
ジムニーの燃費が悪いって本当?燃費性能をライバル車と徹底比較!

本格的な悪路走破性能を持つスズキ ジムニーは、現行型であるJB64型の登場でそのレトロで無骨なデザインが支持され、幅広いユーザーからの人気を獲得しています。しかし、「ジムニーは燃費が悪い」という評判を耳にすることが多いのも事実です。燃費は維持費に直結する出費となるため、気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事ではジムニーのカタログ燃費から実燃費、年間にかかるガソリン代まで詳しく解説します。気になるライバル車との比較も紹介していくので、ジムニーの購入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
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スズキ ジムニーとは

スズキ ジムニーは、世界的に見ても稀有な存在の小型四輪駆動車です。軽自動車という小さな見た目をしていながら、大型四輪駆動車も凌駕する悪路走破性能と、プロユースにも耐える耐久性を持ち、世界中に多くのファンが存在します。
昨今のアウトドアブームにより、無骨な見た目を演出したSUVが多くのメーカーからリリースされていますが、ジムニーはそれらのシティー派SUVと一線を画す存在です。エンジンやシャーシ、タイヤはもちろん、内外装のデザインも本格的な悪路走行を想定したもの担っています。
また、2018年に発売された現行型であるJB64型ジムニーは、レトロなデザインが若者を中心に人気となり、街乗りをメインにするユーザーの支持も獲得。現行執筆時の2023年7月、発売から5年が経とうとする今になっても、グレードによっては1年半以上の納車待ちが発生するほど人気となっています。
歴代ジムニーの進化ポイントを徹底解説
初代ジムニーが登場したのは、50年以上前の1970年。維持費が安い軽自動車規格のバンでありつつ、大型四輪駆動車以上の悪路走破性能が高く評価され、ビジネス的には大きな成功を収めます。登場初期のエンジンは空冷2気筒の2サイクルエンジンでしたが、1972年に空冷から水冷に変更。さらに、1984年に登場した2代目(JA71型)で、ジムニー初の電子制御式燃料噴射装置を搭載した4サイクルターボエンジンに変更されます。
4サイクルエンジンは2サイクルエンジンに比べ燃費が良く、排気ガスもクリーンです。しかし、低速時のトルク(力強さ)では2サイクルに分があることから、2サイクルエンジンを搭載した2代目初期のSJ30型(1981年登場)が1987年まで併売されます。これは、まさに道なき道を進むことが求められるジムニーらしい象徴的な出来事です。
同じ2代目であるJA11型(1990年登場)から、エンジンの排気量は660ccに拡大。加えて、1995年に登場するJA22型では、それまでのリーフスプリングからコイルスプリングに、ギア比もより高速向けに改良され、より街中使用での快適性が向上しています。
1998年に登場した3代目JB23型は、現在の軽自動車と同じボディサイズに拡大され、一般ユーザー向けモデルは5ナンバーのワゴンモデルのみとなります。デザインはそれまでの無骨なものから丸みを帯びたデザインに変更。2代目よりもさらに街乗りでの快適性を向上させるため、エアバックやABSといった安全装備、パワーウインドウや集中ドアロックなどの快適装備が採用されるようになります。
そして、2018年に現行型にあたる4代目JB64型が登場。ジムニー伝統の悪路走破性能は維持しつつ、衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報などの安全運転支援装置を装備し、専用チューニングされたR06A型ターボエンジンが搭載されます。また、デザインは2代目をオマージュした四角いボディや丸型ヘッドライトを採用しているのも大きな特徴です。
スズキ ジムニーのカタログ燃費

レトロで無骨なデザインと本格的な悪路走破性能を持つジムニーですが、「燃費が悪い」という評判が聞かれます。そこで、現行型のJB64型と先代にあたるJB23型のカタログ燃費を見ていきましょう。
なお、JB64型は2021年のマイナーチェンジ以降、JB23型は最終型のカタログ燃費を記載します。
現行型であるJB64型では、XC / XL / XGという3つのグレードが用意されていますが、グレードによるカタログ燃費の違いはありません。
また、新しいはずのJB64型の方が一見するとカタログ燃費が悪化しているようにも見えますが、これは燃費の算定方式による違いです。
現在のカタログ燃費は、WLTCモード燃費に統一されており、10・15モードやJC08モードに比べ、より実使用に近い条件下で測定されています。そのため、カタログ燃費の数値では、JB64型の方が悪く見えてしまうのです。
その違いは、後述するユーザーから寄せられた「実燃費」のデータを見るとよくわかります。
スズキ ジムニーの実燃費

一般的に、実際に使用した際の燃費は、カタログ燃費よりも低くなる傾向があります。そこで、実際に所有するとなったら気になるジムニーの実燃費を見ていきましょう。
なお、実燃費のデータは、実際のオーナーが燃費記録を載せている情報サイト「みんカラ」および、「e燃費」に掲載されたデータを参考にしています。
4代目JB64型のATモデルを見てみると、カタログ燃費と実燃費の差は1.6km/Lとわずかで、旧世代の測定方法である10・15モードに比べ、WLTCモードがより実仕様に近いことがよくわかります。
しかし、同じJB64型でも、MTモデルはカタログ燃費と大きな差が出てしまっていますが、これはジムニーならではの特徴が大きく影響しているからに他なりません。まず、ジムニーは悪路での走破性能を担保するため、一般的な乗用車よりもエンジンが高回転になりやすいローギアード設定されています。また、機械任せで適切なタイミングでシフトチェンジを行ってくれるATに対し、MTモデルでは運転者の操作具合に大きく左右されます。
つまり、エンジンが高回転になりやすい上に、1段のギアで引っ張れてしまうMTモデルは、どうしても燃費では不利と言わざるを得ません。
スズキ ジムニーの燃費性能が悪い理由

例えば、同じスズキが販売している軽自動車のアルトのカタログ燃費は23.5km/L〜27.7km/Lで、今や20km/L超えは当たり前になりつつあります。そんな令和の現在にあって、ジムニーがなぜ燃費が悪いのか?その理由について解説していきましょう。
悪路を走るジムニーならではの大径タイヤ
ジムニーには悪路でのトラクション性能(駆動力の伝達力)を向上させ、最低地上高を確保するため、175/80R16という大径タイヤが採用されています。タイヤが大きくなれば、当然タイヤそのものの重量が増え、タイヤを回すことにエネルギーを使ってしまい燃費にとっては悪影響となってしまうのです。
ジムニー伝統のラダーフレーム構造
どんな状況でもビクともしない剛性を得るため、ジムニーにはラダーフレーム構造が採用されています。ラダーフレームとは、その名の通り梯子状に鋼材を組んだフレームで、一般的な乗用車に採用されるモノコックフレームに比べ重くなることが避けられません。JB64型の車両重量は1,040〜1,050kgあり、重たい分燃費は悪くなります。
急勾配でももろともしないジムニーの登坂力
何度も書いているように、ジムニーは一般的な乗用車とはことなり、悪路の走破性能が最優先されている車種です。ギア比は一般役な乗用車よりも低く設定されており、高い駆動力が得られる代わりに、エンジンは常に高回転で使われることになります。エンジンの回転数が高いということは、その分燃料を多く消費することになり、燃費は悪くなってしまうのです。
スズキ ジムニーの燃費性能をライバル車と比較

存在感のあるデザインと使い勝手の良さもあり、ジムニーをはじめ、近年SUV車の人気が高まっています。そこで、気になるジムニーのライバル車と燃費性能を比較していきましょう。
スズキ ハスラー
ジムニーと同じスズキから発売されているハスラーは、「遊べる軽」をコンセプトに開発されたクロスオーバーSUVです。X /Gという2つのグレードに、ターボとNA(自然吸気)エンジン、2WDと4WDがそれぞれ用意されます。
ハスラーの大きな特徴は、全車にマイルドハイブリッドを搭載していることです。燃費は20.5〜25.0km/Lと優秀な数値となっています。ただし、あくまでクロスオーバーSUVであるため、ジムニーほどの悪路走行性能は期待できません。
ダイハツ タフト
ダイハツ タフトは、スズキ ハスラーのライバルとして2020年に発売されました。ジムニーに似たカクカクとしたデザインを持ち、運転席と助手席の頭上に広がる「スカイフィールトップ」など、個性的な特徴を持ったクロスオーバーSUVです。
グレード構成はGとXの2種類で、それぞれにターボとNA、2WDと4WDが用意されます。ハイブリッド機構は持たないものの、24.1〜25.7km/Lと優秀。あくまでクロスオーバーSUVのため、ジムニーのように道なき道をいくほどの走行性能は持っていません。
三菱 デリカミニ
2023年5月に誕生した三菱 デリカミニは、1.8mの全高を持つハイトワゴンタイプのクロスオーバーSUVです。三菱の大名跡である「デリカ」の名を冠し、かつてパジェロで一世を風靡した「4WD」の三菱らしく、力強く上質なデザインとなっています。
グレードはターボエンジンを搭載したTとNAエンジンのG、それぞれベースグレードとプレミアムに分類され、パワートレインは2WDと4WD、トランスミッションはCVTのみです。気になる燃費は17.5〜20.9km/Lで、ハスラーやタフトに比べるとやや低い値となっています。しかし、ある程度の悪路走行を許容する走行性能に加え、ハイトワゴンの広い室内を併せ持っているのは大きな強みです。
スズキ ジムニーのガソリン代は年間いくら必要?

車を所有していく上で重要なのが、維持するためにいくら必要かということです。中でも、走れば走る分だけ膨らむ燃料代は、維持費を考える上で外すことはできません。そこで、3つのシチュエーションと走行距離をもとに、1年間のガソリン代をシミュレーションしてみました。
なお、シチュエーションはWLTCモードに準え、「市街地」「郊外路」「高速道路」それぞれを主体として算出していきます。
また、以下の計算式を使用します。
年間走行距離÷WLTC各モードの燃費=ガソリン使用量(1年間)
ガソリン使用量(1年間)×燃料価格(レギュラー160円)=1年間のガソリン代
年間走行距離5,000km:近所の買い物や家族の送迎がメインな方
1ヶ月の走行距離が400km前後で、毎日の買い物や家族の送迎など近場の移動がメインと仮定し、WLTC市街地モード燃費で算出します。
ストップ&ゴーが多くなる信号や渋滞が多い市街地の走行は、ジムニーに限らずもっとも燃費が悪くなるシチュエーションです。停車時のアイドリングでも燃料を消費するのはもちろん、エンジンが高回転で回りやすいジムニーの場合、どうしても燃費は悪くなります。
年間走行距離8,000km:通勤や週末のレジャーをよく楽しむ方
1ヶ月の走行距離が650km前後で、家族で郊外にキャンプやドライブへよく行くと仮定し、WLTC郊外路モード燃費で算出します。
信号や渋滞が少ない郊外路やワインディングでは、エンジン回転数が一定に保たれやすくなります。また、ジムニーが登坂性能に優れていることもあり、燃費としてはもっとも有利なシチュエーションです。
年間走行距離15,000km:県境を跨ぐ通勤や長距離移動が多い方
毎1ヶ月の走行距離が1,200km前後で、高速道路を利用した長距離移動が多いと仮定し、WLTC高速道路モード燃費で算出します。
比較的速度が一定で、高いギアで走行できる高速道路は、車にとってもっとも燃費が良くなるシチュエーションです。しかし、一般的な乗用車と違い、ジムニーは高速道路走行用のギアを持たないため、郊外路に比べて燃費は低下します。
スズキ ジムニーの特徴を紹介

ここまで紹介してきたように、一般的な乗用車やライバル車と比較して、ジムニーの燃費は良くありませんが、今でも長期の納車待ちを抱えるほどジムニーの人気は衰えていません。
そこで、ここからはそんなジムにーの人気の秘密を探るため、ジムニーならではの特徴を改めて詳しく見ていきます。
世界中が注目するジムニーにしかないメカニズム
何度も触れているように、ジムニーを語る上で悪路の走破性は欠かせないポイントです。その性能を担保するため、ジムニーは受け継がれてきた伝統のメカニズムを持っています。
堅牢なラダーフレームや大径タイヤ、剛性と悪路でのトラクション性能で優れた3リンクリジッドアクスル式サスペンション。さらに、2WDと4WDを手動で切り替えられる機械式トランスファー(副変速機)など、これほど本格的な装備を持っているコンパクトSUVは、世界中を探してもジムニーしかありません。
レトロ可愛いだけじゃないジムニーのエクステリアデザイン
現行型であるJB64型ジムニーが人気の理由として挙げられるのが、レトロ可愛いエクステリアデザインです。2代目にあたるJA11型を彷彿とさせる丸型ヘッドライトや角の立ったスクエアなボディは、若者や女性からも人気となっています。
しかし、これらのデザインは、ただ見た目を優先したものではありません。ほぼ垂直に建てられたガラス類は、雪や泥などを落ちやすくするためです。また、四角いボディは、障害物の多い山道での見切りが良くなります。
ワクワク感を演出した機能美溢れるジムニーインテリア
エクステリアと同様に、ジムニーのインテリアには見た目と機能を両立させたこだわりが詰め込まれています。
車両の姿勢を把握しやすい水平基調のダッシュボードや、手袋をしたままでも操作しやすい大型のスイッチ類。また、助手席に乗った人の姿勢を安定させ乗り降りをサポートするグリップなど、ジムニーのインテリアは、過酷な環境での使用を想定したものになっています。
使い倒せるジムニーのラゲッジスペース
ジムニーには、スクエアなボディと広い開口部を活かしたラゲッジスペースが用意されています。リアシート起こした状態の荷室床面長は、奥行きが240mmとやや短くなってしまいますが、リアシートを倒せば980mmとなり、352Lと必要十分な容量を確保可能です。(XGグレードは377L)
また、リアシートの背面と荷室のラゲッジフロアは樹脂化され、汚れた荷物も気兼ねなく詰むことができます。
時代にマッチしたジムニーの電子制御装置
レトロな見た目と伝統的な走行メカニズムが魅力のジムニーですが、最新の電子制御装置も数多く搭載している点も注目したいポイントです。
衝突被害軽減ブレーキや車線逸脱警報機能、誤発信抑制機能などの予防安全支援システムである「スズキセーフティサポート」を全車標準装備しています。
さらに、坂道発進で後退しないようサポートする「ヒルホールドコントロール」や急な下り坂でも速度を一定に保つ「ヒルディセントコントロール」。また、車輪の空転を抑制しトラクションを確保するブレーキLSDトラクションコントロールなど、悪路走行を想定した電子制御装置も充実しています。
スズキ ジムニーを安く購入するならカババがおすすめ

見た目と走行性能の両面で魅力的なジムニーですが、グレードによっては1年以上という長い納車待ちが大きな問題です。できるだけ早くジムニーを手に入れたい場合、中古車の購入を検討することになります。
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まとめ

ジムニーの特徴である本格的な悪路走破性能を担保する代わりに、ジムニーの燃費性能は決して良くありません。しかし、すべては本格的な悪路走行を想定したものであり、雰囲気や見た目だけ無骨にした車種とは一線を画した存在です。
ジムニーには、燃費が悪いというネガティブな要素を払拭して余りある魅力と、メーカーのこだわりが詰まっています。
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