
歴代インプレッサを振り返る!初代から現行モデルまでの特徴&変化をわかりやすく解説!
1992年、スバルが世に送り出した初代インプレッサは、走行性能の高さと、WRCでの輝かしい実績により、世界中のドライバーを魅了しました。それ以来、インプレッサは常に「走りの愉しさ」と「安心」を追求しながら、時代に即した進化を遂げてきました。
各世代で設計思想や装備が大きくアップデートされ、安全性能の向上や環境への配慮など、多方面での革新も続けられてきたインプレッサの歴史は、スバルというブランドの進化の軌跡でもあります。
この記事では、初代から現行の6代目まで、歴代インプレッサの特徴を振り返りながら、その魅力と進化の軌跡を詳しく紹介します。
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歴代インプレッサ【初代~3代目】

初代モデルから3代目モデルを見てみましょう。
初代 インプレッサ(1992年~2000年)
1992年、スバルは新たな世界戦略車として初代「インプレッサ」を投入しました。成功を収めていた「レガシィ」の技術と設計思想をベースに、よりコンパクトでスポーティなパッケージングを施し、若年層やスポーツ志向のドライバーをターゲットとしたモデルです。ボディタイプは、4ドアセダンと5ドアスポーツワゴンを用意し、両車ともにスバル伝統のサッシュレスドアを採用していました。
エンジンは、全て水平対向4気筒ユニットで構成され、1.5L、1.6L、1.8LのNAモデルに加えて、注目を集めたのが2.0Lターボエンジン(EJ20型)を搭載した「WRX」です。このモデルは240馬力という高出力を誇り、後にSTi(スバルテクニカインターナショナル)が手がけたハイパフォーマンス仕様「WRX STI」も登場しました。走行性能を徹底的に磨き上げたその走りは、クラスを超えた実力で多くのファンを魅了しました。
駆動方式は、FFの一部グレードを除き、レガシィ譲りのフルタイム4WDを採用しました。MT車にはセンターデフ方式、AT車には電子制御のトルク配分を行うアクティブトルクスプリット式が搭載され、優れた安定性とトラクション性能を発揮しました。
また、インプレッサはWRC(世界ラリー選手権)にも参戦し、1995年からは3年連続でマニュファクチャラーズタイトルを獲得するなど、スバルのモータースポーツブランド確立にも大きく貢献しました。2000年までの約8年間、STiバージョンを含む多彩なバリエーションで高い人気を維持し、初代インプレッサは名実ともにスバルを象徴するモデルとなりました。
2代目 インプレッサ(2000年~2007年)
2000年8月、初代の成功を受けて、初のフルモデルチェンジとなる2代目「インプレッサ」を発表しました。新開発の衝突安全ボディ「新環状力骨構造」を採用し、剛性や安全性を大きく向上しました。セダンは力強いブリスターフェンダーを装備し、3ナンバーサイズとなりました。一方、5ドアのスポーツワゴンは扱いやすい5ナンバーサイズを維持し、日常使いとスポーツ性を両立したパッケージが特徴でした。
注目されたのは、2.0リッター水平対向ターボエンジン(EJ20型)で、スバル初の可変バルブタイミング機構を採用しました。WRX STIには最大280馬力、43.0kgmのトルクを発揮するハイパフォーマンス仕様が用意され、トランスミッションも6速MTへと進化しました。ラリーを意識した「STiタイプRA」や特別仕様の「S202」などもラインアップされ、限定車は即完売するほどの人気を誇りました。
一方でデザイン面では賛否が分かれました。デビュー当初の「丸目」ヘッドライトはユーザーの反応が分かれ、2002年には「涙目」、2005年には「鷹目」と呼ばれるフェイスリフトが実施され、フロントマスクは大きく変化していきました。これに伴い、スバルの象徴的な「スプレッドウイングスグリル」も導入され、より洗練された印象を与えるようになりました。
2代目インプレッサは、メカニズムの進化と走りの性能向上に重点を置いたモデルでありながら、海外市場を含めて根強いファンを獲得し、7年間で18万台以上を生産し、その完成度の高さで後のモデルへとつながる礎を築きました。
3代目 インプレッサ(2007年~2011年)
2007年、フルモデルチェンジとなる3代目「インプレッサ」を発表しました。この世代では、従来のスポーツワゴンに代わり、よりスポーティな印象の5ドアハッチバックがメインボディとして採用され、翌2008年には4ドアセダンも「アネシス」として登場しました。両モデルともに3ナンバーサイズとなり、欧州車と肩を並べる堂々たるボディサイズに拡大されました。
プラットフォームにはSIシャシーを採用し、足まわりにはダブルウィッシュボーンサスペンションを導入しました。さらにドア構造もサッシュドアへと変更し、ボディ剛性を強化しています。搭載エンジンは1.5Lと2.0Lの自然吸気に加え、2.0Lターボを採用した「S-GT」もラインナップしました。
スポーツモデルのWRX STIは、当初5ドアのみの展開で2008年に登場しました。膨らんだフェンダーにワイドタイヤを装着し、走行性能を重視した設計でした。2010年には4ドアセダン版のWRX STIも追加され、より選択肢が広がり、この頃には2.5Lターボ+5速ATの「WRX STI A-Line」も設定され、AT派ユーザーからも注目を集めました。
また2010年には、クロスオーバーモデル「インプレッサXV」が登場し、SUVテイストを加えた新たな方向性で、幅広いユーザー層にアピールしました。3代目は新設計のシャシーと先進装備により、走行性能・快適性の両面で高い完成度を実現し、世界100カ国以上で販売し、グローバルモデルとしての地位を確立しました。
歴代インプレッサ【4代目~6代目】

4代目モデルから現行の6代目モデルを見てみましょう。
4代目 インプレッサ(2011年~2016年)
2011年、スバルは4代目となるインプレッサをフルモデルチェンジし、大きな変革をもたらしました。この世代からボディタイプ別に新たな名称が採用され、5ドアハッチバックは「インプレッサ スポーツ」、4ドアセダンは「インプレッサ G4」と名乗るようになります。また、クロスオーバーSUVの「XV」やスポーツモデル「WRX」はインプレッサの派生車ではなく、それぞれ独立したモデルとして位置づけられるようになりました。
エンジンには、スバルが新開発した自然吸気のFB型水平対向エンジンを採用し、1.6L(FB16型)と2.0L(FB20型)が設定され、いずれも環境性能と扱いやすさを重視した設計です。トランスミッションには新採用のCVT「リニアトロニック」を採用し、滑らかな走行フィールと燃費向上を実現しました。
この世代からはスバル独自の運転支援システム「EyeSight(アイサイト)」が本格導入され、安全性能の向上が大きな特徴となっています。
さらに、2015年には2.0Lエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッド仕様をスポーツモデルに追加し、スバルならではのAWD性能と環境性能の両立を目指しました。
スポーツ性を追求したWRXが別車種となったことで一見地味な印象を持たれることもありましたが、4代目インプレッサは「基本に忠実で、安心して選べる1台」として多くの支持を獲得し、デザイン、安全性、燃費性能すべてにおいてバランスの取れた、実力派のスタンダードカーとして位置づけられました。
5代目 インプレッサ(2016年~2022年)
2016年に登場した5代目インプレッサは、スバルの次世代車両開発の先駆けとして、新開発の「SUBARU GLOBAL PLATFORM(SGP)」を初採用しました。これにより、走行性能や操縦安定性、静粛性、安全性に至るまで、車両全体のクオリティが大幅に向上しました。従来通り5ドアハッチバックの「スポーツ」と4ドアセダンの「G4」を展開し、幅広いユーザー層に応えています。
パワートレインは、1.6Lおよび2.0Lの水平対向4気筒DOHCエンジンを設定し、トランスミッションはCVTの「リニアトロニック」を継続採用しつつ、燃費とレスポンスが改良されました。また、全車に「EyeSight Ver.3」を標準装備とし、車線中央維持機能や全車速対応のクルーズコントロールなど、安全支援機能も一段と進化しました。さらに、国産車初となる歩行者保護エアバッグを全車標準装備したことで、安全性能は同クラス随一といえる内容になりました。
2020年には環境性能の強化として、2.0Lエンジンに電動アシスト機能を組み合わせた「e-BOXER」搭載モデルを5ドアスポーツに追加し、専用チューニングのサスペンションを持つ「STI Sport」も設定され、走りにこだわる層にもアピールしました。
5代目インプレッサは、登場直後に「2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、その完成度の高さを証明し、改良を重ねながらスバルの基幹モデルとして存在感を示し続けました。
6代目 インプレッサ(2023年~)
2023年4月にデビューした6代目インプレッサは、5ドアハッチバック専用モデルとして生まれ変わりました。ボディ構造は先代と同じ「SUBARU GLOBAL PLATFORM」を採用しながらも、「フルインナーフレーム構造」やルーフ制振構造を追加することで、より高剛性かつ静粛性に優れた乗り味を実現しています。
グレード構成は「ST」「ST-G」「ST-H」の3種類で、それぞれに2WDと4WDを設定しています。パワートレインは、ベースの「ST」が2.0L水平対向エンジン、上位2グレードには同エンジンにマイルドハイブリッド機構「e-BOXER」を組み合わせ、燃費と力強さを両立しています。
安全面では、新たに広角単眼カメラを加えた最新世代の「アイサイト」を全車標準装備し、車線維持や後方警戒支援、ドライバー異常時対応機能などを網羅しています。さらに、「ST-H」では車両周囲の視界を拡張するマルチカメラシステムやスマートリアビューミラーなど、上位車種に迫る先進装備が搭載されています。
また、インプレッサ初の「SUBARU STARLINK」コネクティッドサービスを採用し、緊急時のサポート体制も強化しています。センターには11.6インチの大型ディスプレイを配置し、インテリアの質感も大幅にアップしています。
クロストレックと共通部分も多いものの、車高を抑えたことでより低重心な走りが期待できるのがインプレッサならではの魅力で、走行性能、安全性、質感の全方位で進化を遂げた、スバル渾身のモデルです。
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現行モデルはもちろん、世代ごとに違った魅力を持つインプレッサを探している方にもぴったりです。中古車の在庫は日々入れ替わるので、気になる方はこまめにチェックしてみてください。
まとめ

1992年に登場した初代インプレッサは、WRC(世界ラリー選手権)での活躍もあり、走りにこだわるクルマとして強い存在感を放ってきました。以来、6代にわたるモデルチェンジを重ねる中で、インプレッサは常にその時代のニーズと向き合い、スポーティな性能だけでなく、安全性や快適性、環境性能の向上にも取り組んできました。
特に近年ではスバルの先進技術である「アイサイト」や「SGP(スバルグローバルプラットフォーム)」の導入により、事故を未然に防ぐ安全装備や、しなやかで静粛性の高い走行性能が実現されています。また、WRXやXVといった派生モデルが独立していった背景には、インプレッサという車種の枠を超えた進化があると言えるでしょう。
中古市場にも各世代のモデルが豊富に出回っており、走りを重視したい方から、安全性を重視するファミリーユースまで、幅広いニーズに応えてくれます。
歴代インプレッサの歩みを振り返った今だからこそ、あなたのライフスタイルに合った一台を見つけてみてはいかがでしょうか。
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引用・参考
https://kuruma-news.jp/post/175836
https://s.response.jp/article/2022/12/28/365764.html
https://www.webcartop.jp/2023/02/1058949/#google_vignette
https://www.nextage.jp/model_guide/subaru/298922
https://www.subaru-shinshu.co.jp/community/staffblog/2023_03_19_132447