ランドクルーザー300 GRスポーツ

ランドクルーザーとプラドは何が違うの? 特徴や燃費と相場を徹底紹介 

トヨタのSUV「ランドクルーザー」「ランドクルーザー プラド」は、オフロードの高い走破性とデザイン性の高さで幅広い世代から人気を集め続けています。レジャーでの利用はもちろん、そのサイズ感からファミリーカーとしての指名買いも多い車種です。どちらの車名にも「ランドクルーザー」が付いていますが、違う特徴を持った異なる車種であることをご存知でしょうか。 

今回は、ランドクルーザーとプラドについての違いを、魅力とともに詳しく紹介します。購入を検討している人は、どちらが自分に合う車なのか検討してみてください。 

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世界に誇るクロスカントリー車 

ランドクルーザー300 GRスポーツ

ランドクルーザーは、重厚な基本構造をベースにした本格的なクロスカントリー車です。厳しい気象条件や環境下でも耐えうるスペックは絶大な人気を得ており、2022年までの全シリーズ累計、グローバル販売台数(200系・70系・プラド含む)は、約1120万台を突破しています。ランドクルーザーとプラドそれぞれの誕生と歴史についてみていきましょう。 

歴史あるランドクルーザー 

ランドクルーザー300 ZX

ランドクルーザーは、トヨタが1951年に初めて開発した四輪駆動車「トヨタBJ」にルーツを持ちます。発売当初は軍用車や林業・鉱業向けとして開発され、耐久性と走破性が評価されました。 

1954年に「ランドクルーザー」と改名されて以降、改良を重ねながら進化。1960年代には民間用のモデルが登場し、世界中で人気を博しました。特にアフリカ、中東、オーストラリアなど、過酷な環境での走破性が高く評価されたことでトヨタのグローバル成功を支えたモデルの一つです。現在ではSUVとしてラグジュアリー性を兼ね備え、信頼性と高性能を象徴する車として進化し続けています。 

乗用車指向で開発されたプラド 

ランドクルーザープラド TX

ランドクルーザー プラドは、1984年に「ランドクルーザー70シリーズ」の一部として誕生しました。より軽量で快適なモデルを求める市場の声に応え、オフロード性能と乗用車の快適性を兼ね備えた車として開発。その後、1990年に「プラド」として独立した名称で販売が開始されると、都市部での使いやすさと耐久性が人気を博しました。 

1996年に発売された2代目モデルでは、スタイリッシュなデザインと高級感を強化し、オンロード性能が向上。また、2000年代以降のモデルでは、先進的な安全装備や電子制御システムが導入され、世界中で幅広い用途に対応するSUVとして定評があります。 

ランドクルーザーの弟分的な存在でありながら、トヨタを代表するSUVとして任意を博してきたプラドですが、2024年4月に惜しまれつつ販売終了。確かな走行性能と街中で使いやすいパッケージングは、新たに発売された「ランドクルーザー 250」に引き継がれることとなります。 

ランドクルーザーとプラドの違いを比較 

ランドクルーザープラド TX

どちらも魅力的なランドクルーザーとプラドですが、どちらを購入するか検討する際には、両車の特徴や違いをしっかりと確認したうえで検討しましょう。 

ランドクルーザーとプラドのそれぞれのスペック、エクステリア、インテリア、燃費、価格の違いを紹介します。 

スペックの違い 

メーカー名 トヨタ 
車種名 / 主要グレード  ランドクルーザー / ZX 
発売時期 2022年4月 
全長×全幅×全高(mm) 4,985×1,980×1,925 
ホイールベース(mm) 2,850 
車両重量(kg) 2,550 
エンジン型式 F33A-FTV(ディーゼル) 
給気方式 ターボ 
総排気量(cc) 3,345 
最高出力(kW[ps]/rpm) 227(309)/4,000 
最大トルク (N・m[kg・m/rpm]) 700(71.4)/1,600-2,600 
WLTCモード燃費(km/L) 9.7 
新車価格(万円) 730 
中古車価格帯(万円) 150~1,960 
メーカー名 トヨタ 
車種名 / 主要グレード  ランドクルーザー プラド / TZ-G 
発売時期 2018年6月 
全長×全幅×全高(mm) 4,825×1,885×1,850 
ホイールベース(mm) 2,790 
車両重量(kg) 2,330 
エンジン型式 1GD-FTV(ディーゼル) 
給気方式 ターボ 
総排気量(cc) 2,754 
最高出力(kW[ps]/rpm) 130 (177) / 3,400 
最大トルク (N・m[kg・m/rpm]) 450 (45.9) / 1,600〜2,400 
WLTCモード燃費(km/L) 11.2 
新車価格(万円) 553 
中古車価格帯(万円) 108~850 

高トルクで余裕のあるディーゼルエンジンを搭載しつつ、豪華さや快適性を求めるグレードで比較しました。 

ランドクルーザーの方が圧倒的にパワフルですが、その分燃費は約9.7km/Lと悪く、プラドの約11.2km/Lと比べると経済性では劣ります。また、ランドクルーザーの新車価格は730万円、プラドは553万円と価格帯にも大きな差があります。ただし、どちらも耐久性の高さから中古車価格が下がりにくい特徴があり、資産価値が高いSUVとして人気です。 

エクステリアとインテリアの違いでコンセプトを表現 

ランドクルーザーとプラドは、同じSUVカテゴリながら異なる個性を持つモデルです。ランドクルーザーは、山道や荒れた地形でも快適に走行できるクロスカントリー車として設計され、その抜群の耐久性と走破性は世界中で高く評価されています。一方、プラドはランドクルーザーのオフロード性能を受け継ぎつつ、都市部やファミリー層向けに使いやすさを追求したモデルです。 

エクステリアでは特にフロントマスクに注目すると、違いがはっきりと分かります。ランドクルーザーは水平基調のデザインで重厚感があり力強い印象を与えるのに対し、プラドは縦のラインを活かしたシャープでアクティブな印象です。 

インテリアにも違いがあり、ランドクルーザーはインパネやドア周りに迫力あるデザインを採用し、高級感を演出しています。一方、プラドはスタイリッシュさと実用性を両立させつつ、柔軟なシートアレンジを可能にすることで、家族が増えたり趣味の荷物を載せたりと、多様なニーズに対応できるよう設計されています。 

それぞれの魅力があるので、用途やライフスタイルに合わせて選びましょう。 

カタログ燃費と実燃費を比較 

実燃費とは、実際に道路を走った時の距離と燃料消費量から割り出した燃費のことで、乗員数や天候、路面状況、ドライバーの運転の仕方などによってその数値は大きく異なります。  

ほとんどの場合、実燃費はカタログ燃費を下回るものとなりますので、維持費の実情を知るためにもカタログ燃費だけでなく実燃費をチェックすることが大切です。  

では、ユーザーが実燃費を投稿できるサイト「e燃費」のデータを元に、それぞれの型路燃費と実燃費を見て比較していきましょう。 

 グレード カタログ燃費 実燃費 
ランドクルーザー ZX 9.7km/L 6.52km/L 
プラド TZ-X 11.2km/L 7.65km/L 

一般的に実燃費はカタログ燃費を大きく下回ります。特にランドクルーザーはパワフルなエンジン性能ゆえに燃費が悪化しやすい傾向があります。比較するとプラドはランドクルーザーよりもやや燃費が良く、維持費を抑えることを優先させたい方には魅力的な選択肢です。 

新車価格と中古車相場の違い 

ランドクルーザーとプラドでは、新車価格と中古車相場に大きな違いがあります。新車価格のランドクルーザーは通常約700万円以上からスタートします。上位グレードやオプションを加えると、価格はさらに上昇し、1,000万円超えることも珍しくありません。一方、ランドクルーザー・プラドは、ランドクルーザーよりも安く、価格は約400万円からスタートします。 

ランドクルーザーは高い人気を誇るため、中古車相場でも価格は依然として高めです。年式や走行距離によりますが、中古車でも約400万円から800万円程度で取引されることが多く見受けられます。特に状態が良好なモデルや人気の高いグレードは価格が安定しており、年数が経過しても高い価値を保つ傾向です。 

一方、プラドの中古車はランドクルーザーと比べると価格が下がりやすく、状態や年式によっては、200万円台から購入可能な場合もあります。プラドはその耐久性やオフロード性能の高さから中古市場でも需要がありますが、ランドクルーザーと比べると手に入れやすい価格帯となっています。 

ランドクルーザーとプラドそれぞれ向いている人 

ランドクルーザープラド TX インパネ

圧倒的な走破性と耐久性を備えたランドクルーザーは、アウトドアや過酷な環境でアクティブに使いたい人に最適です。一方、プラドは街乗りやレジャーにスマートに対応し、日常使いを重視する人にぴったりです。それぞれのSUVがどのような人に向いているのか、特徴を詳しく見ていきましょう。 

アクティブに使うならランドクルーザー 

ランドクルーザーは、頑丈なボディと高い地上高、最新の四輪駆動システムを搭載しており、山道や雪道、未舗装の悪路でも安定した走行が可能です。その卓越したオフロード性能に加え、高級SUVとしての地位を築いており、細部に至るまで上質な仕上がりが魅力です。洗練されたデザインや高級感あふれるインテリアにより、アウトドアでの使用だけでなく、都市での日常生活やビジネスシーンにもマッチします。キャンプや登山では、広い室内空間や快適な乗り心地が利便性を発揮する一方、通勤や長距離移動では静粛性やラグジュアリーな装備で快適な時間を過ごすことができるでしょう。高級SUVとしての風格を持ちながらタフさも兼ね備えているランドクルーザー。そのため、アウトドアが趣味の方や、室内空間を重視する方にとって、多様なシーンで活躍する一台として選ばれ続けています。 

市街地でスマートに乗るならプラド 

市街地でスマートに乗るなら、プラドがおすすめです。オフロード性能に優れたランドクルーザーに対して、プラドは操作性や静寂性に優れているため都会の狭い道や混雑した道路でもスムーズに運転できます。 

ファミリーカーとしても最適で、広い室内空間や快適な乗り心地は長距離移動や旅行にも優れものです。駐車スペースが限られている方や燃費を重視する方にもプラドはおすすめといえます。高いオフロード性能を維持しつつ、日常使いに最適なバランスを持っているのがプラドの魅力です。 

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ランドクルーザーもプラドも魅力的ですが、新車では価格的に手が出にくいという方も少なくないでしょう。そこでおすすめしたいのが、中古車個人売買サービスのカババです。カババなら中間マージンが不要なため、お得な価格で手に入ります。 

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また、ランドクルーザーは需要が供給を大きく上回り、現時点では注文停止状態となっていますが中古車ならすぐに手に入るのも嬉しいポイントです。

まとめ 

ランドクルーザープラド TX

ランドクルーザーとプラドは、いずれもトヨタが誇るSUVですが、それぞれの特徴や用途には大きな違いがあります。ランドクルーザーは、本格的なクロスカントリー車として圧倒的な走破性と耐久性を備え、過酷な環境でも活躍できる性能を持つだけでなく、高級SUVとしての風格も兼ね備えています。卓越した走行性能に加え、上質なインテリアや快適性が、多様なシーンでの利用を可能にしています。一方、プラドはオフロード性能を維持しつつ、街乗りやファミリー層に向けた快適性や使いやすさを重視して開発されています。スタイリッシュなデザインと柔軟なシートアレンジを備え、実用性とラグジュアリーさを両立したモデルです。これにより、アウトドアから日常生活まで、幅広いニーズに応えるSUVとなっています。 

燃費面では、車重の重いランドクルーザーはやや劣り、プラドと比べると維持費が高くなる傾向があります。また、価格面でもランドクルーザーは新車で700万円以上、中古車市場でも高値がつけられることが多いのが特徴です。一方、プラドは比較的手の届きやすい価格帯で、コストパフォーマンスの良さが魅力となっています。 

高級感を享受しつつアクティブに使いたい人にはランドクルーザーが最適です。日常使いや街乗りを重視する人にはプラドが向いています。それぞれの特性を理解し、使う用途やライフスタイルに合った選択をすることが重要です。

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引用・参考