
歴代ステップワゴンを振り返る!初代から現行モデルまでの特徴&変化をわかりやすく解説!
1996年に誕生したホンダ ステップワゴンは、ミニバン市場に新風を巻き起こした1台です。低床・低重心による広々とした室内空間と扱いやすいサイズ感で、家族のためのクルマとして高い支持を集めてきました。以来、時代のニーズに応じて快適性・安全性・利便性を進化させながら、6世代にわたって多くのユーザーに愛され続けています。
本記事では、初代から現行の6代目まで、各世代ごとの特徴や進化のポイントを振り返りながら、ステップワゴンの魅力をひも解いていきます。
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歴代ステップワゴン【初代~6代目】

初代モデルから現行の6代目モデルを見てみましょう。
初代ステップワゴン RF1/2型(1996年~2001年)
1996年にデビューした初代ステップワゴン(RF1/2型)は、従来の1BOXワゴンとは異なる新しい発想で誕生したミニバンです。1995年の東京モーターショーに出展されたコンセプトカー「F-MX」をベースに開発され、乗用車感覚のスタイルと利便性を両立したことで注目を集めました。
当時は商用車ベースの背高ミニバンが主流でしたが、FFレイアウトの採用により低床・広室内を実現し、全長4,605mm・全幅1,695mmという5ナンバーサイズに収まりながらも、室内は非常にゆとりある空間が確保されており、セカンドシートが回転して対座できる「回転対座シート」や、跳ね上げ式の「ポップアップシート」など、多彩なシートアレンジも特徴です。
パワートレインには2.0L直列4気筒DOHCのB20B型エンジンを搭載し、最高出力125PSと控えめながら、4速ATとの組み合わせで日常使用には十分な性能を発揮しました。ただし、初期型ではコラムシフトATの操作性に難があり、PやDのポジション切り替えに戸惑うという声もありました。1999年のマイナーチェンジではその点が改善され、同時にエンジン出力も135PSに強化されました。
さらに、マイナーチェンジ後は安全装備も充実し、SRSエアバッグやABSの標準化、衝突安全設計ボディの導入など、家族で安心して使える1台へと進化しました。ホンダが提案した「家族で使える新しいミニバン」というコンセプトを体現したモデルとして、大きな足跡を残しました。
2代目ステップワゴン RF3/4/5/6/7/8型(2001年~2005年)
2001年に初代の成功を受けて2代目ステップワゴンが登場しました。外観はコンセプトを踏襲しつつ、プラットフォームからボディ、足回りまで専用設計で刷新され、より洗練されたファミリーミニバンへと進化しました。
ボディサイズは全長4,670mm・全幅1,695mmと5ナンバー枠を維持しつつ、室内空間は広くなり、乗降性も向上しました。インパネシフトの採用により、前席のウォークスルー性も良好です。2列目には回転対座モードに加え、テーブルとしても使えるレストランモード、チップアップ収納のカーゴモードなど、多彩なシートアレンジが可能になりました。
エンジンはK20A型 2.0L直列4気筒DOHC i-VTECへと進化し、最高出力は160PSを発揮し、走りの質感も向上し、より快適なドライブが楽しめるようになりました。また、リアクーラーが全車標準装備となるなど、快適装備も充実しました。
2003年にはマイナーチェンジを実施し、精悍なフロントフェイスに変更されました。さらに、専用エアロとブラック内装を採用したスポーティグレード「スパーダ」も新たに追加され、ユーザー層の拡大を図りました。
販売台数こそ初代の48万台から減少し28万台にとどまりましたが、ミニバン戦国時代において、独自の存在感を放ち続けたモデルと言えるでしょう。
3代目ステップワゴン RG1/2/3/4型(2005年~2009年)
2005年に登場した3代目ホンダ・ステップワゴンは、従来のイメージを一新する大胆なフルモデルチェンジを果たし、スタイリング・走行性能・使い勝手のすべてにおいて大きな進化を遂げました。先代までの「スクエアで実用性重視」なミニバンスタイルから、よりスタイリッシュで低重心なフォルムへと転換しました。低床・低重心プラットフォームを採用し、全高を大幅に下げながらも、室内の広さはしっかりと確保されていました。
全長4,630mm、全幅1,695mm、全高1,770mmと、先代よりもややコンパクトになり、取り回しやすさが向上しました。さらに、従来は助手席側だけだったスライドドアが両側に装備されたことで、日常での使い勝手が格段に向上しました。
パワートレインには、改良された2.0LのK20A型と、新たに設定された2.4LのK24A型エンジンをラインアップし、2.4L車にはCVTが組み合わされ、スムーズな加速と良好な燃費性能を両立しました。
インテリアでは、フローリング調のフロアや大型トップライトルーフなど、従来にはない上質さがプラスされました。シートはワンタッチで畳める2列目タンブルシートや、3列目の床下収納など、多彩なシートアレンジも魅力です。
2007年には、専用エアロやスポーティな内外装を採用した「ステップワゴン スパーダ」も登場しました。ライバルとの差別化を図る一方で、販売台数はやや苦戦し、最終的な累計登録台数は約30万台にとどまりました。それでも、ホンダのミニバン戦略における新しい方向性を示した重要なモデルであったことは間違いありません。
4代目ステップワゴン RK1/2/3/4/5/6/7型(2009年~2015年)
2009年に登場した4代目ステップワゴンは、従来のコンセプトを一新し、3代目で採用された低床・低重心設計は継承しつつも、トールワゴンスタイルに原点回帰し、より広く快適な室内空間を追求する方向へと大きく舵を切りました。ボディサイズは全長4,690mm、全高1,815mmとそれぞれ先代より拡大され、ミニバンとしての実用性を大幅に高めています。
特に注目すべきは、クラストップクラスの室内空間で、室内長3,095mm、室内高1,395mmという広々としたキャビンは、全席での快適性を実現しました。大きく取られたガラスエリアによる開放感も相まって、家族での長距離移動でもストレスを感じにくい設計となっていました。
3列目には、ホンダ独自の床下収納式シートを採用し、使わないときはスッキリとラゲッジ床下に収納でき、荷室の使い勝手を格段に向上させました。また、インテリアでは操作性と視認性を両立した立体的なインパネ設計や、各シートの座り心地を高めるクッション素材の改善など、細やかな工夫が施されていました。
エンジンはR20A型2.0L直列4気筒i-VTECに一本化。CVTの採用やアイドリングストップ機構の導入により、燃費性能も向上しました。走行性能においても、スポーティな味付けが施された「スパーダ」シリーズは、ミニバンとは思えないハンドリングと安定感を実現しました。
販売面でも復調を見せ、最終的には新車登録台数約32万台を記録し、ホンダらしい「実用性と走りの両立」を再確認させた1台となりました。
5代目ステップワゴン RP1/2/3/4型(2015年~2022年)
2015年にフルモデルチェンジされた5代目ステップワゴンは、先代の「広い室内空間と高い利便性」をさらに進化させたモデルとして登場しました。全長は先代からほぼ変わらないものの、ホイールベースを延長し、エンジンルームをコンパクト化することで室内長が伸び、よりゆとりある空間が実現されました。加えて、室内高も30mm向上し、頭上のクリアランスも大きく改善されました。
このモデル最大の特徴といえるのが、「わくわくゲート」の採用です。テールゲートが縦にも横にも開くというユニークな構造により、狭い駐車場での荷物の出し入れや3列目からの乗降がスムーズに行えるようになり、ファミリー層を中心に大きな話題を呼びました。
パワートレインも大きく刷新され、ホンダ初のダウンサイジングターボエンジンであるL15B型1.5L直噴VTECターボを搭載し、2.4L自然吸気エンジン並みの出力を確保しながら、優れた燃費性能を実現しました。さらに2017年のマイナーチェンジでは、2モーターハイブリッドシステム「SPORT HYBRID i-MMD」を搭載したハイブリッドモデルを追加し、静粛性と低燃費性能を兼ね備えたことで、商品力が大きく高まりました。
また、安全面ではHonda SENSINGが全車に標準装備され、衝突軽減ブレーキや車線維持支援システム、誤発進抑制機能など多彩な機能を搭載しました。
しかしながら、販売面ではトヨタのノア/ヴォクシーや日産セレナといった競合車に苦戦し、2022年に5代目はその役目を終えました。革新性と実用性を両立しながらも、市場の波に翻弄された1台といえるでしょう。
6代目ステップワゴン RP6/7/8型(2022年~)
2022年に登場した6代目ステップワゴンは、ミドルクラスミニバン市場における再出発の一手として、原点回帰と最新技術の融合を図ったモデルです。
エクステリアは、初代や2代目を思わせるようなシンプルかつスクエアなデザインを採用し、視覚的な安心感と、飽きのこないクリーンなスタイルが特徴です。ボディサイズは全幅が1,750mmに拡大され、全グレードが3ナンバーになり、ロングホイールベース化とトレッド拡大により、乗り心地や走行安定性も向上しています。
注目すべき点として、先代で好評を博した「わくわくゲート」が廃止され、新たにパワーテールゲートを採用しています。
パワーユニットには2種類を用意し、従来通りの1.5L直噴VTECターボエンジンに加え、ホンダ独自の2モーターハイブリッドシステム「e:HEV」もラインアップされています。特にe:HEVは、2.0Lエンジンと高出力モーターを組み合わせ、燃費と静粛性に優れた走りを実現しています。
インテリアは、快適性と機能性を追求し、2列目には左右スライドも可能なキャプテンシートを採用し、自由度の高いシートアレンジが可能です。加えて、視界の良さや操作性にもこだわりが感じられ、ドライバーにとってもストレスの少ない空間が構築されています。
先進安全装備「Honda SENSING」は全車標準装備となり、渋滞時の運転支援や後方誤発進抑制など、安全性も大幅に向上しています。6代目ステップワゴンは、家族のためのクルマとして、あらゆる面で高水準を目指した1台といえるでしょう。
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現行モデルはもちろん、世代ごとに違った魅力を持つステップワゴンを探している方にもぴったりです。中古車の在庫は日々入れ替わるので、気になる方はこまめにチェックしてみてください。
まとめ

1996年の初代登場以来、ホンダ・ステップワゴンは家族向けミニバンの定番として進化を重ねてきました。時代ごとに「広さ」「使いやすさ」「安全性」に磨きをかけ、独自の装備や快適性で多くのファンを獲得してきました。
近年ではハイブリッドモデルの追加や先進安全装備の標準化など、実用性と環境性能を高次元で両立し、現行モデルでは原点回帰のシンプルなデザインに最新技術を融合し、より多様な家族のニーズに応えています。
中古車市場にも歴代モデルが豊富に流通しており、予算や用途に応じて選べるのも魅力です。はじめてのミニバンにも、セカンドカーにもぴったりな一台がきっと見つかるはずです。
ステップワゴンの歴史を知った今こそ、あなたに最適な一台を中古市場で探してみてはいかがでしょうか。
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引用・参考