カローラ

歴代カローラを振り返る!初代から現行モデルまでの特徴&変化をわかりやすく解説!

1966年に誕生したトヨタ カローラは、「人々の暮らしを支えるクルマ」として、日本だけでなく世界中で愛され続けてきたロングセラーモデルです。時代ごとのニーズやライフスタイルの変化に寄り添いながら、カローラは常に進化を遂げてきました。実用性や信頼性に加え、デザイン、安全性能、環境性能も大きく向上し、幅広い世代に支持されています。

この記事では、初代から現行モデルまで、カローラの歴代モデルを振り返りながら、その魅力と歩みを詳しく紹介していきます。

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歴代カローラ【初代~4代目】

カローラ

初代モデルから4代目モデルを見てみましょう。

初代カローラ E1型(1966~1970年)

1966年11月、トヨタは「パブリカ」と「コロナ」の中間に位置する新たな小型セダンとして、初代カローラ(E1型)を発売しました。もともとは当時の大衆車の主流である1,000ccクラスとして開発されていましたが、日産「サニー」の登場を見据え、急遽1,100ccへと拡大し、「プラス100ccの余裕」というキャッチコピーで市場に登場しました。

高級感ある内外装に加え、高速巡航性能や快適性、耐久性にも優れ、欧州車に匹敵する性能を目指した「80点+α主義」の思想が反映されています。外観はセミファストバックスタイルを採用し、華やかなボディカラーとギリシャ神話をモチーフにした内装デザインで個性を演出しました。マクファーソンストラット式フロントサスペンションの採用など、先進技術も積極的に導入されました。

発売翌年の1967年には4ドアセダンやバンも追加され、ファミリー層を中心に人気が拡大し、1970年までに約77万台を生産・販売し、日本に本格的なモータリゼーションをもたらした記念すべきモデルとなりました。

2代目カローラ E2型(1970~1974年)

1970年5月、トヨタは初代からの進化を遂げた2代目カローラを「ALL NEW カローラ」というキャッチコピーとともに発表しました。日本が高度経済成長の終盤に差しかかり、東名高速の全線開通を迎えた「高速時代」の幕開けと共に登場したこのモデルは、走行性能や快適性、安全性において大幅な進化を遂げました。

ボディサイズは初代より一回り大きくなり、2ドア/4ドアセダン、2ドアクーペ、2ドア/4ドアバンという5つのバリエーションが揃いました。燃料タンクも拡大され、東京から西宮まで無給油で走行できる設計がなされるなど、高速巡航性能を重視した設計が特徴です。搭載エンジンは1.2Lを中心に、後に1.4L、1.6Lも追加され、5速MTの設定も加わるなどスポーティな性能も強化されました。

外観は三角窓の廃止や樹脂製パーツを用いた個性的なデザインが採用され、室内にはハイバックシートや北欧家具調のインテリアを導入しました。安全面でも3点式シートベルトやヘッドレストの標準装備化などが進められました。

こうした進化により、2代目カローラは登場からわずか3年半で累計生産台数100万台を突破し、さらに幅広い層に支持されるベストセラーカーとして地位を確立しました。

3代目カローラ E30/E50型(1974~1979年)

1974年4月に登場した3代目カローラは、「30(サンマル)」の愛称で親しまれ、排出ガス規制や衝突安全性といった新たな課題に対応した、次世代のファミリーカーとして開発されました。キャッチコピーは「ぴったりサイズでおおきなゆとり」の通り、室内の居住性が向上し、家族での使用にさらに適したモデルへと進化しました。

ボディタイプは2/4ドアセダン、2ドアハードトップ、2/4ドアバンに加え、1977年には2ドアクーペも追加されました。パワートレインには1.2L・1.4L・1.6Lのガソリンエンジンを揃え、快適性と経済性のバランスを追求しました。また、衝撃吸収バンパーやELR付きシートベルトなど、安全装備の充実も図られました。

この時期は第一次オイルショックや排ガス規制といった社会的な逆風が吹く中で、トヨタは燃費性能と環境性能を高める技術革新を進め、快適性にも配慮し、静粛性や空調性能も大きく向上しました。

世界市場への本格展開も始まり、3代目カローラはグローバルカーとしての地位を確立し、その結果、車名別世界販売台数で初めてトップに立つという快挙を成し遂げました。

4代目カローラ E70型(1979~1983年)

1979年3月に登場した4代目カローラは、直線基調のシャープなデザインを採用し、「スケール大きく いい友誕生!」というキャッチコピーのもと、全長・ホイールベース・トレッドを拡大し、室内空間や安定性の向上を実現しました。

ボディバリエーションはセダン(2/4ドア)、ハードトップ、クーペ、リフトバック、バン(2/4ドア)と、歴代最多のラインナップを展開しました。特にセダン系にはカローラ唯一となる丸型4灯ヘッドランプが採用され、スポーティモデル「GT」や「レビン」にはウレタンバンパーが装備されるなど、個性と存在感が際立ちました。

新開発のSOHCエンジンを含む1.3L~1.8Lの多彩なエンジンラインナップや、全車にフロントディスクブレーキを標準装備するなど、走行性能や安全性も向上しました。また、乗り心地を改善するためにリアサスペンションも刷新され、ファミリーカーとしての完成度をさらに高めました。

このモデルは、1983年に累計生産1,000万台を突破する大きな節目を迎え、世界のカローラとしての地位をさらに盤石なものにしました。

歴代カローラ【5代目~8代目】

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5代目モデルから8代目モデルを見てみましょう。

5代目カローラ E80型(1983~1987年)

1983年5月に登場した5代目カローラは、シリーズ初となる前輪駆動(FF)方式の採用によって、カローラの歴史に大きな転換点を刻んだモデルです。キャッチコピーは「素敵にNEWカローラ」でした。

FF化されたセダンとリフトバックは、室内スペースの大幅な拡張と、より安定した走行性能を実現しました。一方で、クーペ系は後輪駆動(FR)を継続し、名車「カローラレビンAE86(ハチロク)」が誕生しました。スポーツ走行を楽しむ層から高い支持を集め、今なお多くのファンに愛され続けています。

外観は欧州テイストを取り入れたスラントノーズデザインや異形ヘッドランプ、樹脂製バンパーが特徴で、スタイリッシュかつ先進的な印象を与えました。さらに、ドアミラーの標準装備や全車トリップメーターの搭載など、装備の充実も進みました。

エンジンは1.3L、1.5L、1.8Lディーゼル、1.6L EFI付の4種類を展開し、軽量・高効率な設計で経済性とパワーを両立しました。電子制御4速ATやデジタルメーター、オートドライブなど、快適性を高める先進装備も用意されました。

5代目カローラは、日常の使いやすさからスポーツ性能までを網羅した、多面的な魅力を持つモデルとして、新時代の幕開けを飾りました。

6代目カローラ E90型(1987~1991年)

1987年5月に登場した6代目カローラは、「クラスを超えた世界のハイクオリティセダン」という開発テーマのもと、上級車並みの質感と快適性を実現したモデルでした。

エクステリアは、従来より全高を抑えつつ丸みを帯びた流麗なスタイルを採用しました。インテリアでは、上質な内装材とゆとりある空間設計により、ひとクラス上の乗り心地を提供しました。最上級グレード「SEリミテッド」には、パワーウィンドウや電動格納ミラーが標準装備されるなど、装備面でも充実が図られました。

パワートレインには、静粛性と燃費性能を兼ね備えた「ハイメカツインカム」エンジンをはじめ、1.3L~1.6Lのガソリンエンジンと1.8Lディーゼルを用意し、1989年にはシリーズ初の4WDモデルも追加され、雪道や悪路での対応力も強化されました。

高品質な走行性能と快適装備が評価され、1990年には年間30万台以上を販売しました。これは当時の国産車として歴代最多の記録で、6代目カローラの人気と完成度の高さを物語っています。

7代目カローラ E10型(1991~1995年)

1991年6月に登場した7代目カローラは、「大きな、愛のような、カローラ誕生」というキャッチコピーとともに、高級化路線の完成形とも言える存在感でデビューしました。バブル景気の余韻が残る当時、潤沢な開発予算を背景に、従来の大衆車のイメージを覆す高品質な仕上がりが実現されました。

外観はホイールベースや全長、全幅、全高すべてが拡大され、柔らかな曲線を用いた堂々としたデザインが印象的でした。ボディには防錆性能に優れた亜鉛メッキ鋼板を使用し、長期使用にも耐える耐久性を確保しました。内装も木目調パネルや上質なシート素材が採用されるなど、まるで高級セダンのような上質感を演出していました。

搭載されたエンジンは1.3Lから2.0Lディーゼルまで5種類で、中でもハイメカツインカムや20バルブDOHCなど、高性能かつ燃費性能に優れたパワーユニットが人気を集めました。加えて、全車に4輪独立懸架サスペンションを採用し、走行性能と快適性を両立しました。

すべてにおいて質を追求した7代目カローラは、単なる大衆車を超えた「感動のカローラ」として高く評価されました。

8代目カローラ E11型(1995~2000年)

1995年5月に登場した8代目カローラは、先代で進められた高級化路線から一転、「シンプルで使いやすい大衆車」という原点に立ち返ったモデルで、不況の影響を受け、無駄を省いた合理的な開発思想が随所に見られました。

軽量化が大きなテーマで、ボディ構造の見直しにより最大で約50kgの軽量化を達成しました。その結果、燃費性能が向上し、クラストップレベルの経済性を実現しました。さらに、リサイクル性の向上や、前席エアバッグの標準装備など、環境や安全への配慮も強化されました。

エンジンは、VVT付きの1.6L 5バルブエンジンを筆頭に、1.3L・1.5Lのハイメカツインカム、そしてNOx・黒煙対策が施された2.0Lディーゼルを設定し、駆動方式はFFと4WD、トランスミッションは5速MTまたは4速ATを用意し、多彩なニーズに対応しました。

また、カローラ レビン(2ドアクーペ)、ワゴン、バン、セレス(4ドアハードトップ)、スパシオ(ミニバン)といった派生車種も充実しており、8代目カローラは、合理性と実用性を重視しながらも、豊富なバリエーションで幅広い層のユーザーに応えた一台です。

歴代カローラ【9代目~12代目】

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9代目モデルから現行の12代目モデルを見てみましょう。

9代目カローラ E12/E13型(2000~2006年)

2000年8月に登場した9代目カローラは、「New Century Value(新世紀の価値)」をテーマに、これまでのイメージを大きく刷新しました。キャッチコピーは「変われるって、ドキドキ。」の言葉通り、内外装・走行性能ともに大きな変革を遂げたモデルです。

従来の中高年層向けの保守的デザインから脱却し、若々しく流れるようなフォルムを採用し、空力性能にも優れ、燃費と走行安定性が向上しました。新開発のプラットフォームによりボディサイズを拡大し、135mm延長されたホイールベースは、室内の広さと乗り心地の質を一段と高めています。

エンジンにはVVT-i搭載の1.3L・1.5L・1.8Lの3タイプを用意し、ディーゼルには2.2L SOHCを設定し、トランスミッションは5速MTまたは電子制御の4速AT「Super ECT」が採用されました。リアサスペンションにはトーションビーム式(4WDはダブルウィッシュボーン)を採用し、操縦安定性も向上しました。

ボディタイプは4ドアセダンと新設の5ドアワゴン「フィールダー」の2本立てに絞られ、長らく親しまれた「カローラ レビン」などのスポーツモデルは姿を消しました。VSC(横滑り防止装置)やTRC(トラクションコントロール)など先進安全装備も導入され、上質で快適なコンパクトカーとして高い評価を獲得し、累計生産台数は3,000万台を突破しました。

10代目カローラ E14/E15型(2006~2012年)

2006年10月、10代目カローラが「新しい尺度」をテーマに登場しました。このモデルは、デザインと技術の両面で新たな基準を打ち立て、2007年度のグッドデザイン賞を受賞するなど、その革新性が高く評価されました。

10代目カローラの最大の特徴は、セダンモデルに「アクシオ」というサブネームが与えられ、新しいブランド展開が始まったことです。外観は洗練されたプロポーションで、ワイドな室内空間が印象的でした。また、全車にバックモニターを標準装備し、駐車時の負担を軽減する技術が採用されました。さらに、インテリジェントパーキングシステムやプリクラッシュセーフティなど、先進的な安全装備も導入され、利便性と安全性が大きく向上しています。

エンジンには、走行性能と環境性能を両立させたVVT-i技術を搭載した1.5リッターおよび1.8リッターエンジンが採用され、燃費性能が大幅に改善されました。これにより、国内最高水準の排出ガス基準をクリアし、環境にも配慮したモデルとなっています。

足回りは、フロントにマクファーソンストラット式、リヤにトーションビーム式を採用し、安定性と乗り心地が向上し、快適な走行が可能となりました。

実用性と先進技術が融合したこの10代目カローラは、多くの人々に長く愛される一台となりました。

11代目カローラ E17型(2012~2019年)

2012年5月に登場した11代目カローラは、「これからを生きる人のコレカラ カローラ」のキャッチコピーで、新たな時代を象徴するモデルとして登場しました。従来のカローラらしさを大切にしつつ、ダウンサイジングを進め、よりコンパクトで扱いやすい車に進化しました。

このモデルは「大人4人が快適に長距離を移動できるミニマムサイズのコンパクトカー」をテーマに開発され、特に都市部での取り回しやすさが重視されています。室内は広く、後席やラゲージスペースの使い勝手も向上し、日常の使い勝手が大きく改善されました。

エンジンは1.5リッターと1.3リッターに変更され、走行性能と燃費性能が大幅に向上しました。特に1.3リッターエンジンは、環境性能にも配慮し、低燃費を実現しました。2013年にはカローラ初のハイブリッドモデルも登場し、33km/L(JC08モード)という高い燃費性能を実現しました。

安全面でも進化が見られ、VSC(横滑り防止機構)やTRC(トラクション・コントロール)などの安全技術を全車標準装備し、運転者と乗員の安全性が大きく向上しました。

また、11代目カローラは東北復興を支援するため、宮城県のセントラル自動車工場で生産され、「東北生まれの日本のカローラ」としての新たな意味も持つようになりました。シンプルで扱いやすく、燃費性能や安全性に優れたこのモデルは、幅広い層に支持されることとなりました。

12代目カローラ E21型(2019年~)

2019年9月に発売された12代目カローラは、「あなたの真ん中へ。この世界の真ん中へ。」というキャッチコピーと共に登場し、全く新しい魅力を持ったモデルとして登場しました。トヨタの新開発TNGAプラットフォームを採用し、走行性能、静粛性、そして操縦安定性を大幅に向上させ、これまでのカローラにはなかった上質な乗り心地を実現しています。

デザイン面では、流麗で伸びやかなフォルムを採用し、低重心で品格あるリヤビューを実現しています。セダンとしてはもちろん、コンパクトで取り回しの良さを保ちながらも、広々とした室内空間と快適な走行性能を両立させました。また、より多くの選択肢を提供するために、セダン、スポーツ、ツーリング、クロスオーバーSUV「カローラ クロス」や、GRスポーツモデルまで、さまざまなスタイルが展開されています。

安全性能では、トヨタの最新技術「Toyota Safety Sense」を全車標準装備し、運転支援技術を充実させました。さらに、ディスプレイオーディオを標準搭載し、スマートフォンとの連携で便利で快適なカーライフをサポートしています。ハイブリッドシステムも搭載され、優れた燃費性能を発揮し、環境にも配慮されています。

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現行モデルはもちろん、世代ごとに違った魅力を持つカローラを探している方にもぴったりです。中古車の在庫は日々入れ替わるので、気になる方はこまめにチェックしてみてください。

まとめ

カローラ

1966年に誕生したトヨタ カローラは、「誰もが安心して乗れるクルマ」を目指して進化を続けてきました。実用性や経済性はもちろん、時代とともに快適性や安全性、さらには環境性能やデザイン性まで磨かれ、常にユーザーの期待に応えてきたモデルです。

近年では、セダンやワゴン、スポーツ、SUVなど多彩なスタイルが揃い、ライフスタイルや好みに合わせて選べる幅広いラインアップが魅力です。中古市場にも多くの世代が流通しており、自分にぴったりのカローラを見つけやすくなっています。

半世紀以上にわたり人々の生活を支え続けてきたカローラ。その歴史を知ることで、より愛着の湧く1台と出会えるかもしれません。

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引用・参考