セレナ

歴代セレナを振り返る!初代から現行モデルまでの特徴&変化をわかりやすく解説!

1991年に登場した日産セレナは、ミニバンというジャンルにおいて、広さと実用性を兼ね備えた家族向けの一台として注目を集めました。以降、時代のニーズに合わせて快適性や利便性、安全性能を着実に進化させ、6世代にわたって多くのファミリーに選ばれてきたロングセラーモデルです。

本記事では、初代から現行の6代目まで、歴代セレナの特徴や進化のポイントを世代ごとに紹介しながら、その魅力と変遷を分かりやすく解説していきます。セレナがどのようにしてファミリーカーの定番となったのか、その歩みを一緒にたどってみましょう。

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歴代セレナ【初代~6代目】

セレナ

初代モデルから現行の6代目モデルを見てみましょう。

初代セレナ C23型(1991年~1999年)

1991年6月、日産はキャブオーバー型のワンボックスカー「バネットコーチ」の後継として、「バネットセレナ(C23型)」を発売しました。当初は運転席の下にエンジンを配置するセミキャブオーバースタイルを維持しつつ、フロントノーズを備えた独特のデザインを採用。これにより、商用車然とした従来のイメージを一新し、ファミリーユースを意識した新しいミニバン像を提示しました。

このモデルでは、日産が当時掲げていた高性能技術推進プロジェクト「901運動」の影響を受け、上級グレードに4輪操舵システム「スーパーHICAS」やビスカスLSDを搭載しました。さらに、リアサスペンションには(一部グレードを除き)マルチリンク式を採用し、走行安定性と快適性を両立していました。また、スライドドアには世界初のパワーウインドウを装備するなど、先進装備も注目されました。

パワートレインは、1.6Lおよび2.0Lの直列4気筒ガソリンエンジン、2.0Lディーゼル、そしてディーゼルターボを用意し、FRおよびフルタイム4WDと組み合わせて多彩なニーズに対応しました。

1994年にはマイナーチェンジを実施し、車名から「バネット」を外して「セレナ」に統一しました。また、1997年の改良では2列目・3列目に多彩なシートアレンジが可能なマルチスライドシートを導入するなど、実用性の向上が図られました。

さらに、アウトドア仕様の「キタキツネ」や、スタイリッシュなエアロパーツを装備した「ハイウェイスター」など、個性的な特別仕様車も人気を博し、初代セレナはミニバン市場に新たな価値をもたらした存在となりました。

2代目セレナ C24型(1999~2005年)

1999年6月、日産はセレナ初のフルモデルチェンジを実施し、2代目となるC24型を投入しました。このモデルは、上級車種「ラルゴ」との統合により、ミニバンとしての実用性と快適性を大幅に強化し、専用の低床プラットフォームを採用したことで、室内空間と乗降性が大きく向上しました。

駆動方式はFR(後輪駆動)からFF(前輪駆動)に変更され、低床化によってウォークスルーがしやすくなったほか、ミニバンとしては初めて全車に両側スライドドアを標準装備しました。さらにコラムシフトの採用により、前席から後席への移動もスムーズになり、ファミリー層を中心に高い人気を集めました。

パワートレインには、2.0L直列4気筒ガソリンエンジンに加え、2.5L直噴ディーゼルターボエンジンを設定し、トランスミッションは全車オートマチック(CVTまたは4AT)となり、マニュアル設定は廃止されました。

2001年12月のマイナーチェンジでは、フロントデザインを刷新し、リモコンオートスライドドアを両側に採用するなど使い勝手がさらに向上しました。また、ディーゼル車が廃止され、2.0Lと新たに追加された2.5Lのガソリンエンジンへと一本化されました。

特別仕様車も多彩で、アウトドアテイストの「キタキツネ」や「コールマンバージョン」、ファミリー向けの「Kid’sバージョン」、そしてエアロパーツを装着したスタイリッシュな「ハイウェイスター」など、個性豊かなグレード展開が魅力でした。2代目セレナは、日産ミニバンの本格的な進化を象徴する一台となりました。

3代目セレナ C25型(2005~2010年)

2005年5月、日産セレナは2度目のフルモデルチェンジを実施し、3代目となるC25型が誕生しました。「SHIFT_capacity」を開発コンセプトに掲げ、日常からレジャーまで幅広く対応できるミニバンとして再設計されました。フランスのルノーと共同開発した新プラットフォームを採用し、ホイールベースは2,860mmまで延長され、クラストップレベルの広い室内空間を実現しました。

パワートレインは全車共通で、2.0L直列4気筒エンジンにエクストロニックCVTを組み合わせ、省燃費と滑らかな走行性能を両立し、「平成22年度燃費基準+5%」を達成するなど、経済性にも優れた設計でした。

外観は、標準系とスポーティ系の2タイプが用意され、2006年には人気グレードの「ハイウェイスター」が追加されました。このグレードは専用エアロと3ナンバー登録サイズのボディで、よりアグレッシブなデザインが魅力です。2007年のマイナーチェンジでは、エクステリアデザインの刷新に加え、全車に両側スライドドアのオートクロージャーが標準装備され、使い勝手がさらに向上しました。

室内は高い居住性と機能性を両立しており、シートアレンジの多様さや運転のしやすさからファミリー層に大きな支持を得て、2007年から3年連続で国内ミニバン販売台数1位を記録しました。2010年にはセレナの国内累計販売台数が100万台を突破し、名実ともに日産を代表するミニバンへと成長を遂げたモデルでした。

4代目セレナ C26型(2010~2016年)

2010年11月、日産はセレナを3度目のフルモデルチェンジし、4代目となるC26型を発表しました。このモデルは、先代のプラットフォームをベースにしつつも、室内長を約300mm延長し、ミニバンクラスでも屈指の広さを実現し、ウインドウ面積も拡大され、運転時の視認性にも優れた快適な室内空間が特徴でした。

搭載されたパワートレインは、新開発の2.0L直列4気筒DOHCエンジンにエクストロニックCVTを組み合わせたもので、ツインVTC(可変バルブタイミングコントロール)によりスムーズな走行性能と優れた燃費性能を両立しました。

装備面では、ボタン一つで開閉可能な「ワンタッチオートスライドドア」や、駐車時の安全をサポートする「アラウンドビューモニター」など、日常の使い勝手を高める機能が充実していました。2012年には、セレナ初となる簡易ハイブリッドシステム「S-HYBRID」を採用し、燃費性能と静粛性をさらに高めました。

2015年のマイナーチェンジでは、自動ブレーキ(エマージェンシーブレーキ)や車線逸脱警報(LDW)を全車標準装備とし、さらに踏み間違い衝突防止アシストや移動物検知機能(MOD)も加わり、安全・安心なファミリーミニバンとしての評価を確立しました。

その結果、2011年から2013年まで3年連続で国内ミニバン販売台数1位を記録し、4代目セレナも前モデルに続き、高い人気を誇るロングセラーモデルとなりました。

5代目セレナ C27型(2016~2022年)

2016年8月に登場した5代目となるC27型は、日産の次世代ミニバンとして大きな進化を遂げました。エクステリアは、日産を象徴する「Vモーショングリル」や、サイドに流れるような「フローティングルーフ」、リアに個性を与える「ブーメランランプ」など、より洗練されたデザインに刷新されました。室内は先代比で180mm延長され、クラストップレベルの広さと快適性を実現しています。

インテリアには、開放感あふれる「グライディングウィング」デザインを採用し、視界の確保と操作性を両立しています。快適装備としては、足先の操作だけでスライドドアが開閉する「ハンズフリースライドドア」、上部のガラス部分のみを開けられる「デュアルバックドア」など、ファミリーユースにうれしい工夫が随所に見られます。

パワートレインは、2.0L直列4気筒エンジン+スマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)を基本に、2018年にはモーター走行を可能とする「e-POWER」モデルを追加し、燃費性能と静粛性を大幅に向上させました。

さらに、同一車線での自動運転を実現する運転支援技術「プロパイロット」をミニバンとして世界初採用した点も話題になりました。2019年のマイナーチェンジでは、内外装のリファインに加え、安全装備も大幅に強化され、全車に「アダプティブLEDヘッドライト」や「インテリジェント BSI」などの先進安全機能が標準装備されました。

革新的な機能と高い安全性能により、セレナはこの世代でもミニバン販売台数でトップを記録するなど、根強い人気を維持しました。

6代目セレナ C28型(2022年~)

2022年12月に登場した6代目となるC28型は、さらなる快適性と先進性を追求したフルモデルチェンジとなりました。従来モデルの魅力をしっかりと継承しながら、デザイン・技術の両面で着実な進化を遂げています。

最大のトピックは、第2世代へと進化した「e-POWER」の搭載です。100%モーター駆動による滑らかな加速と高い静粛性を実現し、新開発の発電用エンジンと高度な制御技術により、より快適な走行フィールを提供しています。また、2024年にはe-POWER車に待望の4WD仕様も加わり、選択肢が広がりました。

安全・運転支援面では、「プロパイロット」が全グレード標準装備になりました。中でも最上級グレード「ルキシオン」には、地図情報を活用してカーブや分岐を自動制御する「プロパイロット2.0」が搭載され、運転支援性能が大幅に向上しています。さらに、駐車時には車外から操作できる「プロパイロット リモート パーキング」も装備され、日常の利便性も向上しています。

室内空間においても、先代より運転席足元の通路幅が120mm広がり、前後席間の移動がスムーズになりました。3列目にはスライド機能を追加し、8人乗り仕様の「マルチセンターシート」も進化しました。これにより、e-POWER車でも8人乗りが可能となり、ファミリーユースにさらに適した設計に仕上がっています。

現行モデルのC28型は、先進技術・快適性・居住性を高次元で融合させた、まさに「次世代のファミリーミニバン」と言えるでしょう。

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現行モデルはもちろん、世代ごとに違った魅力を持つセレナを探している方にもぴったりです。中古車の在庫は日々入れ替わるので、気になる方はこまめにチェックしてみてください。

まとめ

セレナ

1991年に誕生した日産セレナは、30年以上にわたり家族向けミニバンの代表格として進化を続けてきました。時代のニーズに合わせて「広さ」「快適性」「利便性」を追求し、各世代で特徴的なデザインや装備を取り入れてきたことが、多くのユーザーに支持されてきた理由です。

とくに近年では、先進運転支援技術「プロパイロット」や電動パワートレイン「e-POWER」の採用によって、安全性と環境性能を両立。現行の6代目では、さらに上質な室内空間と高い静粛性を実現し、ファミリーカーとしての完成度を一層高めています。

中古車市場にも歴代モデルが数多く出回っており、予算やライフスタイルに合わせて最適な1台を選べるのもセレナの魅力です。あなたにぴったりのセレナを、ぜひ中古車市場で見つけてみてはいかがでしょうか。

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引用・参考