
歴代プリウスを振り返る!初代から現行モデルまでの特徴&変化をわかりやすく解説!
1997年、世界初の量産ハイブリッドカーとして誕生したトヨタ プリウスは、環境性能の革新を牽引する存在として自動車業界に新たな基準を打ち立てました。以来、5世代にわたり進化を重ね、燃費性能のみならず、走行性能やデザイン、安全性など、すべての面で大きな進歩を遂げてきました。
この記事では、初代から現行の5代目プリウスまで、各世代の特徴と変遷を振り返りながら、その魅力と進化の軌跡を詳しく紹介します。
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歴代プリウス【初代~5代目】

初代モデルから現行の5代目モデルを見てみましょう。
初代プリウス(1997年~2003年)
「21世紀に間に合いました」というキャッチコピーで登場した初代プリウスは、1997年に世界初の量産型ハイブリッドカーとして発売されました。トヨタが掲げた「地球環境と調和したクルマづくり」の象徴であり、次世代のクルマ像を提示する先駆け的な存在となりました。「プリウス」という名前はラテン語で「先駆け」を意味し、その名の通り、ハイブリッド技術による未来への道を切り拓いたモデルです。
動力源には、1.5L直列4気筒エンジンと電動モーターを組み合わせた「トヨタハイブリッドシステム(THS)」を搭載しました。走行中のエネルギー回生、停車中のエンジン自動停止といった機能により、当時のガソリン車の約2倍となる28.0km/L(10・15モード)の低燃費を実現しました。CO2排出量はおよそ半減し、有害排出物の大幅低減にも成功しました。まさに「走る環境技術」と呼ぶにふさわしい性能を備えていました。
エクステリアは、空力性能を重視した滑らかなモノフォルムデザインを採用し、コンピューター解析によって導き出された形状やフラットな床下構造などが、Cd値0.30という当時トップレベルの空気抵抗係数を実現しています。また、電動パワーステアリングや低転がり抵抗タイヤ、軽量アルミホイールなど、細部まで燃費向上を徹底的に追求していました。
初代プリウスは、1997年から2003年まで販売され、2000年には北米や欧州市場にも展開し、発売当初は一部の先進ユーザーに向けたイメージもありましたが、次第にその環境性能と技術革新が高く評価され、世界中で累計12万台以上を販売しました。まさに、ハイブリッド車の先駆者としての道を切り開いたモデルといえるでしょう。
2代目プリウス(2003年~2009年)
2003年にフルモデルチェンジを受けて誕生した2代目プリウスは、ハイブリッド車のイメージを大きく刷新し、新たな時代の幕開けを象徴する存在となりました。ボディ形状は初代のセダンスタイルから一新され、5ドアハッチバックの「トライアングルモノフォルム」デザインを採用し、三角形をモチーフにしたこのフォルムは、空力性能を高めると同時に、広々とした室内空間を実現しました。
搭載されたハイブリッドシステムは、進化を遂げた「THS II(トヨタ・ハイブリッド・システムII)」が採用されました。エンジンとモーターの連携性能がさらに向上し、燃費は当時世界最高水準の35.5km/L(10・15モード)を達成。走りの滑らかさと力強さも兼ね備え、環境性能とドライビングプレジャーの両立を実現しました。
また、2代目プリウスは数々の先進技術を初搭載したことでも注目を集めました。ステアリング操作を支援する「インテリジェントパーキングアシスト」や、車両の安定性を高める「S-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)」など、当時世界初の機能が多数採用されました。加えて、時速約55km以下でモーターのみの走行が可能な「EVドライブモード」も導入され、静粛性にも配慮されています。
操作系も一新され、軽いタッチで操作できる「エレクトロシフトマチック」や、「スマートエントリー&スタート」など、今日のクルマには当たり前となった装備をいち早く導入しました。
世界40以上の国と地域で販売され、初代を大きく上回る約119万台を販売しました。2代目プリウスは、ハイブリッドカーの本格的な普及に大きく貢献したモデルとなりました。
3代目プリウス(2009年~2015年)
2009年に登場した3代目プリウスは、環境性能と走行性能のさらなる進化を目指して全面刷新されました。大ヒットを記録した2代目のコンセプトを受け継ぎつつ、ハイブリッドシステム「THS II」を大幅に改良。90%以上のコンポーネントを新開発し、リダクション機構を加えることで、燃費性能と力強い加速の両立を実現しました。
搭載された1.8Lの直列4気筒エンジン「2ZR-FXE」は、従来の1.5Lより排気量を拡大しながらも回転数を抑える設計で、高速巡航時の燃費向上に寄与しました。さらに、トヨタ初となる電動ウォーターポンプや、排気熱を利用するヒーターシステム、クールEGRなどの新技術が採用され、省エネ性と環境対応力が大幅に強化されました。
エクステリアでは、空力を追求した「エアマネジメント」デザインを導入し、ルーフ形状やバンパー形状の工夫により、世界トップレベルの空気抵抗係数(Cd値)を実現しています。また、インテリアも操作性と視認性が向上し、ドライバー中心のコックピットへと進化しました。
発売直後から注文が殺到し、月販目標の18倍となる18万台を記録しました。日本カー・オブ・ザ・イヤーも受賞するなど、国内外で高い評価を獲得しました。燃費は当時世界最高水準の38.0km/L(10・15モード)を達成し、プリウスの名を不動のものにした1台です。
4代目プリウス(2015年~2023年)
2015年12月に登場した4代目プリウスは、トヨタが提唱する「TNGA(Toyota New Global Architecture)」を本格的に採用した初の量産車として、大きな進化を遂げました。従来の「トライアングルモノフォルム」を継承しつつ、全高を20mm低くし、ルーフのピーク位置を前方に移すことで、より低重心かつ空力性能に優れたスタイリングに刷新しました。その結果、Cd値(空気抵抗係数)0.24という、当時世界トップクラスの数値を実現しています。
走行性能の面でも飛躍的な進化がありました。ボディ剛性は約60%向上し、レーザースクリュー溶接や構造用接着剤の採用でしなやかかつ安定した乗り味を実現しました。サスペンションには新たにダブルウィッシュボーン式リヤサスペンションを採用し、操縦安定性と乗り心地の両立を果たしました。さらに、電気式四輪駆動「E-Four」や先進の安全機能「Toyota Safety Sense P」、車両間通信システム「ITS Connect」なども搭載され、安全性・利便性が格段に向上しました。
パワートレインには、熱効率40%を誇る改良型1.8Lエンジン「2ZR-FXE」を採用し、燃焼効率や冷却性能を徹底的に見直すことで、JC08モード燃費は40.8km/Lを達成しました。また、ハイブリッドシステム全体の小型・軽量化と損失低減が図られ、パワーコントロールユニットや駆動用バッテリーの配置最適化により、ラゲッジスペースは大幅に拡大されました。
インテリアでは、視線移動を抑えるスイッチ配置や、座面の素材・厚みに工夫を凝らしたシート設計により、長時間の運転でも疲れにくい快適な空間を実現し、遮音・吸音材の強化により、静粛性も一段と向上しました。
販売面では国内累計約80万台を記録しました。3代目に比べ販売台数は減少したものの、ハイブリッド技術のさらなる普及というプリウスの使命をしっかりと果たしたモデルといえるでしょう。
5代目プリウス(2023年~)
2023年1月に登場した5代目プリウスは、「ハイブリッドリボーン」をテーマに掲げ、従来のプリウスのイメージを大きく刷新したモデルです。これまでの「燃費に優れた実用車」という印象を覆し、走りの楽しさやスタイリッシュなデザイン、そして直感的な操作性を追求することで、より感性に訴えるモデルへと進化しました。
エクステリアデザインは、プリウス伝統の「モノフォルムシルエット」を継承しつつ、低重心でワイドなプロポーションを実現し、ダイナミックかつ洗練された印象を与えるスタイルへと生まれ変わっています。第2世代のTNGAプラットフォームを採用することで、19インチの大径タイヤの装着や、安定感のある走行性能も実現しています。
インテリアには「アイランドアーキテクチャー」コンセプトを採用し、開放感と操作のしやすさを両立。運転席前方にメーターを配置し、ステアリング越しに確認できる設計とするなど、ユーザビリティも向上しています。12.3インチディスプレイオーディオや先進の安全運転支援機能「Toyota Safety Sense」など、装備面も充実しています。
パワートレインは、1.8Lと2.0Lの2種類のハイブリッドシステムが用意されています。特に2.0Lモデルは、144kW(196PS)という高出力を誇り、よりダイレクトで力強い走りを提供します。燃費性能も優れており、1.8L搭載の「U」グレードではWLTCモードで32.6km/Lを達成。環境性能と走行性能の高次元でのバランスを実現しています。
5代目プリウスは、ただ燃費が良いだけではなく、「乗る楽しさ」や「所有する喜び」までも満たす、まさに新世代のハイブリッドカーと言えるでしょう。
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現行モデルはもちろん、世代ごとに違った魅力を持つプリウスを探している方にもぴったりです。中古車の在庫は日々入れ替わるので、気になる方はこまめにチェックしてみてください。
まとめ

1997年に登場した初代プリウスは、世界初の量産ハイブリッドカーとして自動車史に大きな足跡を残しました。そこから5代目に至るまで、プリウスは常に時代のニーズに応えながら、燃費性能だけでなく走行性能やデザイン性、安全性に至るまで絶えず進化を続けてきました。
各世代のプリウスには、その時代ごとの環境問題への意識や、技術革新、自動車のあり方に対する新たな提案が詰め込まれており、単なるエコカーにとどまらない存在感を放っています。特に近年のモデルでは、ドライバーの感性に響くような走りやデザインにも重点が置かれ、より「愛されるクルマ」としての魅力を増しています。
現在では中古市場にも多くの歴代モデルが流通しており、燃費重視のシンプルな一台から、走りやデザインにこだわった最新モデルまで、自分の価値観に合ったプリウスを見つけることができます。
プリウスの歴史をたどった今だからこそ、あなたにとって最適な一台を見つけ、ハイブリッドカーの魅力を体感してみてはいかがでしょうか。
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引用・参考
https://kinto-jp.com/magazine/k20240909-1
https://www.toyota-mobility-kanagawa.jp/column/202302-2_prius-rekidai