
センチュリーの燃費はどれくらい?実燃費を向上させる方法
鳳凰のエンブレムをフロントグリルにまとった最高級セダン、トヨタ センチュリー。モデルチェンジは数十年に一度、製造は熟練工のみという一般的な乗用車とは一線を画す存在です。風格を漂わせるボディデザインだけを見ても、トヨタのみならず国産車全体との車格の違いを感じさせます。
一方で、環境性能も求められる時代だけに、燃費面で不利な大柄なセンチュリーの燃費性能も気になるところです。そこで、本記事ではさまざまなシチュエーションでの燃費を中心に、センチュリーの特徴を詳しくご紹介します。
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センチュリーとは?

センチュリーは、1967年にトヨタ自動車が販売を開始した最高級乗用車です。政府要人やエグゼクティブ層が利用する、お抱え運転手付きの車「ショーファーカー」目指して開発されました。居住空間は後部座席に座る人を最優先に考えて設計され、後部ドアにいたっては乗り降りする人の立ち居振る舞いにまで配慮された作りになっています。
また、モデルライフが長い点も、センチュリーの特徴です。販売開始から56年も経過していますが、その間のモデルチェンジはわずか2回。技術が日進月歩で進化し続けていることを考えると、異例の少なさです。それだけ1モデルに高い技術を注ぎ込み、丁寧に作り込んでいるからこそ1モデルの寿命を長くできるということでしょう。
生産自体も20年以上のキャリアを持つ職人のみで行われていることからも、トヨタがセンチュリーの品質にいかにこだわっているのかがわかります。例えば、ボディ成形の仕上げは、職人の手作業。専用のハンマーで叩き、グラインダーで磨くことで理想の形に仕上げるというから驚きです。ほかにも、7層にも及ぶ塗装は、途中手作業での水研ぎも挟んで完成までに1週間を要します。
センチュリーの特徴と主要スペック

センチュリーには、一般的な乗用車で設定されているグレードはありません。単一のグレード展開、いわゆるモノグレードとなっている理由は、最高峰の車だからこそ廉価版は必要ないということでしょう。高品質な内外装や静粛性への追求など、すべてが最高級レベルで仕上げられています。
仕様の上質さもさることながら、快適な移動を実現するため、高い動力性能を持っていることもセンチュリーの大きな特徴です。ハイブリッドシステムと組み合わされた5.0LのV型8気筒エンジンは、最高出力381ps、最大トルク52.0kgf・mを発揮。車重が2tを優に超える重いセンチュリーですが、道路状況を問わない快適な移動を実現しています。
また、初代から4ドアセダンを貫いてきたセンチュリーでしたが、2023年9月に3代目の新モデルGRG75型が発表され、大きな注目を集めました。搭載エンジンは、3.5L V6+プラグインハイブリッドに革新。フォルムはいわゆる「SUV」です。後席にはマッサージ機能やリクライニング機能を装備し、セダンよりも更に上を行く快適な空間に仕上がっています。
主要スペック(セダン)
車両型式 | 6AA-UWG60-AEXGH |
車両寸法(全長✕全幅✕全高) | 5,335mm✕1,930mm✕1,505mm |
車両重量 | 2,370kg |
エンジン型式 | 2UR-FSE |
排気量 | 4,968cc |
最高出力 | 280kW(381ps)/ 6,200rpm |
最大トルク | 510N・m(52.0kgf・m)/ 4,000rpm |
センチュリーの燃費はどれくらいなのか

5m以上の全長と約2.3tに及ぶ車重を考えると、センチュリーは燃費面で決して有利とはいえません。しかし、トヨタのお家芸であるハイブリッドシステムを導入したことで、省燃費性能を向上させました。センチュリーの燃費について、走行シーン別に詳しくみていきましょう。なお、カタログ燃費についてWLTCモードの燃費を掲載しています。
市街地や街乗り
センチュリーのカタログ燃費を確認すると、市街地モードでは9.9km/Lです。ストップ&ゴーの多い街なかでは重い車の燃費は悪化しがちですが、大柄なセンチュリーとしては優秀な数値といえます。
さらに、実燃費を計測した結果10.9km/Lというカタログ燃費を上回る情報もありました。なお、実燃費の計測は、10月中旬で天候は曇り時々晴れ、最高気温22度という過ごしやすい気候の中で実施されています。また、別の情報では条件がやや異なるものの、11.9km/Lという結果もありました。
車重2,370kg という巨体を5.0Lという大排気量エンジンで動かすことから市街地での実燃費は不利だと予想されましたが、カタログ燃費をも上回るところにセンチュリーがいかに精巧に作られた車かということがわかります。信号などでの停車後の加速など燃費が悪化しやすいシーンでも、モーターによるEV走行とエンジンをうまく切り替えることで高い燃費性能を発揮しています。
市街地燃費
カタログ燃費(WLTC市街地モード) | 実燃費 |
9.9km/L | 10.9〜11.9km/L |
郊外路
郊外モードのカタログ燃費は、12.5km/Lです。信号などで停止する頻度が低く一定速度で巡航できる郊外路はセンチュリーのような大きな車でも得意とするところですが、12km台中盤という燃費は車格を考えるとかなり優秀といえます。
郊外路の実燃費はカタログ燃費を大きく上回る、13.5km/Lという計測結果がありました。普通車並みの実燃費を、燃費の伸びやすい郊外路とはいえ大柄なセンチュリーで記録したことは驚きです。
センチュリーは、乗り心地を左右するハンドリング性能も高く、操作に対して車が正確に反応してくれるので無理のない運転ができます。スムーズなハンドリングによって搭乗者が安心できることはもちろん、ドライバーの操作に余裕ができることも燃費の向上につながったのかも知れません。
郊外路燃費
カタログ燃費(WLTC郊外モード) | 実燃費 |
12.5km/L | 13.5km/L |
高速道路
高速道路モードでのカタログ燃費は、13.9km/Lです。大柄センチュリーにとって最も得意とする走行シーンとはいえ、14km/Lに迫るカタログ燃費はV8エンジンの完成度の高さをうかがわせます。
さらに、実燃費に至っては14.9km/Lを記録。条件によってはコンパクトカーでも記録しそうな実燃費を、センチュリーで達成しているのはトヨタの技術力の高さによる結果といわざるを得ません。
また、結果的に全ての走行シーンで、実燃費がカタログ燃費を上回りました。実燃費はさまざまな条件に左右されるため、一般的にカタログ燃費よりも悪化します。しかし、カタログ燃費以上の燃費性能を実燃費で記録できるということは、条件を問わずセンチュリーが常に安定した走行をできるということです。
後部座席に乗せる乗員を快適に移動させることにこだわった結果、高い燃費性能にも表れているのかも知れません。
高速道路燃費
カタログ燃費(WLTC郊外モード) | 実燃費 |
13.9km/L | 14.9km/L |
総合燃費
センチュリーのカタログに掲載された総合燃費は、12.4km/Lです。市街地モードこそ10km/Lをわずかに切るものの、車のサイズや重量を考えると総合的にはかなり燃費の良い車種といえます。
走行シーン別に実燃費を計測した情報によると、最終的な総合燃費はカタログ燃費を上回る13.1km/Lにも達したとのこと。全ての走行シーンでカタログ燃費を上回ってたたため当然ではありますが、大柄で取り扱いにくそうなボディにも関わらず苦手な場面がないというのは驚異的な結果です。
センチュリーの燃費性能が良い事実は、乗員の乗り心地だけでなく車としての動力性能が高いことも示しています。加速時やコーナリング時に無理な運転操作が必要ないため、結果として燃費が安定していると考えられるためです。
総合燃費
カタログ燃費(WLTCモード) | 実燃費 |
12.4km/L | 14.9km/L |
センチュリーの燃費を向上させる方法

車の特徴に対してもともと燃費性能の良いセンチュリーですが、いくつかのポイントに気をつけることでさらに燃費を伸ばすことも可能です。センチュリーの燃費を向上させるための方法を、4つご紹介します。
緩やかな加減速を心がける
センチュリーの燃費で重要なのは、急な加減速をしないことです。車重の重いセンチュリーは、特に加速時に多く燃料を消費します。また、減速自体は直接燃費に影響しませんが、急減速が必要になるということは不要な加速をしているということです。先を見通して必要のない加速を極力しないことで、燃費はより向上します。
さらに、高速走行時に速度を出しすぎないことも、燃費を向上させるポイントです。速度が上がるほど、車体が受ける空気抵抗の力が大きくなって燃費が悪化します。センチュリーは居住性を確保する空力的には不利な形状のため、空気抵抗による燃費への影響は顕著です。
適切にエアコンを使用する
適切なエアコンの使用も、燃費を向上させる対策のひとつです。センチュリーのエアコンは電動エアコンのため、直接燃料は消費しません。しかし、エアコンの作動でバッテリー量が低下すると、EV走行できる場面でもエンジンでの走行を余儀なくされて燃費が悪化します。
センチュリーには、「エコ」「ノーマル」「スポーツ」「スポーツ+」の4つの走行モードが備えられています。パワーのある車だけに、通常の走行はエコモードで十分です。「暑い」という声が後席からない限り、エコモードを利用することでも燃費を向上できます。
タイヤを適正な空気圧に保つ
常に適正なタイヤ空気圧に調整しておくことも、センチュリーの燃費向上に重要なポイントです。特にセンチュリーのように車重の重い車は、タイヤが適正な空気圧になっていないと燃費が悪化するばかりか走行性能や快適性に支障が出るケースもあります。
新品タイヤとホイールを使用していても、タイヤの空気圧は徐々に抜けていくものです。給油時などを利用して、定期的に空気圧を確認するようにしましょう。
定期的にエンジンオイルを交換する
定期的にオイル交換をしてエンジンを最適な状態に保っておかないと、燃費性能は徐々に悪化します。センチュリーの燃費の良さはハイブリッドシステムによる恩恵もありますが、5.0Lという大排気量の高効率エンジンが重要なことはいうまでもありません。エンジンが最高のパフォーマンスを発揮できるよう、定期的なエンジンオイルの交換が重要です。
また、オイル交換を怠ると、エンジンの出力低下も招きかねません。国内最高峰の車だけに、メンテナンスをしっかりとして大切に乗りたいものです。
なるべく年式の新しいものを選ぶ
センチュリーを購入する際は、できるだけ年式のあたらしい車輌を選びましょう。年式が古くなると、各部の劣化から設計時の燃費を発揮できなくなることもあります。一つ一つ職人の手で丁寧に作られたセンチュリーであっても、パーツの経年劣化は避けられません。
特にエンジンは、燃費性能に大きく影響します。中古車で購入する際は、年式や走行距離といった書類上のデータだけでなく、メンテナンス状態もしっかりと確認することが重要です。
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まとめ

最高級の品質と優れた車内の快適性を誇る、トヨタ センチュリー。現行の3代目からはハイブリッド化され、高い燃費性能も実現しました。一方で、先代以前のセンチュリーも完成度は高く、最高峰に相応しい乗り心地と走行性能を味わえます。
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引用・参考
https://www.toyota.co.jp/jpn/company/history/75years/vehicle_lineage/car/id60010476/index.html
https://toyota.jp/pages/contents/century/003_p_001/4.0/pdf/spec/century_spec_202204.pdf
https://kuruma-news.jp/post/248182/2
https://toyota.jp/centurynewbt/?padid=from_century_brand_century