C-HRのおすすめグレードは？グレードの違いを徹底比較

スタイリッシュなデザインと優れた走行性能で人気のトヨタ C-HR。ハイブリッド車とガソリンターボ車の両方をラインナップし、用途やライフスタイルに合わせて選べる豊富なグレード展開が魅力です。装備、安全機能、燃費性能など、それぞれのグレードに個性があり、どれを選ぶかでカーライフの快適さが大きく変わります。

本記事では、C-HRの各グレードの特徴や価格、燃費について詳しく比較しながら、その違いを解説していきます。C-HRの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

C-HRのグレード構成

一般的に、グレード展開が多く複雑になりがちなモデルが多い中、C-HRは比較的シンプルな構成になっており、基本グレードは大きく3系統に分かれています。

まずベースグレードとなる「S」と、装備が充実した上位グレードの「G」、スポーティな走りに特化した「GR SPORT」がラインナップに加わり、これらがC-HRの主なグレード構成を形成しています。

ハイブリッド車と1.2Lガソリンターボ車の両方が用意されており、ターボ車の場合はグレード名に「-T」が付き、「S-T」「G-T」といった名称になります。また、駆動方式は2WDと4WDが選べ、これにより価格や燃費性能、走行特性などにも違いが生まれます。

さらに、2022年には特別仕様車として「G“Mode-Nero Safety Plus III”」「G-T“Mode-Nero Safety Plus III”」が追加され、デザイン性と安全装備を強化した魅力的な選択肢が加わりました。

各グレードの特徴

ここからは、各グレードの特徴を見ていきましょう。

標準グレード「S」「S-T」の魅力

C-HRの「S」「S-T」は、車両の基本となる標準グレードでありながら、最新の快適・安全装備がしっかりと搭載されています。

「S」はハイブリッド仕様、「S-T」は1.2Lターボエンジンを搭載したガソリン仕様で、駆動方式は2WDと4WD（S-Tのみ）から選べます。どちらもスマートエントリー＆スタートシステム、左右独立温度コントロールフルオートエアコン、Toyota Safety Senseなど、日常使いに嬉しい装備が充実しています。8インチディスプレイオーディオやコネクティッドサービスも標準装備され、スマホとの連携もスムーズです。ブラックで統一された内装はシンプルかつスタイリッシュで、SUVらしい上質さを感じさせます。

コストパフォーマンスに優れたこのグレードは、初めてC-HRを検討する方にもおすすめの選択肢です。

上級装備が光る「G」「G-T」の魅力

C-HRの「G」「G-T」グレードは、上級志向のユーザーに向けて充実した装備を備えたモデルです。

「G」はハイブリッド、「G-T」は1.2Lターボエンジンを搭載しており、どちらも2WD／4WDの選択が可能です。エクステリアでは、1灯でハイ・ロー切り替えができるBi-Beam LEDヘッドランプや、流れるように点灯するシーケンシャルターンランプ、メッキ仕上げのドアベルトモールが採用され、上質さと個性が際立ちます。さらに、18インチの切削光輝＋ブラック塗装のアルミホイールが足元を引き締め、スタイリッシュな印象を演出しています。

インテリアでは、ブラックの上級ファブリックとブラウン本革を組み合わせたコンビシートに加え、ピアノブラック加飾やオーキッドブラウンの内装色が、落ち着きのある高級感をもたらします。本革巻きステアリングや前席ヒートシーター、ナノイー搭載のフルオートエアコンなど、快適性を高める装備も充実しています。加えて、ブラインドスポットモニターやイルミネーテッドエントリーシステムなど、安全性・利便性を高める先進装備も搭載されており、見た目だけでなく機能面でも満足度の高い仕上がりとなっています。

C-HRの魅力を存分に味わいたい方におすすめのグレードです。

スポーティーな走りとデザインが魅力の「S“GR SPORT”」「S-T“GR SPORT”」

C-HRの「S“GR SPORT”」「S-T“GR SPORT”」は、TOYOTA GAZOO Racingが監修するスポーティーグレードです。ハイブリッドの「S“GR SPORT”」と、1.2Lターボの「S-T“GR SPORT”」が用意され、それぞれに2WD／4WD、CVTや6MTなど多彩なパワートレインが展開されています。

外観は、大型リヤスポイラーやGR専用デザインのフロント・リヤバンパーを採用し、存在感あるスタイリングを実現しています。足元には19インチの専用アルミホイールを装着し、安定感とスポーティーな雰囲気を強調しています。フロアセンターブレースや専用チューニングのサスペンションにより、優れた操舵応答性とフラットな乗り心地も実現しています。

内装にはブラック基調のGR専用スポーティーシートを採用し、シルバーステッチやアルミペダル、本革巻きステアリングなど、細部までスポーツマインドを感じられる仕上がりになっています。さらに、「Toyota Safety Sense」やプリクラッシュセーフティといった先進安全装備も標準搭載されており、走りと安心を両立しています。

スポーティーさと快適性を求める方におすすめのグレードです。

洗練されたブラックスタイルが魅力の特別仕様車「Mode-Nero Safety Plus III」

「G“Mode-Nero Safety Plus III”」「G-T“Mode-Nero Safety Plus III”」は、2022年8月に登場した上質かつ個性的なモデルです。

エクステリアには、専用色「イナズマスパーキングブラックガラスフレーク」を設定し、精悍な印象を演出しています。Bi-Beam LEDヘッドランプにはブラックエクステンション加飾が施され、足元には18インチのマットブラック塗装アルミホイールを採用し、細部までこだわったデザインで、存在感を際立たせています。

内装もブラックで統一されており、上級ファブリックと本革を組み合わせた落ち着いた仕上がりになっています。シートにはブラウンやベージュのアクセントを効かせ、シックな空間を演出しています。さらに、電動ランバーサポート付きシートなど、快適性にも配慮されています。

「G」グレードはハイブリッド仕様、「G-T」は1.2Lターボエンジンを搭載し、いずれもCVTを採用し、スムーズな走行性能を実現しています。予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」や、レーントレーシングアシスト、バックガイドモニターなど先進の安全機能も充実しています。

スタイル、快適性、安全性を兼ね備えた「Mode-Nero Safety Plus III」は、特別感のある1台を求める方に最適な選択肢です。

グレードの違いを徹底比較

ここからは、C-HRのグレードによる違いを、価格、燃費で比較していきましょう。

価格

グレード	パワートレイン	駆動方式	トランスミッション	価格（税込）
S	ハイブリッド	2WD	CVT	275万5,000円
S-T	1.2Lターボエンジン	2WD	CVT	242万5,000円
			6MT	239万2,000円
		4WD	CVT	262万3,000円
G	ハイブリッド	2WD	CVT	305万5,000円
G-T	1.2Lターボエンジン	2WD	CVT	272万5,000円
			6MT	269万2,000円
		4WD	CVT	292万3,000円
S“GR SPORT”	ハイブリッド	2WD	CVT	315万5,000円
S-T“GR SPORT”	1.2Lターボエンジン	2WD	CVT	282万5,000円
			6MT	279万2,000円
		4WD	CVT	302万3,000円
G“Mode-Nero Safety Plus III”	ハイブリッド	2WD	CVT	305万5,000円
G-T“Mode-Nero Safety Plus III”	1.2Lターボエンジン	2WD	CVT	272万5,000円
		4WD		292万3,000円

C-HRは、スタンダードな「S」「G」から、スポーティーな「GR SPORT」、上質感ある特別仕様車「Mode-Nero Safety Plus III」まで多彩なグレード展開が魅力です。価格帯はガソリン車の「S-T（6MT）」で約239万円から、ハイブリッドの「S“GR SPORT”」で約315万円が上限となります。

特別仕様車の「G“Mode-Nero Safety Plus III”」は約305万円、ガソリン仕様の「G-T“Mode-Nero Safety Plus III”」は2WDで約272万円、4WDで約292万円と幅広く用意されています。

同じグレードでも駆動方式やトランスミッションの違いで価格が変動するため、自身のニーズや予算に応じて最適な一台を選ぶことが可能です。

燃費

グレード	パワートレイン	駆動方式	トランスミッション	燃料消費率(WLTCモード)
S	ハイブリッド	2WD	CVT	25.8km/L
S-T	1.2Lターボエンジン	2WD	CVT	14.9km/L
			6MT	15.4km/L
		4WD	CVT	14.3km/L
G	ハイブリッド	2WD	CVT	25.8km/L
G-T	1.2Lターボエンジン	2WD	CVT	14.9km/L
			6MT	15.4km/L
		4WD	CVT	14.3km/L
S“GR SPORT”	ハイブリッド	2WD	CVT	25.0km/L
S-T“GR SPORT”	1.2Lターボエンジン	2WD	CVT	14.9km/L
			6MT	15.4km/L
		4WD	CVT	14.3km/L
G“Mode-Nero Safety Plus III”	ハイブリッド	2WD	CVT	25.8km/L
G-T“Mode-Nero Safety Plus III”	1.2Lターボエンジン	2WD	CVT	14.9km/L
		4WD		14.3km/L

C-HRはハイブリッドとガソリン、計7種類のグレードが展開されており、燃費性能もバリエーション豊かです。ハイブリッド車（「G」「S」）のWLTCモード燃費は25.8km/Lと高水準で、特別仕様車「G“Mode-Nero Safety Plus III”」も同等の数値を誇ります。「S“GR SPORT”」は25.0km/Lとやや控えめですが、それでも優れた燃費性能です。

一方、1.2Lターボを搭載したガソリン車では、CVT仕様の2WDが14.9km/L、4WDが14.3km/L、6MTは15.4km/Lとやや控えめながら、ダウンサイジングターボによる力強い走りも魅力です。

低燃費とスポーティーな走行性能を両立したC-HRは、用途に合わせて最適なグレードが選べます。

おすすめのグレードは？

C-HRの購入を検討するうえで、コストパフォーマンスを重視する方におすすめしたいのが「S」と「S-T」グレードです。これらはC-HRの標準グレードにあたりますが、装備は非常に充実しており、普段使いにおいて不便を感じることはまずありません。

「S」はハイブリッドモデルで、燃費はWLTCモードで25.8km/Lという高水準を誇り、静粛性にも優れており、環境性能の高さや低燃費に魅力を感じる方にぴったりです。

一方で、「S-T」は1.2Lターボエンジンを搭載したガソリンモデル。価格を抑えつつも力強い走りが楽しめるため、ドライビングの楽しさを求める方にはこちらがおすすめです。

また、両グレードともに先進安全装備「トヨタセーフティセンス」をはじめとした各種安全機能を標準装備しており、シンプルで落ち着いたインテリアデザインも人気のポイントです。

予算や使い方に応じてハイブリッドかターボかを選べるのも大きな魅力です。必要な装備を無理なく手に入れたい方にとって、「S」・「S-T」は非常にバランスの取れた選択肢といえるでしょう。

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まとめ

C-HRは、ハイブリッド車・ガソリンターボ車の両方をラインナップし、スタンダードな「S」「S-T」から個性が光る特別仕様車「Mode-Nero Safety Plus III」まで、豊富なグレード展開が魅力のコンパクトSUVです。価格、燃費性能や走行性能、デザインなど、それぞれのグレードに特徴があるため、どれを選ぶかはライフスタイルや重視するポイント次第です。

購入を検討する際は、各グレードの特徴や装備を比較し、自分に最適な一台を見つけてください。C-HRはどのグレードを選んでも、トヨタならではの高い安全性と上質な走りを提供してくれるはずです。

本記事がC-HRの購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

引用・参考

https://autonavi.car-mo.jp/mag/category/catalog/grade/chr

https://autonavi.car-mo.jp/mag/category/catalog/interior/chr_new

https://kinto-jp.com/magazine/w20220203-1

https://mobilico.jp/magazine/chr-grade

https://www.goodspeed.ne.jp/recommend/173085