのCROSSOVER Gが1,760kgとなっています。ただし、装備によって重量は増減します。たとえば、リヤサポートパッケージの装着で＋10kg、パノラマルーフ装着で＋20kg、18インチアルミホイール装着時には－10～20kgとなるため、実際の重量は仕様によって変動する点に注意が必要です。
クラウン クロスオーバーは、このようにしっかりとした車格と快適性を両立しながらも、扱いやすさや実用性も考慮された絶妙なサイズ感を備えた一台です。
タイヤサイズ
タイヤサイズは以下の通りです。
「CROSSOVER RS」と「CROSSOVER Z」には、225/45R21サイズのタイヤが装着され、存在感のある大径ホイールが車両全体のスタイリッシュさを際立たせています。「RS」では、21×7½Jアルミホイールとセンターオーナメントが組み合わされ、スポーティかつ精悍な印象に仕上げられています。一方の「CROSSOVER Z」では、21×7½Jノイズリダクションアルミホイールを採用し、静粛性の向上と上質な足元のデザインを両立しています。
エントリーグレードの「CROSSOVER G」には、225/55R19タイヤと19×7Jアルミホイールが標準装備され、やや厚めのタイヤにより快適性を重視した設定となっています。
さらに、全グレード共通で225/60R18タイヤと18×7Jアルミホイール＆センターオーナメントがメーカーオプションとして用意されており、より乗り心地やコストパフォーマンスを重視したいユーザーにも対応しています。
このように、クラウン クロスオーバーは、グレードや用途に応じてタイヤ・ホイールのサイズやデザインを選択できる点が特徴で、走行性能、静粛性、快適性、そして外観の印象に大きく関わる要素として、購入時の検討ポイントとなるでしょう。
室内サイズ
室内サイズは以下の通りです。
クラウン クロスオーバーの室内サイズは、全グレード共通で広々とした空間設計がなされています。室内長は1,980mm、室内幅は1,540mm、室内高は1,170mmを確保しており、乗員全員が快適に過ごせるゆとりのあるキャビンを実現しています。
なお、「CROSSOVER RS」にパノラマルーフを装着した場合は、室内高が1,125mmとなり、通常仕様よりわずかに天井の余裕が減少しますが、その分開放感のある上質な空間を楽しむことができます。
このように、クラウン クロスオーバーはどのグレードでも優れた室内スペースを備え、長距離ドライブや日常の移動でも快適性が保たれる設計となっています。
荷室サイズ
荷室サイズは以下の通りです。
クラウン クロスオーバーのラゲージスペースは、使い勝手の良さが際立つ設計となっています。フル乗車時の奥行きは約1,120mm（一部は1,180mm）、シートを前倒しすると最大2,020mmまで拡大でき、長尺物も無理なく収納可能です。幅は最大1,335mm、ラゲージ前端部では760mmと十分な広さを確保しています。高さはスペアタイヤの有無により異なり、装着車で435～515mm、非装着車で470～545mmとなります。日常の荷物からアウトドア用品まで、多様なニーズに対応できる実用的な荷室空間です。
荷室容量
荷室容量（VDA法）は以下の通りです。
荷室容量は、スペアタイヤの有無によって異なります。スペアタイヤを装着している車両の場合、デッキアンダースペース以外の容量は432Lとなっています。一方、スペアタイヤを装着していない車両では、デッキアンダースペース以外の容量が450Lと、若干広くなっています。
さらに、デッキアンダースペースの容量については、スペアタイヤ装着車では収納スペースがないため0Lですが、スペアタイヤ非装着車では4Lのスペースが確保されています。
このように、スペアタイヤの有無がラゲージ容量に影響を与えることがわかります。荷物の積載性を重視する場合は、非装着車の方がわずかに有利といえるでしょう。
ライバル車との比較
クラウン クロスオーバーのライバル車であるマツダ CX-60やレクサス NXとの比較を紹介します。
マツダ CX-60
力強さと上質さを兼ね備えた、マツダの新たなフラッグシップSUV「CX-60」。縦置きエンジンによる後輪駆動ベースのプラットフォームを採用し、走りの質感にこだわったこのモデルは、マツダの“走る歓び”を次の次元へと引き上げます。ラグジュアリーさを追求したインテリア、環境性能と動力性能を高次元で両立するパワートレイン、そして先進安全技術の数々。CX-60は、日常を特別な時間へと変える、プレミアムSUVとして注目を集めています。
マツダCX-60は全長4,740mm、全幅1,890mm、全高1,685mmと、ワイドで高さのある堂々としたプロポーションが特徴です。対してクラウン クロスオーバーはCX-60より全長が190mm長いものの、高さは145mm低く設計されています。室内長はクラウン クロスオーバーが約70mm長く、特に後席の足元にゆとりがあります。一方で室内幅はCX-60が10mm広く、左右の乗員間に快適な空間を確保しています。室内高はCX-60が最大で105mm高く、開放感と実用性に優れています。最小回転半径は両車とも5.4mで小回り性能も良好です。荷室容量はCX-60が570Lの大容量で、アウトドアや長距離にも対応しています。クラウン クロスオーバーは432～450Lと控えめながら日常使いに十分な容量です。
レクサス NX
洗練されたデザインと先進技術を融合させたプレミアムSUV、レクサス NX。都会的で力強いスタイルに加え、PHEVやハイブリッドなど多彩なパワートレインをラインアップし、環境性能と走行性能を高次元で両立しています。インテリアは「タズナコンセプト」に基づくドライバー中心の設計で、上質な素材と最新のインフォテインメントが融合されています。安全性や快適性、運転の楽しさを追求したNXは、日常にも非日常にも応える一台として、レクサスブランドの中核を担う存在です。
レクサスNXのボディサイズは全長4,660mm、全幅1,865mm、全高は1,660mm〜1,675mmで、クラウン クロスオーバーと比べるとややコンパクトですが幅広く、高さもやや高めです。室内サイズでは、NXの長さ1,805mm、幅1,520mm、高さ約1,195mmに対し、クラウン クロスオーバーは長さ1,980mm、幅1,540mm、高さ1,125～1,170mmと、室内長さや幅でクラウンがやや広く、室内高はNXのほうが高いため開放感があります。最小回転半径はNXが5.8mでやや大きめ、一方クラウンは5.4mで小回りが利きやすいです。荷室容量はNXが520Lと広く、クラウン クロスオーバーの432〜450Lを上回り、実用性に優れています。総じて、NXはコンパクトで高い室内高と大容量荷室を持つSUV、クラウン クロスオーバーは室内の広さと扱いやすさが魅力で、用途や好みによって選べるモデルです。
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まとめ
トヨタ クラウン クロスオーバーは、セダンの上質さとSUVの力強さを融合させた革新的なスタイルが特徴で、サイズ面でもその魅力を際立たせています。堂々とした存在感を保ちながらも、都市部での取り回しやすさにも配慮されたバランスの良い設計となっており、快適な走行性能と扱いやすさを両立しています。室内はゆとりある空間が確保されており、乗員全員が快適に過ごせる仕様で、荷室も日常使いに十分な広さがあり、シートアレンジ次第で長尺物の収納にも対応可能です。ライバル車と比べると室内の広さや取り回し性能で優位に立ち、高級感や実用性も兼ね備えた一台に仕上がっています。まさに“新しいクラウン”の名にふさわしい、次世代のスタンダードといえるでしょう。
今回の記事が、クラウン クロスオーバーの購入を検討している方にとって、少しでもお役に立てれば嬉しく思います。
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引用・参考
https://toyota.jp/pages/contents/crowncrossover/001_p_001/pdf/crowncrossover_spec_202504.pdf
https://toyota.jp/pages/contents/faq/2.0/pdf/11385/11385_01.pdf
https://www.mazda.co.jp/globalassets/assets/cars/cx-60/common/pdf/cx-60_specification_202502.pdf
https://www.faq.mazda.com/faq/show/5876